iwasaki夫婦の中で、このところ流行っているカラーはグリーン! それもチョット懐かしい、深い山里のような緑です。。。 冬に、仕事の合間合間に手つむぎしたマーブル糸も程よく貯まりまして。 この着尺に取り掛かれるところまで辿りつけました。 hands,hands,handsのテーマのイメージは、使い込まれて手油でトロトロテカテカになった家具。 古い小さな教会の木製のベンチのような・・華美とは程遠く、簡素なんだけれど美しい。 一年や二年じゃ、到底作り出すことの出来ない美しさがテーマだったりします。 美しいって、感性のものだから。それは人によって、土地によって、人生経験によっても様々かと。 艶やかでしなやかで端麗な美も。 健やかで丈夫で無骨な美も。 iwasakiはどちらも好きです。あ、でも・・どちらかというと後者寄りが強いかもかも(笑)。 このシリーズは、完全に後者の美を目指しています。 簡素を作り出すって、実は結構面倒臭くて(笑)。 グリーン、金茶、こげ茶に染めたまわたと白のままのもののミックスでつむいだマーブル糸の他に。 白茶、ベージュ、小豆色、グリーンと。ヨコ糸だけでも5色で小さな格子を構成しています。 健康的で、堅牢で、ちょっぴりブサイク(!?)な豆格子は、 クセになる愛おしさで制作中の私(エツコ)をメロメロにしてきます(笑)。 前回のhands,hands,handsもそうでしたが。 このシリーズ、仕立てると全体にぼわーんとマーブルつむぎ糸が浮き出てきます。 その、ぼわーんが今回は金茶でして。 深いグリーンに金茶。 私のアタマの中は、30年前に織りを学びに行った郡上八幡の風景と。 大師匠の作品の数々が・・・。 このグリーン、大師匠が好きな色だったのかもしれません。。。
by senshoku-iwasaki
| 2019-03-08 23:46
| 着尺・帯
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