先日お納めした、Nさま仕様の経吉野ぼかしの段着尺。
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Nさまとの出会いは3年目の『日本の夏じたく』。日本刺繡の飯島桃子さんとの初めてコラボ帯を即決くださってから15年くらいになるかしら。。。 以来、夏じたく展や増孝商店での展示会にはいつも素敵なお着物姿でお越しくださって。私たちも大好きな、遠藤あけみさんの型絵染めだったり。遠藤さんのお師匠さんの岩井香楠子先生のものも。あの時のあの素敵な紅型は、どなたのものだったかしら。Nさまのお好みは何となくわかってきて。吉野格子で無地の九寸帯地を作らせて頂いたことも。コロナ禍以前から「今度はキモノを織ってほしくて」と言って頂いて。昨年iwasakiの『経吉野菱餅ストライプ』をご覧になり、具体的なイメージをいただきました。 淡いピンクがベースで、アイボリーとシルバーグレーの縞が浮き織りでチラチラと出ます。そこにアイボリーベースとシルバーグレーベースのぼかしの段。ここにチャコールグレーや、トルコブルー金茶などの差し色が入ることで膨らみが出ます。この差し色がNさまのお持ちの帯にきっとどれも入っていたんじゃないかなぁ?とちょっぴり自信アリな色たち。 ただ、この織りは越し数を数えながらとなるので、前回のOさまのご注文の着尺もですが・・時間も緊張もかかりまくり(笑)。だけどOさまのときと同じくずっと楽しいのは、Nさまのお召し姿が浮かぶのです。ご対面したときのNさまの反応に、全てが悦びに。。。 織りを仕事に出来て本当にヨカッタ。夏に掛かったのは、OさまNさまときれい系の着尺でしたが、秋風が感じる頃より準備しているのは、ざっくりと懐かしめな『THE・紬』です。iwasakiの原点回帰、ガツンと自家織物な新シリーズの着尺を制作中です!
by senshoku-iwasaki
| 2023-10-11 23:05
| 着尺・帯
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岩崎 訓久・悦子
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