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いよいよ明日から染織こうげい浜松店での展示会『絲ぢから』始まります。
iwasakiは素材のチカラを何よりも信じています。
手織りの場合は、布になるまでおそらく全て・・
私たち夫婦の手指が当たらない箇所はありません。

糸を染めて、グルグルとカセから木枠に巻きあげて、
整経をして、機にかけて。この段階でタテ糸は全部
手に触れています。
ヨコ糸もグルグルとカセから小管に巻く時も。
左手の親指と人差し指の指先は、ずっと糸を右に左
に振りながら。
この30年・・・。糸を全く触らなかった日は、
もしかすると100日を切るくらいかもしれません。

結局のところ、何をするより糸に触れている時間が
一番好きなのだろうと思うのです。。。

だもの。「この糸を活かしたい!」と思う糸しか
使いませんので、「それが一番活きるように」が
日々のテーマであり、iwasakiの永遠のテーマなの
だと思っています。

『絲ぢから』は「織物力」。足りない技術力も糸
のチカラで押し上げて(!?)もらって(笑)。
いよいよ明日から染織こうげい浜松店での展示会『絲ぢから』始まります。_f0177373_17562350.jpg
iwasaki定番の緯吉野の八寸帯地「石畳シリーズ」。
シックなヨコ糸ですが、よく見るとタテ糸にはかなり
カラフルな七色が・・・。『マルタの石畳』。
いよいよ明日から染織こうげい浜松店での展示会『絲ぢから』始まります。_f0177373_17561950.jpg
学生の頃よりお世話になっている、宮坂製糸さんで
「御柱糸」と名付けられていた節だらけの手繰りの
玉糸を使った太織着尺の『御柱織り』シリーズ。
今回は菱綾の無地のタイプと。
一崩し、三崩しの平織りのタイプと。

着尺も糸の太さや密度、規格を変えて・・・。
薄手でしなやかなタイプからこのお柱シリーズのように
ヘヴィーデューティーなタイプまで、生地の厚さや重さ
組成そして糸!をじっくりと感じて頂けたら・・・
とても嬉しいです。


岩崎訓久・悦子作品展
『絲ぢから』

染織こうげい・浜松店
4月21日(木)~25日(月)
21日・22日・23日は訓久が在店致します

by senshoku-iwasaki | 2022-04-20 22:38 | 展示会・お知らせ
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