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なるべくいつものテンションで。
先月末に織り上げたショール『繋げてゆく日々』の
房のヨリヨリやら、織り込んだ繋ぎ糸の結んだ糸端
の処理やら・・・。
織りの作業の合間とか、どうにもココロがざわめいて
落ち着かないときとかに進めています。。。
なるべくいつものテンションで。_f0177373_17084771.jpg
iwasakiの大好きな「何でもないフツーの日」を、
そのまま織物にしたようなショールです。

「ものすごく楽しいかって言われたら、そんな
訳でもないけれど。じゃ、つまんなかったのかっ
て訊かれたら、そんなことはない毎日だよ。」
1歳から保育園にずっとお世話になっていた息子
が、たしか6歳の頃の保育園の感想。
それは高2になった現在も。ヘタクソな部活まで
含めて無遅刻無欠席で通う高校生活を尋ねても、
ほぼ同じ回答で(笑)。

「結局はそれが一番なのだと、つくづく思ったよ。
期末テストも無いまま突如休みになって、ラッキー
って一瞬思ったけど、このままじゃなぁ。」息子。

こういう仕事をしていると、世の中の大抵のことに
疎くなるのですが。存続の危機に関わるような内容
になってくると、アタマよりもココロが反応して。

織物はなるべく同じテンションで、同じキモチで、
同じ打ち込みがベスト。
せっかちでイライラしいの本来の私(エツコ)の
性格には向かない手織りの仕事。
30年かかって、焦ったりイライラしてたらゼッタイ
に良いものは作れないことを何度も思い知らされて。
ようやく現在に辿り着けまして。
とりあえず機に向かっているときが一番いつも通り。
何でもないフツーの日のキモチで。

なるべくいつものテンションで。_f0177373_17090715.jpg
グレーの中にもよーく見ると、ちっちゃく色んな色が。
織りを始めた時からずっと、切り糸を捨てることなく
繋いでは織物に戻してきましたが。
今回はとってもイイ感じに活きた気がしまして。
個人的に相当気に入っております(笑)。。。

ナカナカ繋ぐペースが追いつかず30年・・・。
ココロにどうしようもなく波の立つ最近の、寝る前の
30分の糸繋ぎが私の鎮静剤。



by senshoku-iwasaki | 2020-03-28 18:37 | 纏う布・暮らしの布
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