学生の頃よりお世話になっている、宮坂製糸所さん。
平成26年8月に岡谷蚕糸博物館が移転と同時に、宮坂製糸所をまるごと併設という・・・ 工場のfactoryと、シルクの真実factから、「シルクファクトおかや」としてシルクを五感で感じる 新しいタイプの博物館になった・・・と、お話しはうかがっていたのですが。 いつも糸をお願いしつつも、前回宮坂さんを訪ねたのはお引越しの前だったもので・・・。 今年こそは!と。 岡谷蚕糸博物館も初めてでしたので、なんと宮坂社長さんがご案内してくださいました。 ![]() 博物館に入るとすぐ迎えてくれるのは、明治初期フランスから輸入されたという、優美な繰糸機ですが。 こちらは、その後にイタリアから輸入された繰糸機。「おぉぉ・・・。このボックス部分はどうしてですか?」 「綛に上げた糸を、この箱の中を通った管に蒸気が走って、乾かすという装置がついてるの。」宮坂さん。 「なるほどぉ。・・・にしてもカッコイイですねー。真鍮打ち出しの槽や、金具は全部手づくり。フランス製と いい、イタリア製といい、当時相当な高額品ですよね。」 「そりゃあ、高かったと思うよ~。船で運んでくるのも大変なもんだよねー。ただ、ここから急速に国内で こういった道具を作り出して、発展していくんだよね。。。その後日本では自動繰糸機をつくりだしてね。 その装置は、今も基本的に変わらないんだよ。」宮坂さん。 ![]() そして宮坂製糸所の工場に入ると。 上州式の手繰糸のエリアも、宮坂さんの諏訪式の手繰糸のエリアも人手が僅か・・・?いやいや、今現在 スタッフは、宮坂さんのお嬢さんとそのママ友も多くいらっしゃいまして。 「岩崎さん、今日は午後から中学の保護者会がありまして出ますが。ゆっくりしていってくださいね。」お嬢さん。 80代の超ベテランのお母さんから40歳のママまで。皆さん、宮坂製糸オリジナル手ぬぐいや、バンダナを してお仕事されています。今は、春蚕の注文糸に追われていて・・・工場は大忙しなのです。 手ぬぐいもバンダナも大好きiwasaki、グッズコーナーでしっかりゲットしてきました(笑)。もちろん、宮坂 シルク石鹸も!こちらの洗顔石鹸とってもオススメなのは、その使い心地のよさに加えて『持ち』の良さ! ナカナカ減らないのに、泡立ちよくてシルク成分でお肌もちもちなのです。 ![]() シルクの美肌としか思えない(!?)宮坂社長さんと。 ![]() 今は、宮坂製糸所をほぼ引き継がれて奔走されている・・・高橋さんと。 駆け出しのときからずっと・・・変わらない、いつでも謙虚で温かい、本当に素敵なご一家です。 京都の下村撚糸の下村さんといい、私たちは若いときからずっと・・・憧れの心の支えのひとつ。 今回また、宮坂さんに糸をイロイロ・・・沢山お願いしてきました。保管場所を作らないと(笑)。 せっかくの宝石のような糸たちを無駄にしないよう、魅力的な織物にしたいと思います!
by senshoku-iwasaki
| 2016-06-18 23:32
| いわさきのつながり
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