染織iwasaki のある日
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じっと見が止まらないイチイチの野蚕の紬着尺出来ました。
秋の染織こうげい・神戸展さんでの作品展に向けて
iwasaki らしい(⁉︎)一見どうってことの無い、されど
こっくりと味わいと糸ぢからのある、ざっくりとした
平織りの紬を制作しました。
イチイチとは、濃い色と淡い色を1本ずつ交互に経て
たモノのことで一筋の糸のチカラを感じて頂けるかと。
タテ糸には野蚕のタッサーシルクを使いました。
ギラっとした輝きと、独特の粘りと質感のある野蚕
の糸は。以前は安価な糸でしたが、今は国産の家蚕
糸と価格的に変わらないものとなりまして。
iwasaki では特性を活かして…帯揚げにもなるストール
には野蚕糸を使っておりますが。
この光沢感とコシと粘り、着尺でも使ってみたくて。
単衣ならさらりと、長い期間楽しめて。
袷であれば軽くて温かく楽しめる、どうって無いけど
愛おしい日常にそっと寄り添ってくれそうな。
ヨコ糸にはまわたのつむぎ糸と、赤城の玉糸を。
こちら先週織り上がったばかりの小格子タイプ。
偶数の8越しずつグレーの玉糸を入れると、表にグレー
がヨコ線で出たり、裏目に出てタテ糸が出たり。
心電図みたいです。「裏目に出る」ってあんまりイイ
意味で使われることはないけど、このぼわーんとした
裏目、私は好き(笑)。
こちらは第1弾で作ったもの。イチイチの縞の大小で
構成しました。ヨコ糸はまわたのつむぎ糸で、所々
ヨコも濃い淡いでイチイチで段を入れました。
こちら第2弾のものは、やはり大小のイチイチの縞
にヨコ糸にまわたつむぎ糸を無地で。草色のような
グリーンの無地が、タテの縞を浮き出しています。
どれもこれもぱっと見よりもじっと見で。
iwasaki永遠のテーマでもある
作家モノというより、産地モノのような風情で。
どこか山奥で、老婆がせっせと手織りをしている
ようなイメージで。老婆には近づいてきたけれど、
なーんか落ち着かない(笑)、蔵前の工房で。
脳内は幕末?いや宇宙?素敵な過去から未来を
旅しながらの3部作です。。。
by
senshoku-iwasaki
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2024-10-01 22:58
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着尺・帯
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岩崎 訓久・悦子
by senshoku-iwasaki
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