タテヨコ同色のタイプも制作しました。山形斜文は、タテとヨコの色のコントラストが強いほうが菱がよく見えまして。(そのぶん、織りやすかったりもするのですが・笑)今回はあえて無地のものも。 『銀鼠』は、シルバーグレーに染めた銀河シルクの光沢が美しく。降り注ぐ光の加減で・・・菱の大小が見えたり隠れたり。 『紺』は、深い海のよう。セリシンの残った銀河シルクは、濃い色に染めると柔らかくなってしまう確率が高く。となると、この八寸のタテに向かなくなってしまうのですが。以前、墨色を制作したときにもその辺り・・・かなり気を付けて取り組みまして。今回も。糸染めにクニヒサ、かなり注意を払って掛かりました。銀河シルクに限らず、絹糸全般にいえることなのですが・・・。光沢は淡い色のほうがあるように思いますが、濃い色の輝きもキレイです。こちらも。見る角度や、日差しの加減で菱が見え隠れします。 先染めの織物は、無地といっても無地では無い、奥行きがあると思っています。その奥行きが愛おしくて。愛おしさ余って(!?)織っているときにも格子に見えてしまいます(笑)。 無地も格子も縞も。織物力たっぷりで。一越一越、今日も織り進めております!
by senshoku-iwasaki
| 2017-02-14 21:46
| 着尺・帯
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岩崎 訓久・悦子
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