クニヒサが織り上げたのは吉野格子の着尺。 どちらもヨコ糸に玉糸を使って。 のり抜きと湯のしがまだなのでゴワっとしていますが、さらりとした質感になります。 ![]() 淡いグレーのほうは、宮坂製糸さんの玉糸。 濃いグレーのほうは、赤城の玉糸。 ぱっと見では違いはわかりませんが、じっと見て触れると微妙に違います。 どちらが良いとか悪いとかではなくて、また、色だけでもなくて、 個人生産だからこそ出来る、小さな作り方だと思っています。 織物の仕事は時間がかかり、すぐさま出来ないもどかしさとの闘いで(笑)。 時間がかかるくせに、出来上がったモノって大したモノじゃなくて(笑)。 こんな風に、どうってことない無地の着尺だったりします。。。 あれやこれやと面倒な出来事が降って来る、ホームタウンならではの、中年ならではの日々(涙)。 今までもキホン、土日の無い仕事だったのに。そこに野暮用が強引に(!?)入って来るから・・ どうにか時間を作って、シャッターを下ろして(!?)集中できるときに集中して。 染織こうげい・浜松店さんでの展覧会がいよいよ近づいてきまして。 焦っても、織り進みが速くなるわけではないので・・・焦らずに汗をかきかき集中中(!?)。
by senshoku-iwasaki
| 2018-06-07 22:50
| 着尺・帯
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