ご当地ど真ん中最中「両国力士もなか」と、「千体地蔵最中」。
お彼岸のころともなると渋茶の美味しい季節。
私(エツコ)の酒飲みだった父は、何にでもかこつけて♪酒が飲める飲めるぞ酒が飲めるぞ~♪と
いつも酔っぱらっておりましたが(笑)。
下戸の我が家にはアルコールはありませんので、写真の父に季節の(!?)最中を。

蔵前のiwasaki工房は、かつての蔵前国技館のすぐ近く。現在その跡地は都の下水道処理施設と
「蔵前水の館」という建物がありますが、その脇の蔵前橋を渡れば墨田区。
両国あたりまでは楽しいお散歩コース。途中、この辺りでは大きめのスーパーもありまして、
よく若いお相撲さんたちにも出会える、びんつけ油の香りがクニヒサには懐かしい街でもあります。
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そんな両国散歩で出会ったのが「半生菓子司・とし田」さんのその名も「両国力士最中」。
まあるい土俵の中にお相撲さんが可愛いです。しっかりとした粒あんがぎっしり。力持ちになれそう。
こちらのとし田さん、季節の生菓子や半生菓子、そして「すもうねこどらやき」も可愛くて美味しい一品。
そちらは、はすまるさんの「すもうねこ」が焼き印で描かれています。
さすがお相撲の街、両国です。
美味しいちゃんこ鍋屋さんもひしめく両国。あぁぁ。これからの季節はたまりません。。。


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先日の『小さな増孝商店』に来て下さった、日本刺繍の飯島桃子さんからお住まいの東村山の差し入れが。
「地元の和菓子屋さんでこんな最中があったんですよ~。
でも私はこの千体地蔵のある、正福寺の地蔵堂には行ったこと無いんですけどね~(笑)」
東村山の「御菓子司・清水屋」さんの栞によると・・その地蔵堂は、都内唯一の木造国宝建造物だそうで。
一木造りの小さなお地蔵様が祀られているそうなのですが、祈願する人はこれを一体借りて持ち帰り、願い
が叶うともう一体添えて奉納したそうで・・・いつしか千体と呼ばれるほどたくさんになったと。
そんな郷土の誇りも込めてつくられているそうで。
しっとりとした粒あんに求肥の入った、カタチは四角だけど、こちらもまあるい優しさあふれるお味です。
飯島さんには以前にも。
東村山といえば(!?)の「だいじょうぶだァー最中」などユニークな一品をセレクトくださって!
飯島さん、ごちそうさまでした。



# by senshoku-iwasaki | 2018-09-20 22:45 | 最中
日常に戻りまして、今日は湯通しをしました。
秋らしい陽気になって、織り半襟もざっくり規格で新登場です(笑)。
外は雨交じりでも・・・湯通しは屋内作業ですので、最新の御柱太織り着尺と半襟も。
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来月に。
お世話になっている、染織こうげい・神戸店さんでの展覧会が控えておりまして。
こうげいさんでは毎年発表させていただいているので、キモチとしては昨年から準備しているつもり
なのだけど。
うむうむうむ。。。
あれあれあれ。。。
一年って、あまりにも。あっという間に過ぎ去ってしまいまして。
こうげいさんの浜松店さんと、神戸店さんとで季節も違うし内容も変えたい!とも思って。
ご注文で頂いた仕事を進めさせて頂きながら・・・地味に新作(!?)を。
新作ではあるんだけど、あんまり代り映えしないのがiwasakiの芸風なものだから(笑)・・・。
おぉっ!!と目を引く新作はまだ出来ていないかもかも。

クニヒサとの作戦会議は、今朝湯通ししたこの織り半襟を干しながら。
「やっぱり。新しい八寸の企画やってみますか!」クニヒサ。
「シリーズ化させるには、第一弾の色味って大事だったりするのよねぇ。」私。
ガラス越しに見たことあるような男性が通ったような・・・?
「うわっ!!ビックリした~!」クニヒサ。
「えぇっ!?」私。
「お二人ともビックリしすぎですよ(笑)。」
笑いながらひょいとやって来てくれたのは、染織こうげいの社長さんでした。
「コレ、知ってます?」
セブンイレブンの袋から取り出したのは、生キャラメルならぬ生ミルキー。

