南部町にいたときに・・・。 市川大門の造園家のKさまのご依頼で、何度かご自宅の飾り布を作らせていただいた事がありました。 ご自宅にお伺いさせて頂いたときに 「iwasakiのショールやストールの感じで、この窓にかける布を」というリクエストから始まって。 直射日光の当たらない、だけどとても印象的なKさま邸の窓たちに『窓のショール』はその後も。 昨年東京へ移る前に、Kさま邸にお招き頂いて。 Kさま邸、いつお伺いしても本当に素敵なのです。。。 Kさまご夫妻の暮らし方、生き方がきっとそのままお住まいに反映されているのだと思うのですが。 初めてお伺いさせて頂いたときに、まだ高校と中学生と聞いたお子さんたちが。 立派な社会人になられていて。 あぁ、やっぱりご両親なのかぁ~。(こりゃ、ウチはダメな訳だとミョーに納得したりして・笑) 昨年ご依頼いただいたのは、絹が多めの規格の暖簾と。 やはり絹が多めの規格の、大きな布。夏場に暖房器具の目隠しも兼ねたいとのことで。 タテ糸はシルクで、暖簾のほうはKさまのお好きなグリーン系で長めに経てまして。。。 残りでショールを5枚制作しました。 今回タテ糸は空羽になっているのですが、この感じで30代の頃『カラーパレット』というシリーズの ストールを作っておりました。久々に、懐かしい友人に出会った気分です。 当時は平織りで巾も狭かったのですが。 今回は平織りの中に綾織りも入りまして、巾と少し凹凸もあり、中判ショールとなりました。 大きな布のほうは、通し巾で75センチほどありまして。爽やかな大きな追いかけストライプ。 (Kさま邸用は、これで織ったものを更に2枚はぎ合せます・・・) こちらも長めに経てまして。 Kさま邸用には、ヨコ糸に木綿と麻を考えているのですが。 それを織りあげたら、残りはヨコ糸にウールを入れて・・ショールブランケットを考えております! この大きなストライプのシリーズ。 やはり暮らしの布として、南部町のSさまにも昨年からご依頼頂いている・・・春夏用タペストリーも 制作すべく、それはSさまのご主人の「ブルー系が好き」の一言で(笑)。ブルーグラデーションです。 大きなストライプの三部作、どれも寒色系のタテ糸ですが。 秋冬のストールにもなるとイイなぁ・・・と思っています。 このところ・・帯地や着尺を織ることが続いていたので、2メートル足らずで完結のショールたちに 取り掛かるのは新鮮なキモチです。。。
by senshoku-iwasaki
| 2019-07-04 23:06
| 纏う布・暮らしの布
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