いつもなら『春の工房展』のお知らせをそろそろする頃なのですが・・。
『工房展』はiwasakiの、いつもの時間と空気の中で、ギャラリーや百貨店の一角とは違う『織物力』を見ていただきた い・・・と、はじめた展覧会です。 春は、4月~5月にいつも開催していましたが、今年は初めて『梅雨の工房展』を予定しています。 なんでかというと・・。 ちょうどその頃、愛知・刈谷にある雅趣kujiraさんでiwasakiの帯や着尺の展覧会がありまして。 ●染織iwasakiの紬とお洒落な帯展・・・4月27日(金)~5月8日(火)座繰りの玉糸や、まわたの手つむぎ糸の素材感を出しつつ・・単衣でシャッキリ、膝が抜けるコトなく丈夫で長持ちを 身上としたなiwasaki紬や、無さそうで無いハズ(!?)だけど、ものすごくあっさりしたiwasakiの八寸帯地など・・を じっくりとご紹介していただけることになりました。昨年からkujiraさんに向け・・せっせと織りためております。 それで、5月12日(土)13日(日)は、染織iwasaki・岩崎訓久、悦子 IN 神楽坂と称しまして、私(エツコ)の兄で能楽師の鈴木啓吾氏の神楽坂・遊楽スタジオで、初の展示会を開催します! 5月12日13時~15時は、トークイベントとして『能装束と紬』、能楽師と染織作家のそれぞれの目線で『織り』について 掘り下げていけたら・・と。能装束のなかでも錦ばかりではない、庶民の労働着や僧侶の袈裟などの衣装として用いる 『水衣』を実際に取り上げながら・・クニヒサのほうは、糸の話、組成の話・・マニアックなギャラリートークとなりそうです。 ※トークイベントのみ、参加費として500円(お茶代)がかかります。飛び入り参加もいただけますが、できましたら ご予約願います(定員30名程度) ご予約はメールにて受け付けております。 mail@senshoku-iwasaki.com そしてその翌週。 5月18日(金)~20日(日)横浜・三渓園にて『日本の夏じたく』に、今年も出展いたします。 一環して今年のiwasakiのテーマは、ニッポンの絹糸が中心。 この春から、国の蚕糸・絹業支援補助金が段階的に無くなるコトとなり、それは価格も含め いろんな影響が・・・はやくも出始めております。iwasakiは、つくり手として素材が『稀少だから』に頼ろうとは思ってい ません。iwasakiが関わるコトで、『ありふれたモノ』が『ありふれてない』になるコトこそが夢です。懐古趣味でもない。 養蚕も製糸所も撚糸所も、産業として成り立って、更にその隅っこにiwasakiが存在できたら・・・と。 熱い想いを持って制作した・・・iwasakiの織物を、春から夏にかけて発表します。 是非・・いろんな場所でご覧いただきたいと思っています!!
by senshoku-iwasaki
| 2012-03-31 00:36
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