お口です~っと溶けてしまうママの味に浸りながら・・・。
社長さん帰られた後も、次に機に掛かる糸を準備しながらアタマの中は新企画を。
まだ社長さんには話せなかったけど。もう少し頭を整理して・・間に合うとイイんだけどなぁ。。。




# by senshoku-iwasaki | 2018-09-14 22:40 | 工程
9月の小さな増孝商店、お陰様で終了いたしました。
たった三日間限りの、とっても狭いスペースの、小さな増孝商店でしたが。
お出で下さった皆々様・・・心より感謝しております。。。
ありがとうございました。

一越しの糸のチカラを信じて。
なんてことのない、だけどありそうでない、少量生産だからこそ作れる自家織物的な。
不確かで、微妙で、揺らぎがあって。
不完全かもしれないけれど、堅牢で、健康的で。
そんなiwasakiの織物の足りない部分を、ユーザーさんに愛して頂いているだと実感した
幸せな三日間でもありました。
作り手の仕事に使い手の愛が加算されて10にも、または合わせる帯であったりキモノによって
12にも13にもなったら・・・!そのモノは、本当に幸せだと思うのです。

そんな幸せな織物たちを、作り出せる幸せを噛みしめて。
また明日から織り進めたいと思います!


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今日ご主人と、1歳のお子さんと3人でお出で下さったYさま。
銀河絹の山形斜文の半巾帯を締めてくださって。なんと着付けはご主人がされるそうで。
藍の絞りの爽やかなお着物に舞い降りた蝶々のようでした。ありがとうございます!!





# by senshoku-iwasaki | 2018-09-09 23:10 | 増孝商店 KM
小さな増孝商店、ひっそりとオープンしました。
本日より9日までの三日間のみですが。。。久々の営業です。

怪しい空模様にもかかわらず、お出かけ頂きましたお客様ありがとうございます!!
ブログをご覧になっていてお出で下さったという方や、すぐご近所にお勤めで以前から気になって・・・
という方々もありまして。
ありがたいやら恥ずかしいやら・・・。
いつもとは違う、汗だくのiwasaki夫婦です(笑)。

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明日、明後日と、こんな感じで・・・。
小さな小さな増孝商店ですが、織物力はたっぷり織り込んで。(・・・つもり笑)

iwasakiの仕事をご覧いただけましたら嬉しいです。



# by senshoku-iwasaki | 2018-09-07 22:25 | 増孝商店 KM
台風一過の青空の。
切れ端のような水色は、神戸のRさまの杉綾織りの着尺のタテ糸になります。

昨日の大型台風は、神戸・大阪にも大きな被害をもたらして。
お世話になっている染織こうげい・神戸店さん、Rさまはじめお客様や皆さまのことを・・・
思いめぐらしながら、ニュースを見ながらそわそわ。
富士宮市の一時間の最大降水量が120ミリを超えたと聞けば、南部町の家も心配になり。。。

そんな曇り気分を吹き飛ばすかのように・・・昨日クニヒサが染め始めたのがこの水色。
今朝のり付けをしまして。
ぐんぐんとお天気の回復とともに乾きはじめまして・・・。
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パンパンと、カセをさばくクニヒサも大忙し(笑)。
あっという間にパラリとキレイに乾きあがりまして。
昨日の大嵐は何だったのと、憎らしいほどの青空に。。。

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昭和製のゼンマイと呼ばれる糸巻きで、ぐるぐると一度木枠に巻き上げまして。
ここからは手動で、回転数で長さを確認しながらクニヒサが巻き返すのですが。
それがガラガラと。
この機械よりよっぽどうるさいので、別の作業中の私・・考え事も出来ません(笑)。

Rさまの杉綾織りの着尺。
この青空をタテに、ヨコには淡いグレーの予定です。

今日のお天気のように、被災された全ての方々にどうか一日もはやく青空が戻りますように。

# by senshoku-iwasaki | 2018-09-05 23:37 | 工程
クニヒサが取り掛かったのは・・・。
以前制作した杉綾織りの『砂とラピス』をご覧になられたお客様から・・・。
「この色合いで地紋のタイプに出来ますか?」とのリクエストを頂きまして。
Sさまの地紋版『砂とラピス』制作中です。。。

