7月から取り掛かっていた『菱とクロスの九寸帯地』は、無地。経緯ともに群馬の絹糸で、無地の景色の中に小さな菱とクロス、うっすらと縞。静かだけど、糸ぢからのある織物らしい帯になったと思っています。
5月に三溪園で催した『種手』でkatsura booksの織田桂さんに、「染織工芸家 浦野理一の仕事」のお話会をして頂きました。お願いするにあたって昨年から浦野理一さんが手掛けた織物の載った本を改めて色々目にしまして、帯地の無地の良さも再認識したりして。iwasaki らしい無地の帯を作りたいと思って温めておりました。。。
これらの九寸帯地の他に、八寸でも新しい無地の『菱とクロス』も現在制作中です。八寸のほうは長い季節で使える(⁉︎)不思議な質感になっております。なんせ春から秋までずっと暑い昨今ですので💦
先日ブログでご紹介させて頂いた、Y様の裂織りの半巾帯を制作いたしました際に、同じ経糸で緯糸にシルクシフォンを染めて裂いたものや、B反の国産胴裏地を西洋茜で染め裂いたiwasaki のストック素材で制作した特別な半巾も。
11月の染織こうげい・神戸店さんでの作品展に向けて制作しておりましたが、こうげいさん今年も9月に東京展をされるとのことで、これら新作も一部出品いたします。こうげいさんセレクトの素敵な作品の数々を、東京で見ることの出来るチャンスです!(ついでにiwasaki の最新作も・笑)今週末9月12(金)・13(土)・14(日)・15日(月)の4日間。クニヒサが在廊予定です!


染織こうげい展 東京展
9月12日(金)~15日(月)11:00-18:00 最終日(15日)は16:00まで開催場所
東京都中央区日本橋久松町5-4 4階
ギャラリー久松町