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Rさまのご注文の『あかい八寸帯地』をお納めして。
iwasakiの織物を、イロイロお使い頂いているRさま。

お世話になっている染織こうげい・神戸店さんでの展覧会で、吉野格子の九寸帯地だったり。
山形斜文の八寸帯地だったり。
iwasaki定番の杉綾織の着尺と山形斜文の八寸は、タテヨコ色違いで2本ずつ既にお持ちで。
勿論、お着物は他にもたくさんお持ちでいらっしゃると思うので・・・。
杉綾織の着尺をお作りさせた翌年に、またご注文いただいたときには。
嬉しくて有難いキモチと同時に、恐縮なキモチと・・・。

でも、お納めさせて頂いた後にRさまから必ず温かなお便りが届くのです。
季節のお花が描かれた、ステキな便箋と封筒に万年筆の美文字で。
Rさまならではの言葉と、Rさまならではの心の籠った文字と。
それを目にして手にする度に、大袈裟ではなく本当に。
あぁ。生きててヨカッタ、この仕事が出来てとにかくヨカッタとつくづく実感するのです。

そして今回は初めての「ざっくりとした平織りの無地の」八寸帯地。
お色味の感じは、Rさまの愛読本の中から「この赤を」。
うむむ。。平織りで無地で赤なんだけど、茶を感じて・・いや、茶とは違う朱かな。。
実はこの手のモノは、つくるのが容易いようでヒジョーに難しいタイプ(笑)。
ややもすると、
仲居さんの仕事用化繊の帯のようにも見えてしまうような・・危険性を孕んでいる気がして。
iwasakiでは今までに手掛けたこと(勇気⁉)がありませんで。

「ざっくりとした」は、単に粗目というコトではなくて。糸味が最大限出るような規格に。
マットな糸味ならば・・・。
クニヒサ、以前に「これだけしか無いんですけど」と言われて分けていただいたものの・・。
帯地1本分くらいしか作れないくらいの量しかなかったからストックしていた、双糸のキビソ
糸をタテ糸にしまして。ヨコ糸には太目のキビソ糸で。
かなりRさまのイメージに近いんじゃないかなぁ・・・と二人で話しつつも。
やっぱりドキドキで先日、こうげい・神戸店さんにお送りしたのですが。

昨日。
紫陽花の描かれた封筒が届きまして。
Rさまから「本の中の写真一枚からよくぞここまで・・・予想以上の出来上がりにとても満足
しています・・・きっと愛用する帯になる予感がします・・・」と嬉しい言の葉たちが。
そして「こうげいさんでご縁を得て、織物や染め物に真摯に取り組んでおられる制作者の方々
の作品を身にまとう幸せを感じていますが、一方作品の持つクオリティにふさわしく装えてい
るかははなはだ疑問でして・・・こうげいさんで着付けを習い始めました・・・私なりの
制作者・作品に対するささやかなリスペクトです・・。」とありまして(涙)。

ひゃ~。。。ありがとうございます!恐れ入ります(汗)。
Rさま、『お柱織り』もご注文くださっておりまして。
それも一見どうってない、iwasaki的にはどストレートな格子でして・・・。これはまた。
じっくりと悩んで取り掛かりたいと思っております!

Rさま、ありがとうございました。
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by senshoku-iwasaki | 2019-06-29 23:16 | 着尺・帯
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