写真ではわかりにくいのですが。タテは明るめの紺、ラピスブルーでして。
ヨコはつむぎ糸で、ちょうど・・ラブラドールとゴールデンレトリバーの中間のような!?砂色です。
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ニュアンスは似ているのですが。
地紋のシリーズは平織りですので、杉綾のときとはまた違う表情になります。
それとヨコ糸が太い細いあるつむぎ糸なので、越し数で丸を作るのですがそれが不均一になるところも。
織物の面白さはこういうところかもしれません・・・。
タテヨコともに生糸を用いれば、キッチリと上等な織物に。
こうしてヨコにつむぎ糸や、座繰りの玉糸を使うと揺らぎが生まれて不完全なところが愛おしいのです。
私(エツコ)の個人的な好みでいうと、圧倒的に後者でして。
このヨコにつむぎ糸を使ったSさまの着尺も。
私が取り掛かっているKさまの黒っぽい杉綾織りの羽尺も、赤城の座繰り玉糸がヨコなので。
どちらも無地っぽいんだけど、あぁ愛おしい(笑)織物力にあふれております。

地紋のシリーズは、ヨコ糸の越し数を数えながら織るので無口になります(笑)。
黒くて糸が見えにくいKさまの杉綾も、無口になります。
今週末の金・土・日は、小さな増孝商店の営業日ですから、せめて私のほうだけでも織り上げて。
織り途中でも機から立ち上がれる(!?)織り半襟のタテ糸が、隣りの機にセットされまして。。。
「早くしてね」クニヒサからの無言の圧が・・・。




# by senshoku-iwasaki | 2018-09-03 22:51 | 着尺・帯
かなりストイックな・・・黒い杉綾織りを制作中です。
Kさまにご注文いただいたのは羽尺。
男性の方なので生地巾があり、タテ糸本数は約1600本。

タテヨコともに黒いとなると・・・糸目が見えない(涙)。。。
老眼鏡をかけて、時には更に拡大鏡をかけて(笑)、一寸ずつ。
一寸を「チョット」と読むと知ったときは、一寸がこんなに長いなんて思わなかったなぁ。
織物では鯨尺なので、一寸は約3.78㎝。
それが長く感じるくらい、中2娘の夏休みの宿題に例えると「地味に終わらない」かと(笑)。
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Kさまからのリクエストは黒っぽいんだけど、真っ黒ではなくて切り替えしの織り柄が見える感じ
ということで。先にタテ糸を濃いグレーで経ててヨコ糸に黒を入れて織ったのですが・・・。
タテの密度が高いので、全体的にはグレーが強く出てしまいまして。
これはもう一回、タテ糸をやっぱり黒にして織り直してみたところKさまのイメージに近いものに。
あぁヨカッタ。
それにしても。一度でたどり着けないのは、やっぱりiwasaki(涙)。
これが一度でキマルと(たまーにそういう時もありますが・笑)スカッとイイ気分になるのだけれど。
ナカナカそうはいきませんで。

美術系の高校に進みたいと思っている娘。
夏休みの宿題のポスターや、美術の課題がどうも気に入らないらしく。
描きなおすために近所のシモジマに画用紙を買いに行ったと思ったら、翌日は切らしたポスターカラー
がシモジマに無いと新宿の世界堂まで行き・・。翌日ひとつ足りなかった~!とお茶の水の画材屋さん
まで行き。特別に絵が上手いわけでもないし、要はカタチ!?文房具好きなだけなのかもだけど(笑)。
確実に彼女がボツにしたものよりかはよく描けているみたいなので・・・やっぱり彼女も。
幼少の頃から不器用といえば、アニキのほうだけかと思っていたけれど(トホホ・・・)
一度でたどり着けない、不器用な血を引き継いでしまったのねぇ・・・と。
ただ・・・。
娘も私も。
地味に終りそうもない・・・(涙)。




