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日本橋三越本店での『夏を愉しむ』お陰様で終了いたしました。
緊急事態宣言中の猛暑、そしてオリンピック開催中と。連日
「・・・ですよねぇ。」な静寂の日本橋三越本店5階でしたが。
お運び頂きました皆さまに心より感謝しております。。。

本当に久しぶりの百貨店で私(エツコ)、オロオロモタモタ
キョロキョロ・・些か挙動不審だったかもしれません(笑)。
おまけに何年か振りにお目にかかれたお客様にマスクで。
ナカナカ気づかずに大変失礼をしてしまったりと。ですが、
このような状況でお目にかかれて。本当に嬉しかったです!

今回は半巾帯を締めてお出でくださった方々も。(涙)
嬉しすぎる再会は、また近くご紹介させてください!

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三越本店といえば。
iwasaki文庫(!?)の古い雑誌『民藝』。お気に入りを
何冊か山梨の家から持って来ていまして。これは昭和35年
3月号の裏表紙の、日の丸のようなデザインの広告。
1964年の東京オリンピックのポスターを彷彿とさせます。。。

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従業員専用として使われている階段。元々はお客様も
利用を想定していたのかしら!?グレーのシートの下は
大理石です。そしてこの手すり。一体どれだけの掌が
ここを触れたのかなぁ。

日本橋三越本店での『夏を愉しむ』お陰様で終了いたしました。_f0177373_19052693.jpg
5階の中央付近から上階を見上げれば。窓の装飾は全て
違うデザインで、ステンドグラス風。他にも細部に凝った
つくりがイロイロ。古き良き時代の豊かな百貨店を感じます。

結局今回は一週間、私が通いまして。
蔵前から日本橋まで、行きはバスで帰りは歩いて。
道中、馬喰町あたりの私のお気に入りだった古いビルが次々
に足場が組まれて覆われて。

昭和35年3月号の『民藝』、その中で柳宗悦は「同質美と
異質美」と題した評論を。結びに、均一化だけでは自由は閉塞
されて了ふ。とありまして。ふむふむ。60年経って大きさ様々
な個性的なビルたちが、何棟かまとめて解体されて。
同じような大きさの、同じようなマンションが生まれて。
今の三越とその周辺、宗悦はどんな風に思うのかなぁ。。。




by senshoku-iwasaki | 2021-08-04 23:39 | 展示会・お知らせ
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