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来春に向けての新シリーズは。
一見どーってコト無い、ありふれているようで実はありふれてはいない・・・。
iwasakiはいつもこんな感じですけれど(笑)、今回は特別。iwasaki夫婦の大好きな自家織物の凝縮版。
チョット懐かしくって愛おしい・・・紬のシリーズです。
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キャンディだったら、カンロ飴?純露?はたまたライオネスコーヒーキャンディ?バターボールかも?
先日郡上の湯のし屋さんが送ってくださった、懐かしい『肉桂玉』をクニヒサと口に含みながら・・・。
先月織らせていただいたSさまの紬のような、シンプルでダイレクトでストレートな、手織りらしい紬
って、そういえば近頃あまり目にする機会が無いなぁ。。。と。
流行っていないといえば、そうなのかも!?な話なのですが(笑)。

iwasakiでも生糸と玉糸の、キラキラとした綾織りの無地着尺のご依頼をよく頂いておりまして。
そういった織物は、手織り着尺でも献上品だったという過去を持つ種のモノですから別格といえば別格。
タテ糸の本数も、ヨコ糸の越し数も多いので、織り進みも悪く・・また綺麗なモノだけに織っていても
細心の注意を払いながらなので、かなり体力を消耗しまして。
私(エツコ)は、立て続けに3反以上はムリ!(笑)。全く別の織物を間に入れないと!!となります。

それでという訳ではないのですが。
今回の豆格子は、その対極にあるのかもしれません。
お殿様に献上するものではなく、愛する家族の為か、もしくは売って現金化して家族の生活費とした
ような・・・。私たちが、手織物の何に惹かれたかって言いますと、まさにこっち側でして・・・。
だって同じように見えて全く同じなんてあり得ない、まるで即興のジャズのように。
どこかの山里で。農閑期にお母さんや、お婆ちゃんが引いたり、紡いだ糸を織った反物のイメージで。

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このシリーズ、決め手になるのは原始的だけどスバラシイ道具であると、私は信じてる・・・
『久米島式まわたつむぎ台』を使って、私が手のひらだけで紡ぐこのマーブルなまわた糸。
学生の頃からこの、まわたつむぎに魅せられまして。ただ、これを活かしきる織物がナカナカ出来ない。
このパワフルな糸のチカラを、効果的に使うコトで健やかでiwasakiらしい、自家織物にしたくて。
結成から25年。ずっと悩みながら紡ぎながら。その都度ショールに入れたり、コート地に入れたり。
Sさまの千筋の紬に散らしたときに、この使い方が一番だと何故かやっと確信出来まして。。。

織物は奥行きのあるものでして。
色だけでも、糸の太さだけでもなくて。
デザインや配色の向こうにある、曖昧で不確かでモヤモヤとした中に、小さな神様が見え隠れします。
とっても小さな神様なので、声もちっちゃいから耳を澄まして。
小さな神様のちっちゃな「ココじゃ!」を素早くキャッチして(笑)、織り込みます。

不思議なもので。
献上系の織物にやって来る神様と、自家織物系にやって来る神様は大きさは同じくらい小さいのですが。
たぶん、違います(笑)。




by senshoku-iwasaki | 2017-11-27 21:46 | 着尺・帯
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