![]() タテ糸は、宮坂製糸所の銀河シルクを墨色に染めて。 先日織り途中だった・・・ヨコ糸も黒っぽいタイプのほかに、 ヨコ糸に白茶を入れたバージョン。 大好きな、古いこぎん刺しのような風情もありながら 銀河シルク特有の光沢が、いつもの宝石シリーズのように パワーストーンのような気品も感じます。 黒、白黒・・・といったらオニキスでしょうか。 iwasakiの引き出しは、あんまり多くはないけれど(笑)。 やっぱり古今東西・・・。 フツーの日に、フツーの人が、フツーに着用していたような、 日常着であり、仕事着などをリスペクトしてしまいます。 それはアイルランド!?いや、対馬の漁師さんだったり。 東欧のニットのモチーフかもしれないし、佐渡の鉱山用の 刺し子であったり。北欧のレースのようであって、東北の 汗はじきであるかもしれないし、アフリカのハンモックかも!? 世界中のどこででも。 暮らしのなかで人と一緒に生きてきた織物は、とても普遍的。 キモノは、日本民族の衣装なんだけど。 織ったまんまに限りなく近い状態で、身に着けることの出来る キモノや帯。 今回のこの帯地も、糸をつくるところから『手指のチカラ』を 無くしてはうまれませんで。iwasaki夫婦の『手指』ももちろん。 いろんな『手』を通して出来ております。 毎日じゃなくても。 特別の日じゃなくても。 たくさんのハンドパワーが織り込まれているのだもの、 これを身に着けるコトで、キモチだけでも『特別な』とっびきり のフツーの日になりますように!
by senshoku-iwasaki
| 2015-05-13 21:20
| 着尺・帯
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