1反目の『蔵前の炭酸水』は、ソーダブルーでしたが。今回はコーラのような茶系の縞に、シュワシュワシュワ~っと菱のサイズは3段階で変化しています。菱のサイズは、ヨコ糸の越し数の切り替えで。大中小の菱が泡のように立ち上がります。。。 木綿の着尺はこれからも。iwasakiの定番として・・絹の着尺とともに制作し続けたいと思っております。 昨年iwasaki夫婦共に51歳になるその前に、50本の半巾帯を作りまして。その中には絹だけでなく苧麻やリネンといった麻や、茶綿の手紡糸や、切り糸を繋いだ「iwasakiの副産物」を用いたものなどなど。。。作ってみて改めて気づいたコトは。私はずっと、こういう織物を目指していたんだと。 18歳のときに偶然、織りの世界に迷い込んでからずっと試行錯誤を繰り返して。何を求め続けてきたのか自分でもよくワカラナイ、ただ、確実に適切に手をかけて。素材は自分の眼で見極めて。でも拘るコトに拘らない(笑)。有難いモノを作りたいんじゃない、心地良いモノを作りたいんだと思い続けて。 来年はiwasaki結成30周年。この木綿の着尺が29年目の春に生み出せるコトが出来て本当に嬉しいのです。。。どうか力強く育っていってくれますように。
by senshoku-iwasaki
| 2021-03-30 22:43
| 着尺・帯
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岩崎 訓久・悦子
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