この夏の杉綾織りの着尺、もう一つは木綿の『はしり雨』。
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縞の中にも小さな縞があり、パラパラサーッと。本降りがやってくる前のはしり雨のような。。。 小さな切り返しで生まれる菱は、雨の雫。なんか時代小説も似合いそうな木綿着尺の新作です。
木綿でも絹でも。タテ糸本数の多い綾織りは、織りにとても時間がかかります。木綿の着尺をずっと作りたかったのだけど、価格的に受け入れられにくいんじゃないかなぁ・・とか。ナカナカ打ち出せずにいましたが。糸とその密度、試行錯誤を繰り返しながら今年春に『蔵前の炭酸水』シリーズとして3反うまれまして。今回は前回とは違う綿糸をタテ糸にしまして。 一越一越重ねながら一粒一粒の雫を織り出しながら。iwasaki結成30年目の今年に、これらの木綿着尺を作れたことが本当に嬉しいです。この『はしり雨』も染織こうげい神戸店さんでの作品展『絲ぢから』に出品いたします。 岩崎訓久・悦子織物展
『絲ぢから』10月14日(木)~18日(月) 染織こうげい神戸店14日・15日・16日はクニヒサが在店します
by senshoku-iwasaki
| 2021-10-11 22:38
| 着尺・帯
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岩崎 訓久・悦子
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