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この夏の杉綾織りの着尺、もう一つは木綿の『はしり雨』。
縞の中にも小さな縞があり、パラパラサーッと。
本降りがやってくる前のはしり雨のような。。。

小さな切り返しで生まれる菱は、雨の雫。
なんか時代小説も似合いそうな木綿着尺の新作です。

この夏の杉綾織りの着尺、もう一つは木綿の『はしり雨』。_f0177373_18212778.jpg
木綿でも絹でも。
タテ糸本数の多い綾織りは、織りにとても時間が
かかります。
木綿の着尺をずっと作りたかったのだけど、価格的
に受け入れられにくいんじゃないかなぁ・・とか。
ナカナカ打ち出せずにいましたが。
糸とその密度、試行錯誤を繰り返しながら今年春に
『蔵前の炭酸水』シリーズとして3反うまれまして。
今回は前回とは違う綿糸をタテ糸にしまして。

一越一越重ねながら一粒一粒の雫を織り出しながら。
iwasaki結成30年目の今年に、これらの木綿着尺を
作れたことが本当に嬉しいです。
この『はしり雨』も染織こうげい神戸店さんでの
作品展『絲ぢから』に出品いたします。

岩崎訓久・悦子織物展
『絲ぢから』

10月14日(木)~18日(月) 
染織こうげい神戸店
14日・15日・16日
はクニヒサが在店します
by senshoku-iwasaki | 2021-10-11 22:38 | 着尺・帯
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