# by senshoku-iwasaki | 2018-08-28 23:43 | 着尺・帯
つばめちゃん(5歳)からのタイムトンネル。
蔵前の自宅部分のリノベーション設計施工をしていただいた、つみき設計施工社の河野ご夫妻。
5歳と1歳の可愛いお嬢さんたちがいて。
先月河野さんにお会いしたときに、
「つばめが大好きな絵本があって。そこに出てくるもぐらのズボンが欲しいというので、
(つみき設計施工社の)夏目さんに同じようなズボンを作ってもらったんですョ。
あ、もしかして岩崎さんも『もぐらとずぼん』ご存知ですか?とてもいい絵本なんです。。。。」

我が家の子供らは、特に息子のほうはチビッコ時代に絵本が大好きで。南部町の図書館で随分と
イロイロ借りてきては読まされた記憶がありますが・・・つばめちゃんくらいの頃は、長新太さん
のキャベツくんシリーズばかりだったような・・?う~ん。10年も前のことになるのかぁ。。。
「『もぐらとずぼん』、どんなお話しなんですか?」iwasaki夫婦。

そんなやりとりがあって、お盆の前に。
河野さんご一家が現在暮らしている、市川の瑞々しい梨とともに届いた絵本。うわぁ!
おおぉ。なるほどぉ。。
ある日もぐらくんが見た、大きなポケットのついたズボンが欲しくて・・それを作るために様々な
工程や、手(といっても、登場人物は虫や、植物に動物たちなのですが・・)を経て亜麻(リネン)
を育てて繊維をとり、クモくんたちと糸を績んで、コケモモくんが青く染めて、アリさんたちが
機織りしてくれて布にして、エビガニくんが生地を裁断して、ヨシキリくんが縫い上げて。
もぐらくんのズボンが出来るまでの物語は、モノづくりの原点。
決して一人で完結するものではなくて、曼荼羅のように関わりあってより良いモノに。
つみき設計施工社さんの建築に対する考え方も、iwasakiの織物づくりも同じです。

作者のエドアルド・ペチシカさんと作画のズデネック・ミレルさんはチェコスロバキアの方。
コットンではなくリネンというのもチェコらしくて。
景色が少しずつ春から秋に向かってゆく画も素敵で。
そしてびっくり。初版は1967年。あら、私より2歳年上。
なんと2016年に90刷とあり、ロングライフロングセラー。

この物語、最初にもぐらくんが土の中から宝物を見つけます。その宝物をいつも入れていられそうな
大きなポッケに惹かれたズボンなのですが。。。
宝物は、縄に安全ピン、折れた釘に毬、割れた鏡。どれも人間の捨てたゴミなんだけど
それを大切にしまうポッケのついたズボンを素材からつくるって??
という現代人が忘れてしまった過程を追う物語でもあります。
エドアルドさんが鳴らした警鐘は、50年もここ日本でも愛され語り継がれて。

iwasaki夫婦がもし、5歳のころにこの絵本に出会っていたら・・・?
でもやっぱり。
織物屋になっていたかな・・。
それにしても。
鶴の恩返し、狸の糸車、そしてアリさんかぁ・・・。
私たちにとって織物は、結構・・いやかなり難しいんだけどなぁ・・・(涙)。

5歳には戻れないけれど。
河野ご一家さんのお蔭で。
あらためて26年前のiwasaki結成時の初心に返ることが出来たお盆でした。
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# by senshoku-iwasaki | 2018-08-22 22:42 | 岩崎のある日
9月の小さな増孝商店のお知らせ。
4月に蔵前に引っ越しをしてきまして。
この引っ越しが(覚悟はしていたものの・・・)大幅に仕事を遅らせまして(涙)。
ナカナカ「年に数回のiwasakiのshop・増孝商店」をオープンさせることが出来ませんでしたが。
ようやく少し落ち着きまして。。。

とはいっても。機道具でshop部分はかなり狭くなってしまったので。
来月から『小さな増孝商店』として3日間だけオープンしようと思っております。
9月は、7日(金)・8日(土)・9日(日)の3日間。
昨年の梅雨場所以来ですので、あらあら1年以上経ってしまいました・・・(汗)。

