iwasasaki冬ごもり中に、春夏に向けた新しいシリーズが生まれました。 タテ糸は麻。ヨコ糸に絹。 一雨ごとに膨らむ蕾。 朝霧残る晴れた朝、開きかけた花を見上げれば春の空に漂う朧雲。 昨年まで過ごした南部町の工房周辺の、坂の途中の桜のカーブを思い出して。 緯吉野で織り出された絹の雲は、無撚りなのでキラキラと光ります。 タテの麻がそれを見せたり隠したり。。。 ![]() 定番の山形斜文のシリーズではタテの絹がキラキラと光りますが、このシリーズではヨコが光ります。 なんてことはないのだけれど、ただの白っぽい黒っぽいとはチョイと違います(だとイイなぁ・笑)と。 ![]() この『朧雲』シリーズ、クニヒサがせっせと制作いたしまして。 この無地のタイプの他に、段の『三彩』と格子の『彩雲』と三部作です。 iwasaki二人でそれぞれに織りながら、糸を染めながら、糸を巻きながら次の準備を進めながらなので。 制作中は自分たちの見ている景色は、変化があるような無いような・・・?なものだから。 織り上げてタイトルをつけてからやっと、あぁぁ出来たのか。という気になります。二人して(笑)。 これから少しずつ冬ごもりの仕事を解凍(!?)してゆきたいと思います!
by senshoku-iwasaki
| 2019-02-11 22:10
| 着尺・帯
|
ファン申請 |
||