いよいよ明日から染織こうげい浜松店での展示会『絲ぢから』始まります。
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iwasakiは素材のチカラを何よりも信じています。手織りの場合は、布になるまでおそらく全て・・私たち夫婦の手指が当たらない箇所はありません。 糸を染めて、グルグルとカセから木枠に巻きあげて、整経をして、機にかけて。この段階でタテ糸は全部手に触れています。ヨコ糸もグルグルとカセから小管に巻く時も。左手の親指と人差し指の指先は、ずっと糸を右に左に振りながら。この30年・・・。糸を全く触らなかった日は、もしかすると100日を切るくらいかもしれません。 結局のところ、何をするより糸に触れている時間が一番好きなのだろうと思うのです。。。 だもの。「この糸を活かしたい!」と思う糸しか使いませんので、「それが一番活きるように」が日々のテーマであり、iwasakiの永遠のテーマなのだと思っています。 『絲ぢから』は「織物力」。足りない技術力も糸 のチカラで押し上げて(!?)もらって(笑)。 iwasaki定番の緯吉野の八寸帯地「石畳シリーズ」。シックなヨコ糸ですが、よく見るとタテ糸にはかなりカラフルな七色が・・・。『マルタの石畳』。 学生の頃よりお世話になっている、宮坂製糸さんで「御柱糸」と名付けられていた節だらけの手繰りの玉糸を使った太織着尺の『御柱織り』シリーズ。今回は菱綾の無地のタイプと。一崩し、三崩しの平織りのタイプと。 着尺も糸の太さや密度、規格を変えて・・・。薄手でしなやかなタイプからこのお柱シリーズのようにヘヴィーデューティーなタイプまで、生地の厚さや重さ組成そして糸!をじっくりと感じて頂けたら・・・とても嬉しいです。
岩崎訓久・悦子作品展 『絲ぢから』染織こうげい・浜松店4月21日(木)~25日(月)21日・22日・23日は訓久が在店致します
by senshoku-iwasaki
| 2022-04-20 22:38
| 展示会・お知らせ
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岩崎 訓久・悦子
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