今回はご案内はがきもなくて、このブログでの告知のみなのでひっそり(!?)とですが。
よろしければお出かけください!
織りたてホヤホヤの最新作から、制作途中の機上のものまでご覧いただける工房shopです。


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写真は今日の景色。
増孝商店をいつも楽しみにして下さっているTさまのご注文の着尺のタテ糸を染めました。
以前制作した深いグリーンのグラデーションの地紋の大きな格子の着尺をご覧になって、
Tさまのお好きな淡いターコイズグリーンのご希望で。

工房ですので今までに制作してきました着尺や帯地のサンプルも多々ございます。
Tさまのようなご希望も、打合せをさせて頂きながら制作することも出来ますので
お気軽にご相談くださいませ。

小さな増孝商店、しばらくは不定期で開店を予定しております。


# by senshoku-iwasaki | 2018-08-18 23:02 | 増孝商店 KM
新しい山形斜文の八寸帯地は、『となりの芝生』。
モフモフとした芝生のような。
写真ではわかりにくいのだけど・・・青々とした枝豆のようなヨコ糸は、国産のキビソ糸。

連日・・猛暑猛暑の今年の夏も。
立秋も過ぎて、残りの夏。
名残りを惜しむようなキモチにはまだまだなれそうもないけれど、脳内だけでもスズムシの音色。
う~ん。カラリとした秋風に、高い空。
イメージは、舟和の芋羊羹が一番美味しく感じるころかなぁ。。。
こっくりとした、濃い茶の紬なんかに合いそうな。
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この夏は私(エツコ)の妄想も。
暑さのせいか慌ただしさのせいなのか・・・ナカナカ旅に出ませんで(笑)。
どっぷりと、落ち着いて機に座り続けるコトが出来なくて。
なんやかんやと用事が。。。(涙)
織りばっかりは。イライラしてもなんの得も無いどころか、失敗したりの損しか無いものだから・・・。
余計な妄想時間が無くなっているのかもかも。そうだとしたらそれは良くないなぁ(笑)。

少しだけ。ささくれそうな心にオイルを塗って。
南部町の山の中の仕事場が恋しいなぁ。あの工房は最高だったなぁ。。。
あ、これってもしかして。
隣りの芝生は青くみえるみたいなものかしら!?
いやいや。蔵前の工房も。



# by senshoku-iwasaki | 2018-08-11 22:17 | 着尺・帯
芽が出たい?めでたい(!?)話。
先日・・・高1息子の誕生日に、中2の娘からのプレゼント。。。
いろいろと。落ち込みがちなアニキに対して少しでも癒しになるかと思ったみたい(笑)。
毎日部活で真っ黒けの息子に、確かに似ている・・・。
中学のときに始めた軟式テニス。
ヘタクソだけど面白くて、上手くなりたくて自分で選んだ高校で。
ガチで頑張っている・・・つもりなんだけど、どうもいろんな意味で空振りで。。。
生まれて初めて人間不信に陥り・・・(笑)。
「ソフトテニスは好きだけど、部活はもうムリかもしれない。」息子。
まぁ、それはそれでもどうであれ、人生の肥やしになるんじゃないかなぁ。

「兄ィちゃん、そのうち芽が出るョ。」娘なりのメッセージは、思いのほか早くカタチに!?
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意外にも息子は気に入って。自分の机に置いて霧吹きは欠かさず、昼間はカーテンを開けて・・・。
4日目には本当に芽が出まして。
「とりあえずヨカッタわー。コイツまで芽が出なかったら、マジで落ち込むとこだった~。」息子。
やっぱり気にしてたか。。。
先週末。奇跡的に(!?)息子も娘も部活が休みで、二人それぞれ南部町の仲間に連絡をとっていて。
久々に地元に帰省。親のほうは草だらけの庭と、閉め切ってカビだらけのリビングの大掃除(涙)。
クッタクタでヘットヘトの私たちにとは対照的に、息子は嬉々として。
たった1日半だったのに。
幼なじみメンバー、中学からの部活メンバー・・・そしてやっぱり。ソフトテニス。
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蔵前に戻ってきたらこんなに!
「帰るところがあるって、やっぱイイね。みんなそれぞれ頑張ってた。。。
オレもね、せっかくガット張り替えたばっかだし、次の張り替えまで頑張ってみようかな。。」息子。
そりゃヨカッタ。いや、嫌ならいつでも辞めたって構わないんだけどね・・って思いつつ。
来週から地獄の(!?)夏合宿が始まるらしいのだけど。辞めるタイミング逃したのかも(笑)。

