春に展覧会をさせて頂いた、染織こうげい浜松店さんで・・・。 iwasaki定番の山形斜文をご注文くださった、MさまとKさま。秋までに、とお約束して。 お二人とも別の日に、それぞれお好みとご希望を伺ってお承ったのですが。 偶然タテのお色が同じだったので、今回はお二人分の制作となりました。。。 Mさまは、ヨコ糸にツルツルの少しセリシンを残した生糸を使って。 キリッとシャキッとスッキリと。 タテは宮坂製糸さんの銀河シルクを紺色に染めて、ヨコはライトグレーです。 ![]() Kさまは、着付けの先生をされておられて。 普段は半巾帯を締めることが多いから・・・と。 前回は、やはり銀河絹の山形斜文で半巾帯をご注文くださいまして。「それがとても良かったの。」 「本当にヘビロテで使っていても、へたらないし。あの時に八寸を見て半巾をお願いしたから、今度は 初めから八寸でお願いしようと思って。この着物に合う色目を相談しようと思ってね・・・。」と。 落ち着いたラベンダー色の、お着物の端切れをお持ちくださって。。。 写真ではこれまた分かりにくいのですが・・・ヨコ色は、紫っぽい淡いグレーなのです。 Kさまはヨコ糸にキビソのタイプ。でもあんまり厚みが出ないほうが・・・とのことで、在庫として 僅かにあるキビソ糸の中からなるべく細めのカセを選んで。 どうにかこの帯のヨコ糸分に細めのキビソが足りてヨカッタ・・・。 キビソを入れた銀河絹の山形斜文八寸帯地は、まだ何点かご注文分がありまして。 それらを制作すると、キビソ糸のストックは尽きてしまいそうです。 Mさまのタイプのような生糸バージョン、ほわっとした風合いになるビス糸を入れたバージョン・・・ 新しい定番をアタマに置きつつ・・・クニヒサ、今日織り上がったこの帯地を機から下して。 MさまとKさまの、イメージに近い帯地になっていることを祈りながらの検品でした。 気に入ってくださると良いのですが。。。
by senshoku-iwasaki
| 2017-09-19 22:24
| 着尺・帯
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