![]() 官庁御用始めより先に、iwasaki本日仕事始め。 クニヒサは、春色の吉野格子九寸帯地を。 私(エツコ)は、地紋のある紬の着尺に取り掛かりました。 年末に増孝商店で、Kさまにサンプルをご覧頂いて。 タテ糸が紺で、ヨコ糸が茶っぽいベージュになったものの。 地紋のシリーズは久しぶりだったもので・・・。 感覚を取り戻すために、まずは新色で一反織るコトにしまして。 なんせ自分が一番当てにならない・・・(涙)。 「杉綾の紬を立て続けに織っていたからなぁ・・・。えーっと・・・。 どーしてこんなにポロポロ記憶が落ちるのかなぁ・・・。」私。 「エツコさん、それは私も同じです。なんでですかねぇ・・・。」クニヒサ。 「今年は、落ちる記憶を拾ってまた詰めるリサイクルに励むっ!」私。 タテ色が紺で、ヨコ色はグリーンがかった水色の新作の紬は まるでよく晴れた日の凪の水面のよう。 織り手前の汚れ避けの手ぬぐいは、縁起を担いで鯛に! 眼と、手指と、感覚と、ちっちゃい(!?)神様が杼(シャトル)に降りてくるまで とにかく一越一越数えながら・・・ 工房は、二人無口で静かな仕事始めとなりました。
by senshoku-iwasaki
| 2015-01-04 21:37
| 着尺・帯
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