春は出会いと別れの季節。お世話になっている、染織こうげい・神戸店さんから、昨晩届いた包み。なんだろう?中の小さなメッセージカードに・・・。うるうる涙がこぼれた私(エツコ)。神戸店オープンからスタッフの山口さんから。お義母さまの介護で、こうげいさんを退社されるとのことで。なぜか私たちにまで!!「・・・小さな紙には書きつくせないです。岩崎さんの着尺の出来上がりを楽しみにしていらっしゃる方がいらっしゃいます。・・・これからも神戸店をよろしくお願いします。・・・」こんなふうに、エールを送っていただいたら、・・・もうiwasaki、もっともっと頑張らなくちゃ。電話番号があったので、今日クニヒサに電話をかけてもらって。途中代わってもらって・・・実は私はお会いしたことが無くて、お電話も初めましてだったのですが。「地元のお菓子屋さんで『鹿児のもち』が有名でお入れしたのですが、エツコさんといえば最中だわと・・・。」オヨヨ・・・。申し訳ありません。。。それにしても『あいたた最中』って、変わったお名前ですが。「あいたた観音」と呼び親しまれている、ご近所の鶴林寺のご本尊で重要文化財の「金銅聖観音立像」が由来とのことでして。 昔、泥棒がこの観音さまを盗み、金を溶かして取ろうとして失敗。腹を立てて槌で腰のあたりを叩いて壊そうとしたところ、「あいたたっ!!」って観音さまがおっしゃって。泥棒が改心してお堂に戻したと。なんとこの観音さま、白鳳時代に造られた青銅に金箔を貼った金銅仏で、白鳳仏の傑作として有名なものだそうで。スリムなボディにくねっとしたウエスト、穏やかな微笑み・・・。 この最中は、その観音さまの胸元の切り取りなんですね。つるんとしたこの丸みは、スリムな観音さまを彷彿させます。。。ぱりんと香ばしい皮(種)に、しっかりした甘さの粒あんがとても調和して。 鶴林寺、なんと聖徳太子が建てたという由緒正しいお寺。 建築とともに、数多くの重要文化財を所蔵され・・・。観音さまも建物もかなり興味深く、実際この眼で拝見したい!と思いました。。。文化は西からやって来たんだねぇ・・と、つくづくクニヒサとつぶやきながら。 美味しいお茶の時間を過ごさせていただきました。 山口さん、本当に今までありがとうございました。そして、ごちそうさまでした。どうかお元気で。またお目に掛かれる日まで・・・iwasaki、精進いたしますっ!!
by senshoku-iwasaki
| 2017-03-17 22:25
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岩崎 訓久・悦子
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