御菓子司 杵屋さんの『細雪物語』と『小槌もなか』。
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先日、神戸のRさまに頂いてしまいました・・・美しい最中は、芦屋の御菓子司 杵屋さんのもの。谷崎潤一郎も愛したという老舗だそうで。。。 和菓子は京風と江戸風があるそうで。おそらくこの時代は今よりももっと地域性があったのではと思うのだけど。杵屋さんは江戸風で谷﨑好みのお味だったらしくかなりハマっていた時期があったそうです。。 細雪をイメージして作られたというこちら。 最中といってもこちらはサンドスタイル。ほんのりと甘い種(皮)は、ふわっとパリッと。求肥に包まれた上品なこしあんと一体化します。とても仕事を感じる一品なのですが、なんだかさらりと押し付け感ゼロの涼やかさ。おぉぉ。。。細雪かぁ。。確かに。 なんとも品のいい美しきマダムといった感じです!物語では、次女幸子が谷﨑夫人の松子がモデルだといわれていますが。松子夫人の品格かもかも。。 そして縁起の良さそうな『小槌もなか』のほうは。
ぷっくりとかわいい小槌の中には、大納言の粒あんの中に、ごろりと大粒の栗です。。。こちらのつぶあんがまた美しい宝石のような輝きがありまして。そこに黄色い大粒栗で。これはもう、打ち出の小槌でしょう(笑)。そしてこちらもやはり、なんとも上品な美味しさです。私(エツコ)にもちょいと品を・・カモーン!と願いながら、でもついついガブリといつもの大きなお口で(笑)。あわわ。。口いっぱいに広がる幸福感。やっぱり打ち出の小槌です! 美しくて美味しくて素敵な最中たち・・Rさま、ご馳走さまでした!!
by senshoku-iwasaki
| 2020-11-17 22:38
| 最中
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岩崎 訓久・悦子
by senshoku-iwasaki
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