コットンベースの『parade』は、小さな国の小さな街の小さなお祭りがテーマ。 初めて登場したのは・・・今から6年ほど前の冬のころ。 春を待ちわびて。 マットな木綿にほんの少し光る、シルクのストライプ。 iwasakiらしいといえば、とてもiwasakiらしいのかもだけど。 地味なんだけど。実は作るのには、結構手のかかるコでして(笑)。 伸び率の違う木綿と絹をタテにしているので、機にかけるまでに時間とコツが要ります。。。 が、そのぶんだけの愛おしさがありまして。 ピンク系のストライプだった『parade』の後にブルー系の『港町parade』が生まれまして。 阿波藍の研究者でもある、森くみ子さんと一緒にお仕事をさせて頂くようになって。 お話を伺うたび・・やっぱり私たちのご先祖は、海を渡ってやって来たんだなぁ・・・と。 どうりでiwasaki夫婦は、九州や四国の海に惹かれるわけだとミョーに納得しまして(笑)。 森さんに染めて頂いた藍の絹糸が、このショールの主役。(控え目ですが・笑) ちゃんと(!?)マリンになっているはず・・・。だと、イイなぁ。 コットンのほうが藍染めというのがフツーかと思うのですが、それじゃないからiwasaki(笑)。 森さんの藍は、絹糸なので。よく見ると地味にキラキラ・・海の水面のよう。 偶然ですが。私(エツコ)の父方、クニヒサの母方の祖父は房総半島の出なのですが。 ショールを織りあげて、房をヨリヨリするたびに。 本当は房は糸なので、糸偏の総と書きたいのだけど。 一般的じゃないかぁ~と思って房の字を使っているのですが。 ふと。あら!これって、房総じゃんっ! そういえば確か・・・房総半島の先端に、とっても古い神社があると聞いたことが。 気になって調べてみたら、織物にもとても関係しているようで・・・。 今回の『港町parade』、なんだか私の中では壮大なロマンが経緯(タテヨコ)に 詰まっている気がしてなりません。。。
by senshoku-iwasaki
| 2019-04-17 18:53
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