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『素晴らしい』より『カッコイイ』
iwasakiの定番の『楊柳のストール』。
その広幅でタテのストライプが利いた、dorisのシリーズはこれまに何度か作ってきましたが。
最新作のdorisの房を、ヨリヨリしていたところ・・・
「おぉっ!かぁちゃん、ソレ、カッコイイじゃんっ!」息子。
「嬉しいコト言ってくれるね~!『カッコイイ』は最高の褒め言葉だね~」私。
「やっぱり!?かぁちゃんもそう思う?オレは、たまに年配の先生から『素晴らしいお子さん』って言ってもらうコトがある
んだけど、あんまりピンとこないんだ。」息子。
「きっと『素晴らしい』には、先生のそれまでの経験とか知識から・・あーたみたいに褒めるところが無さそうなタイプから
でも、どうにか引き出した感があるのかしらね~。」私。
「かぁちゃん、そんなぁ・・・。でも、『カッコイイ』には直感だけか~。」息子。
「そうなのよ!おデブちゃん、大切なのは『考えるより感じろ』なのよっ!」私。
「そういやオレ、車には興味ないけどさ。「ナカムラサン」や、時々ウチに来る、とうちゃんたちが「トモエクン」って言ってる人の車は『カッコイイ』と思うんだ。おデブじゃないけど。」息子。
「たしかに・・。「ナカムラサン」のボルボは1974年式だったかな・・。「トモエクン」のはそれよりもっと前の1960年代の
イギリスの・・・なんって名前だったかなぁ・・?とにかく、確かに共に車が『カッコイイ』時代に中でも更に『カッコイイ』といった名車っつう感じやね~・」私。
「そういや「トモエクン」は、iwasakiのストールを「なんかワカンナイッスけど、カッコイイっすね~。」って買ってくれた最若手の男の人だったのよ・・。」私。
「えっ!?お客さんだったの?」息子。
「15年前に、はじめてギャラリー工さんでの展覧会で、何回か見てくれていて「今日バイト代はいったんで・・・」って。まだ、二十歳くらいの学生さんだったの。」私。
「へぇ~っ!買うモノほかにあるだろう・・・って感じだね。」息子。
「ハハハ・・確かに。でも、それまで草木染めで手つむぎで・・・大変手間がかかった『素晴らしいもの』ですネって言われるコトが多かったから、『カッコイイっす』の一言が、めっちゃ嬉しかった!」私。
「なるほどぉ~。それで「トモエクン」って今カメラマンなんでしょ?『カッコイイ』仕事だよねぇ?」息子。
「そうだね~。カメラ好きはいっぱいいても、お仕事にしている人は、そうはいないでしょうねぇ・・。それも、なんだっだか・・有名な写真家もたくさん輩出している、人気のスタジオで広告写真を撮っているんだって。」私。
「かぁちゃん、その話も『カッコイイ』!」息子。
「そーだ!「トモエクン」の『カッコイイ』に便乗するとだねぇ・・そのスタジオに入社するきっかけになった写真のモデルがなんと、アタシなのだ!今思い出したけど・・。」私。
「うっそ~!?マジ?」息子。
「マジです。10年前にウチに遊びに来てくれて、富士川のほとりで撮った写真。しかもそのとき気づいてなかったんだが、お腹にあーたがいたときの写真。」私。
「『カッコイイ』話に、オレも入ってた!?ヤッタ~!」息子。
「あーたもホントは、Nちゃん(クラスのマドンナ)に『カッコイイ』って言われたい?おデブちゃん。」私。
「・・・いや、モデルは美人でなくてもスリムでなくてもアリ。というコトは・・?オレにも来るね、『カッコイイ』が!!」息子。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-19 22:27 | 岩崎のある日
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