![]() すべてはこの乳白色の、シロから始まりました。 当時宮坂製糸さんで新たに取り組んだ、銀河シルクがとにかくキレイだったから。 このテープ状のキラキラの絹糸を、そのままに近い淡い色に染めて使った半巾帯が始まりでした。 その後にお客さまのリクエストから八寸に・・・。 いまだにだけど、初めは特に。 白いって、やっぱりドキドキ。 だって『糸を染めて織る』のが仕事なので。 染めているといっても白茶なのでわかりづらいし(笑)。 いつでも素材のチカラを信じているし、それが一番引き出せる仕事がしたいと希っていますが。 ただ『白っぽい合わせやすい帯』じゃなくて、チカラのあるシロでありたいと思って制作しております。 銀河絹の山形斜文八寸帯地は、それから幾度となく制作させていただいて。 すっかり定番となって(とはいっても少量生産ですが・笑)。 おかげさまで密かに(!?かもですが)一部のお客様方にご愛用頂いている・・・iwasakiでは一番制作 している八寸帯地に成長いたしました。 一番最初にリクエストして下さったHさまに、心から感謝をして・・・。 時々、この乳白色の山形斜文に取り掛かって・・・キモチを新たにしています。
by senshoku-iwasaki
| 2016-12-01 22:17
| 着尺・帯
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