昨年末に久し振りに岡谷の宮坂製糸所に伺った。
宮坂さん、8年前に伺った時よりなんだかとてもお元気。 娘さんの旦那さんが宮坂製糸所を引き継がれることになったそうで、いっしょにお仕事をされて いるそう。 いろいろと新しい繰糸機(繭から糸を繰る機械)の開発もされていて、その中でも目をひいたのが 太繊度低張力繰糸機。(一度に300粒~1000粒の繭を低張力で繰糸して1000デニール~ 3000デニールの極太の原糸を作る機械) そのnewマシンで出来た糸が銀河シルク。 糸とりの槽の回転が銀河系の動きに似ていること、糸が天の川のように美しく輝いていることから 銀河シルクと名づけたそうです。 とにかく、このツヤツヤでピカピカな美しい糸を使って半巾帯やショールを織ってみました。 う~ん。絹って美しいなぁ~。 そういえば、シルクプロテインなのか?宮坂さんいつお会いしてもお肌がツヤツヤ、まるでこの 銀河シルクのような方です。 宮坂製糸所は、昔ながらの手挽きの糸をずっと作り続けておられる製糸所。 最新の技術のそこには必ず人の手指があってこそ。 織り手の私達にとって糸の作り手は、ずーっとなくてはならない人。 どうか細く長く、いつまでもつながっていけますように。 と、星降る冬の星空を見上げて思いました。(銀河シルクにかけてみました) えつ
by senshoku-iwasaki
| 2008-02-10 00:00
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