昨年12月に・・・クニヒサが春の草原のような八寸帯地を織ったのですが。 今回はその色違いバージョン。 実は、こっちが先に作ろうと思っていたものだったりします。 昨年はひょんなコトから・・・静岡の芹沢銈介美術館に2回も通っちゃって。 また近日中にもう一度出かける予定だったりします。 小説などもそうですが。 私たちにとって『民藝』も、10代、20代、30代そして40代ど真ん中の今とでは (キホン、好みは全く変わってないんだけど・笑)見えるモノ、感じ取れるモノがまるで 違うというコトに気づかさせてくれたのが、23年ぶりに訪れた芹沢銈介美術館でした。 芹沢銈介さんの有名な型染め作品の一つに、『甕垂文着物』というものがありまして。 甕の釉薬が垂れているようなモチーフで、大師匠の宗廣力三氏も絣で似た感じのものを 作っていたというのを・・・大師匠の作品集で知った私たち。 大師匠もきっと偉大な先人の、オマージュとして取り組んだ力作だったに違いありません・・・。 なぁ~るほどぉ~。 『甕垂文』。 iwasakiなら。今だったら。 緯吉野のぼこんぼこんとしたラインで、垂れた釉薬のイメージを。 金茶とグリーンを明るくして、現代版の『甕垂』のイメージです。 前回のものと色が違うだけなんだけど、びっくりするくらい印象が変わるモノになりました。 機の下から覗き込むと、意外にもキレイ。 工房の照明の光りさして・・・天の声が聞こえてきそう(!?) 100年経っても古さを感じないモノがイイモノじゃ・・・。 ・・・そう思いますっ!・・・そうなったらイイなぁ・・・。・・・そうなりたいっ!!
by senshoku-iwasaki
| 2015-01-26 20:57
| 着尺・帯
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