hands,hands,handsは、iwasakiのラインナップの中でも最も自家織物色の強い着尺のひとつ。 どうってことない?いやいや、実はどうってことある、ぼやーんと感ある・・・ 絣では出ない奥行きのある色味は、こうしてまわたを何色かに染めてからミックスして手つむぎして。 独特のマーブル糸には、今年は金茶が光ります。 今年のiwasakiの隠れ(!?)テーマはゴールド。 2020東京オリンピックも近づいて。 ココロにゴールドを。懸命に生きている全ての人に金メダルを。 iwasaki夫婦がこの世に出てくる5年前に行われた1964東京オリンピック。 ちょうどその頃でしょうか。糸味たっぷり、節糸系紬の黄金時代も。 ![]() この半世紀でどれだけ時代が変わっても。 世界中にどれだけ同じモノが溢れてても。 iwasakiは古今東西、妄想の瞬間移動を繰り返しながら・・・今だからこそ作れる、昔っぽい黄金時代 の手織物を彷彿とさせる、できたらそれ以上の唯一無二の手織物を目指して。 もちろん(妄想の中では)首から金メダルをぶら下げて(笑)。 糸つむぎはまだまだこれからも続きます。 今この時この瞬間、地球広しといえども・・・。この原始的な久米島式まわたつむぎ台を使って、こんな マーブル絹糸を手つむぎしているのは私(エツコ)だけかもしれない・・・とか思いながら。 材料の糸が出来るまでにもえらく時間をかけて、hands,hands,handsはえらくどうってことない(笑) 金メダル級の(!?)地味な紬着尺になる予定です。。。
by senshoku-iwasaki
| 2019-01-23 22:12
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