『お柱織り』は、iwasakiの着尺の中でも最も太口。 糸味全開の素朴でありながら、絹量たっぷり贅沢な一品。 どこか懐かしくて・・でも新しい、そんな風情。 ![]() 『お柱織り』は、宮坂製糸所さんの座繰りの玉糸を使用して。 なんといっても糸感、節感、光沢感、そして重量感。 これからの季節に 単衣でも暖かで、何でもない日に特別な心地よさを与えてくれそうです。 『お柱織り』シリーズは、濃い色と薄い色を交互に経てて。 ヨコ糸も濃い薄いで交互に入れると、あじろのような崩しになるのですが。 これはヨコ色は一色です。 不思議なことに この仕事に長く関わっていますが、全く飽きることが無いのです。 それはこんなシンプルな組成でも、あー。こんな風になるのかぁ。と ヨコ糸を入れてみるまで、それもヨコ色でまた大きく変わるところなのです。 それは iwasakiの他の着尺類で使用する糸の太さの約4倍という、糸一本の迫力もある のだと思うのですが。 やっぱりどこか・・・ 正解のない「人の生き方」みたいなものを感じてならないのは、私だけではない んじゃないかなぁ~。 私自身は織物に出会えてヨカッタと思う瞬間でもあります。。。
by senshoku-iwasaki
| 2019-09-14 23:13
| 着尺・帯
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