「えっちゃん、このガラス戸だけは、もしこの家を出るときは持って出てね(笑)」
自宅の窓ガラスが、昭和の木枠のガラス戸で、薄い板ガラスにヒビが入っていて・・・。紙テープで止めてあり・・。 なんだかコントに出てくるビンボー家みたいなのって笑ったら、川合さんが即座にステンドグラス用の ゆらゆらガラスを入れてくれて・・・。あんまりステキになってしまったので口あんぐりあけて驚いた私たちに 言ってくれた、10数年前の言葉・・・。 この家出るときなんて・・・。きっと、大家さんが取り壊しを決めるときかなぁ・・・。そんな日が早くきたら困るなぁ・・。 月日が経つのは早いもので。 来月には工房に引越しをしないと、ホントにもう、解体業者さんには連絡済とのことで・・・。(トホホ・・・) 「ガラス戸?建具でもなんでも、使えるものがあったら持ってでていいですよ~」大家さん。 工房の北側の部屋を今、大工さんに補修してもらっているのだけれど。 「明り取りにハメ殺しの窓でも入れる?」という大工さんの提案に・・・。 「ある!ありますっ!!」 川合さんに入れてもらったガラス戸は、3枚。北側の明り取りには1枚しか使えないなぁ・・・。 あと2枚、どこに使えるかなぁ・・・。 玄関脇、格子戸の奥が障子という、昔ながらの作りに惹かれた工房。その障子のサイズと・・・? 「ピッタンコだっ!!」クニヒサ。障子は障子でイイし、ガラス戸は明るいから気分で変えられるっ!! ほんとにキツキツのサイズなので、グラインダーで削って・・・。 「あぁ~っ!!でもちょっとサイズが・・・。窓のほうが大きくて、7センチくらい重なるのが気になるなぁ・・。」クニヒサ。 そんなもんといえば、そんなもん・・・。というくらいの懐の深さが、古い家にはあるような・・・!? 新しいモノ。外国のアンティーク。日本の古道具。はたまた北欧の巨匠デザイナーの椅子まで・・・なんてことなく 呑み込んでしまう、築120年の田舎家。 無垢の木材だけじゃなくて、プライウッドもコンパネも、ビスも。効果的に使われたら、ゴックンと呑み込めるハズ。 一方向だけじゃなくて、多方向から生活を楽しむ工房兼、自宅にしたいなぁ・・・と。 ちょっとずつ片付けを進めながら、ちょっとずつはた織りを進めながら・・・。思いついたときに「コレ使おう!」の日々。 なんだかヒジョーに落ち着かないんだけれど、なんだかとっても楽しいかも!?のここ最近。
by senshoku-iwasaki
| 2011-02-17 22:13
| 工房改築
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