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染織iwasaki のある日
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久々に『絞り絣八寸帯地』に取り掛かっております。
『ほぐし絣』とも呼ばれるこの技法。
一度仮にさっくりと平織りで織ってから絞り染め
をしまして。仮織りした際の木綿のヨコ糸を抜き、
染めた絹糸で本織りをします。
一度布にしてから絞った絣は、糸のときに括る絣
とは異なり、ざっくりとゆらぎのある大胆な絣に
なるのが魅力なのですが、普段の織物制作ではまず
無い「やり直しの出来ないドキドキの博打感」が
あります。。。(汗)
登り窯で偶然に出来た灰釉のような・・・
意図的に作ろうとしても作れない、奇跡の(!?)
「絣足」が今回も出来ていたら嬉しいのですが。。
今日はやっと一連の染めの作業が終わって、本織り
の準備までたどり着け・・・。クニヒサ、仮織りの
ヨコ糸を抜き取り。綜絖、筬通しをしてから本織り
に入ります。本織りは綾織り、山形斜文です。。。
さっくりとヨコに木綿糸で仮織りした帯地。
これはこれでキレイなんですけどね。。。
白く抜けるところを先に括ってからベージュに
染めまして、白とベージュの部分を括ってこげ茶
に染めていきます。ポリエチレンロープの下には
きっちりとラップも巻いてあるのでまるで笹団子
かウインナーのようです(笑)
染めているときはこんな感じで。
煮染めするので、染液がどれくらい括った部分にも
染み込んでしまうのかがワカラナイのが恐怖(笑)。
こげ茶に染めてベージュ部分の括りを取ると。。。
おぉぉ。ちゃんと防染されている様子。この中の
白い部分の括りがちゃんと白く抜けていればOKなの
だけど。こればっかりは、開けてみるまでワカラナイ。。
今回は仮織り、絞り、括りまでを私(エツコ)が
染めと本織りをクニヒサが担当して、1本ずつ2本の
八寸帯地を色違いで制作します。
山梨工房のときには2本分で制作しましたが、手狭な
蔵前工房なので、少しずつ取り掛かります。
大らかだけど繊細な、染めと織りの中間のような
「モナカな八寸」を目指します!
by
senshoku-iwasaki
|
2022-09-20 21:59
|
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