<< 経吉野織り着尺『織小紋・雨音拍... 染織こうげい・神戸店さんでの作... >>
御菓子司 杵屋さんの『細雪物語』と『小槌もなか』。
先日、神戸のRさまに頂いてしまいました・・・
美しい最中は、芦屋の御菓子司 杵屋さんのもの。
谷崎潤一郎も愛したという老舗だそうで。。。

和菓子は京風と江戸風があるそうで。おそらく
この時代は今よりももっと地域性があったのでは
と思うのだけど。
杵屋さんは江戸風で谷﨑好みのお味だったらしく
かなりハマっていた時期があったそうです。。

細雪をイメージして作られたというこちら。
御菓子司 杵屋さんの『細雪物語』と『小槌もなか』。_f0177373_18172974.jpg
最中といってもこちらはサンドスタイル。
ほんのりと甘い種(皮)は、ふわっとパリッと。
求肥に包まれた上品なこしあんと一体化します。
とても仕事を感じる一品なのですが、なんだか
さらりと押し付け感ゼロの涼やかさ。
おぉぉ。。。細雪かぁ。。確かに。
なんとも品のいい美しきマダムといった感じです!
物語では、次女幸子が谷﨑夫人の松子がモデルだと
いわれていますが。松子夫人の品格かもかも。。

そして縁起の良さそうな『小槌もなか』のほうは。

御菓子司 杵屋さんの『細雪物語』と『小槌もなか』。_f0177373_18170082.jpg
ぷっくりとかわいい小槌の中には、大納言の
粒あんの中に、ごろりと大粒の栗です。。。
こちらのつぶあんがまた美しい宝石のような
輝きがありまして。そこに黄色い大粒栗で。
これはもう、打ち出の小槌でしょう(笑)。
そしてこちらもやはり、なんとも上品な美味
しさです。私(エツコ)にもちょいと品を・・
カモーン!と願いながら、でもついついガブリ
といつもの大きなお口で(笑)。あわわ。。
口いっぱいに広がる幸福感。やっぱり打ち出
の小槌です!

美しくて美味しくて素敵な最中たち・・
Rさま、ご馳走さまでした!!







by senshoku-iwasaki | 2020-11-17 22:38 | 最中
<< 経吉野織り着尺『織小紋・雨音拍... 染織こうげい・神戸店さんでの作... >>