森くみ子さんに染めて頂いた、藍染めの絹糸で・・・スカッとした生紬を制作しました。潮風のような、海風のような・・・。今回は、花浅葱と瑠璃紺と、甕覗を使って。ベースの白茶は、ヤマモモで染めて。森さんから染まってきた、藍の絹糸たちに対面したときに。まず白茶に置きたいと思いまして。色見本帖のような、縞帳のような・・・。珍しくない、だけどありふれてない、新しくはない、でも古くない、そんな縞にしたかったのです。色にチカラがあるからこそ、真っ直ぐに、シンプルに。 セリシンを少し残した生紬は、5月から9月くらいまでの夏の紬。風を孕んで、べたつかず、爽やかな着物になるように。。。ヨコ糸は、セリシンを残した玉糸のほかに・・・五越しに一越の割合で練った『いろどり』繭を。湯のしの前に、何度も湯通しをして砧打ちをしまして。サラサラと柔らかい夏の織物になりました。 同じくアイボリーベースに阿波藍の、最新の半巾と共に。26日からの『日本の夏じたく』展に出品いたします!森さんの藍の色、やはり一味違います。実際にご覧いただけましたら・・・と思いますっ!
by senshoku-iwasaki
| 2017-05-23 21:51
| 着尺・帯
|
岩崎 訓久・悦子
by senshoku-iwasaki
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
検索
タグ
外部リンク
画像一覧
|