森くみ子さんの染めた藍染の絹糸。
糸の種類(撚り加減や本数、生糸と玉糸との違い、もちろん色の濃さ・・・)や、その日の湿度によっても グルグルと綛(カセ)から木枠に巻き上げる手指に付く『青』が違います。 それにしても。自分たちが記憶している・・・藍染の絹糸にしては、手に藍が付きにくいように感じます。 柄は、「お任せします。」と森さん。うーむ。。。 格子と縞なら、どちらがイイですかね?には、「どちらかというと縞でしょうか・・・。」と森さん。うーむ。。。 なんといっても色味がどれもキレイ。 この糸は、森さんがストックされていた玉糸で『甕覗き』と呼ばれるお色。 こちらは一綛しかないので、ポイントとして使います。。。 贅沢な『褐色(かちいろ)』をベースに、藍の研究家の森さんなら、iwasakiのなんてことない芸風(!?)を 好んでくださる森さんだから・・・。クニヒサと考えたのは、シンプルな昔の小倉縞を連想させるような縞でして。 『褐色(かちいろ)』は糸違いで二種。『瑠璃色』『紺』『甕覗き』、そしてヤマモモで染めたアイボリーはアクセント。 報告5 『昨日「60中x3玉糸」今日「42中x5玉糸」「42中x4」の染め重ねをしました。 「60中x3玉糸」は「褐色」(かちいろ ごく暗い青紫)まで濃く染めてみました。セリシンが少し除去されましたが、糸、色の状態はよいです。糸の痛みは少ないと思います。今週中はこの3種類の糸の色の調整をします。』 11月17日 報告6 『今日から「110中x2玉糸」を染め出しました。「60中x3玉糸」「42中x5玉糸」と比べたら渋い色に染まりました。 セリシンが多く残っているからでしょうか? 数日中に少し濃いめの濃淡に染めます。 引き続き「42中x4」は褐色まで染めます。』 11月22日 報告7 『全ての糸の染めが完了しました。揃って干したらなかなか表情があって美しいです。普段の布染めとは違う景色です。 この後灰汁抜きをして、仕上がりです。半年くらい寝かして(置いて)からの灰汁抜きの方が色も落着くのですが、軽くしときます。』 11月25日 報告0はこちら 報告1・2はこちら 報告3・4はこちら
by senshoku-iwasaki
| 2016-06-14 22:07
| いわさきのつながり
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