一年振りに会えた甥っ子と、TVでサッカー観戦した後の穏やかな夕。突如入った北陸地方の地震のニュースに心がずっとザワザワしたまま。 何も出来ないiwasakiはいつも通りお向かいの第六天榊神社で初詣をしてから初仕事にかかりました。 昨年制作した「時を経た赤い八寸」シリーズで使用したタテ糸の極太の生糸とアイボリーの生糸の切り糸で。裾がモジャモジャしているのは、結び目だったからなのだけど。近正匡治さんの龍のスカーフリングを通したらなんか裾が暴れているほうが合うみたい、とそのまま。 織りをしている限り出続ける切り糸は、常に繋げてまたヨコ糸に使える時に使っていますが。この太いタイプの糸は、繋げると結び目が大きくなるので活かし方を検討中でして。今年は何か良いカタチで使えそうな気がしています。 エコとかSDGSとかそんなカッコいいテーマじゃなくて全部余すこと無く使い切る、それがお蚕さんや製糸や撚糸してくれた方への感謝に繋がると信じて続けて…30数年。繋げても繋げても間に合わず、切り糸を入れた缶缶たちが増え続けている現状ですが。iwasakiにとって生きるとは織ることなので。手指は止めることなく、私自身も使い切れるその日まで織り続けると近正さんの龍に誓いました。
by senshoku-iwasaki
| 2024-01-02 23:40
| 岩崎のある日
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岩崎 訓久・悦子
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