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キモチは木枯らしの頃にすっ飛んで・・・。
6月から7月はiwasakiにとって重要な月。

ご注文頂いている着尺や帯地の制作と。
秋冬に向けての新シリーズのココロと糸の準備と。
クニヒサも私(エツコ)も仕事用の眼鏡をより軽く、
それぞれ度数は上げて(トホホ・・)挑んでおります。

今月初旬お祭りの後片付けのお疲れを残したまま・・
クニヒサ、レンタカーをひたすら運転(毎度のこと
ながら私は乗ってるだけ・笑)岡崎へ。
以前からiwasakiのブランケットに使ってみたいと思っ
ていた魅力的な英国羊毛の糸をつくるメーカーさんへ。

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お伺いした三河紡毛さんは、ビンテージウールと
呼ばれる年代物のジャケットやコート地を再現する
アパレルブランドからも支持されているそうです。
TOP(原毛を先に染めてミックスさせて糸にした)の
色味が奥行きのある、独特の深みがありまして。
その工程は、やはり職人の手と、半世紀以上現役の
美しい機械たちにありました。

のこぎり屋根の工場の中には、原毛を混ぜ合わせる
部屋からガードにかける大きなマシン。。


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そしてボーリング場のような広いお部屋にあった
のはミュール精紡機という大きなマシン。
生産効率が悪いため、現在主流ではない機械なのだ
そうですが。それがこちらの糸の特徴でもある独自
の質感を生み出しています。

iwasakiがいつもお世話になっている宮坂製糸さん
や、碓氷製糸さんの絹糸もそうですがビンテージな
機械と人の手指が新たなビンテージを生むのだと。
古くて新しくて美しい三河紡毛さんでこの度
ブランケットのための糸をゲットいたしましたので、
8月頃には(また暑いなぁ。)取り掛かる予定で。

それまでにご注文の品々を、特に着尺となると
取り掛かると約ひと月・・ずっとその方を想像しな
がらになりまして。その間は他のことは出来ない
不器用な私(笑)。
つくづく。染織iwasaki、二人がかりでヨカッタ。




by senshoku-iwasaki | 2023-06-27 23:04 | 纏う布・暮らしの布
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