iwasakiの今秋の新作八寸帯地、絞り絣coronaのお召し姿のお写真を頂きました!!
只今『日本の紬めぐり・北から南まで』展開催中の、染織こうげい・神戸店さんから。 嬉しいですっ!しかも、お着物は郡上紬です(涙)。 ![]() iwasakiのルーツでもある郡上・・・。 お客様はそれをわかってくださって、合わせてくださったんですね。感激です。 絣糸がちらちらと配置されて、のびやかな抑揚を感じる段。 タテ糸にもヨコ糸にも、沢山の色糸が入って・・・構成されているのは、『走り続けて』 いなければ出来ない証の仕事。iwasakiの目指すところのものです。 大師匠の原点も、芸術家ではないフツーの人が、手に入る素材で創意と工夫によって 生み出される、暮らしのための織物。ホームスパンからでした。 だからこそ出来る、『ぱっと見』の色柄だけじゃない、『じっと見』の色柄があるのだと思うのです。 ですが、大師匠のスゴイところは、『じっと見』の上に・・・。 更に『ぱっと見』の華やかさまでも、独自の創意と技術で盛り込んだところでしょうか・・・。 今年こうげいさんでの展覧会に向けて、このほぐし織りのシリーズにかかったときに。 本当に、ごくごく僅かなのですが・・・大師匠の創作の真髄を、垣間見たような気がしたのです。 ![]() iwasakiでも大師匠へのオマージュとして・・・制作している440シリーズの丸文などの絣。 あれらは、大変手間がかかるのだけれど。おそらく他の定番の紬に取り掛かりながら・・・ 走りながら、作りながら生み出していったとしか思えなくなりました。 大師匠の大作といわれるモノの背景に、多くの人に愛されるフツーの日の、定番の紬たちが 当時の郡上の織子さんたちの手も通して・・・いっぱい関係しているというコトをあらためて 思い知らされました。 この絞り絣八寸・coronaは、iwasakiにとって新たな始まりの第一歩なのです。 それがこのようなカタチで!お客様にコーディネイトしていただいて!! ここから。 ちょっとずつ変化!?進化!?していけるよう、大師匠の天の声がもうちょっと聴けるよう、 努力したいと思います! 染織こうげいさん、お客様、ありがとうございました!!
by senshoku-iwasaki
| 2015-11-07 09:38
| 着尺・帯
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