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3反目の木綿の着尺『蔵前の炭酸水』其の二。
1反目の『蔵前の炭酸水』は、ソーダブルーでしたが。
今回はコーラのような茶系の縞に、シュワシュワシュ
ワ~っと菱のサイズは3段階で変化しています。
3反目の木綿の着尺『蔵前の炭酸水』其の二。_f0177373_18374240.jpg
菱のサイズは、ヨコ糸の越し数の切り替えで。
大中小の菱が泡のように立ち上がります。。。

木綿の着尺はこれからも。
iwasakiの定番として・・絹の着尺とともに制作し
続けたいと思っております。

昨年iwasaki夫婦共に51歳になるその前に、50本
の半巾帯を作りまして。その中には絹だけでなく
苧麻やリネンといった麻や、茶綿の手紡糸や、
切り糸を繋いだ「iwasakiの副産物」を用いたもの
などなど。。。作ってみて改めて気づいたコトは。
私はずっと、こういう織物を目指していたんだと。

18歳のときに偶然、織りの世界に迷い込んでから
ずっと試行錯誤を繰り返して。
何を求め続けてきたのか自分でもよくワカラナイ、
ただ、確実に適切に手をかけて。素材は自分の眼
で見極めて。でも拘るコトに拘らない(笑)。
有難いモノを作りたいんじゃない、心地良いモノ
を作りたいんだと思い続けて。

来年はiwasaki結成30周年。
この木綿の着尺が29年目の春に生み出せるコトが
出来て本当に嬉しいのです。。。
どうか力強く育っていってくれますように。







by senshoku-iwasaki | 2021-03-30 22:43 | 着尺・帯
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