と、なりましたが。
工房では久々に・・・機織りのトントンとは違う、威勢のいいトンカチトントンが響いております。 実はこの春、お隣の草屋根だった廃屋が解体され、更地になりまして。 風がよく通るようになったと喜びも束の間・・・。外壁の板が、長年の風化でボロボロに・・・。 正面からは見えない、側面だけでも板金屋さんに巻いてもらおうか・・・とも思って聞いてみたところ。 12年前、屋根をやってくれた板金屋さん、難しい顔で「・・・・う~ん、あんまりオススメできないかも」と。 結局、大工さんを紹介してもらって。ならば、ぐるっとこの際お願いしちゃおう!というコトに。 ![]() 紙のように薄くなった板を外すと、なんと小さな徳利のような蜂の巣が二つ。 その真ん中に、なんと!ミツバチの巣まで!! 全然気づかなかったなぁ・・・。はちみつ欲しかったなぁ・・・(笑)。 ![]() 板と板を止めるのは、大工さんがノミで階段状に削って。ものすごい仕事の速さです。 森くみ子さんとのコラボの、褐色(かちいろ)ベースの着尺のタテ糸を、二人がかりで機に巻きながら。 これからの板の反り分まで計算しながら、躊躇なく体全体で削り出すその姿に・・・職人後光が差して 見えたのは、きっと私(エツコ)だけじゃなくクニヒサも。 ![]() 下拵えと段取りと。 揺るぎない動きで・・・工房には大工さんの、手指の神様も宿ってくれそうです。 板の節穴は無いし、厚くなったし、隙間が減って、今年はスズメバチは宿ってくれないでほしいなぁ。。。
by senshoku-iwasaki
| 2016-06-11 22:18
| 工房改築
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