娘のほうは。
やはりソフトテニス部だったけど、こっちの中学に無かったものだからバドミントン部に転向。
それがソフテニよりずっと面白かったそうで・・・。
ほらほら、そういうことだってあるから、何がイイってわからない。
息子の誕生日の1週間後に誕生日の娘、このプランツの3倍くらいのヨネックスの練習着をアニキに
買ってもらって。海老で鯛を釣ったばかりじゃなく・・・。
「よく考えたらあいつ、オレに借金3千円あんのよ。なんかチョット気の利いたプレゼントした気に
なってて、オレも不覚にも喜んでしまって・・・バカじゃん!って(笑)。」息子。





# by senshoku-iwasaki | 2018-08-07 23:00 | 岩崎のある日
生まれて初めて。
最初から最後まで・・・隅田川花火大会を堪能いたしました。
実はココ蔵前で生まれ育ったクニヒサも、(母も!)最初から最後まで花火を眺めたコトは無いそうで。
人が多い、暑い、そして何より面倒くさい(笑)の三拍子!?あはは。嫁の私(エツコ)も同じでして。
なので自ら率先して行くコトは・・・まず考えられないのですが。

今回は、町会婦人部のお姉さま(御歳84歳!)からのお誘いで。
私の実家の母と同い年のその方は、盆踊りが大好きで。
踊りは勘弁してぇ~な私だったのですが(涙)、あれよあれよ・・と揃いの浴衣を与えられ、参加した
ことのない母の代わりに!?参加させていただいたのが先週のこと(笑)。
会場は柳橋で、踊りも小粋で素敵な曲が色々あったのですが。結局何一つ覚えられないまま終わった
私の2018夏でしたが(笑)、ご一緒したこのお姉さま、2時間キッチリ二日間踊られて。
さすがに帰りには「足元がふらつくわ~」とおっしゃって。「じゃ、一緒に帰りましょう」と私の太い
腕をお貸ししまして(笑)・・・。そのお礼にと、花火に絶好のロケーションの場所3席のうちの2席を
くださいまして。本当は娘と一緒に・・と思って下さったようなのですが、娘も息子も夏期講習や部活
で家にいないものだから・・・結局クニヒサと二人で初花火。

台風の影響で、予定より一日遅れた日曜日。
厩橋近くのリバーサイドのその屋上は、祖父が遠い昔に暖簾分けしていただいたお店のあったあたり。
隅田川からの風が心地よくて。。。
手前の第2会場と奥の第1会場の花火が同時に見られる、本当に最高のスポットでした。
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「ババちゃん、一緒に行きませんか?三婆婆で(笑)。来年拝めるかわかりませんよ・・・。」私。
「失礼ねー。あたしゃまだいつでも見られるわよー(笑)。涼しい部屋の中から見える花火だけで十分よ。」
と二つ返事で断られたけど(笑)、三婆婆でもきっと面白かったなぁ。
お話し好きの母。
幾度となく聞いている母の昔話(実子のクニヒサは全く聞いていない・笑)がこの頃なんだか愛おしく。
今の景色に、母の思い出話の景色を乗せて・・その名残りを追うのが最近の私のお散歩で。
ただ方向音痴な私、しょっちゅう辻を間違えては道に迷って・・・(笑)。
「あーた、それじゃまるで徘徊じゃない!(笑)」母。
通りだけにその通り!ババちゃん以上に来年あるかわからない私なので(笑)、盆踊りに花火大会に引き続き
今まで避けてきたコトにもトライしたいと思った隅田の花火でした。

# by senshoku-iwasaki | 2018-07-31 22:25 | 岩崎のある日
ウソのようなホントの話。
昨日のこと。
蔵前の自宅フロアのリフォーム設計施工をして頂いた、つみき設計施工社の河野さんから
建築雑誌の取材と撮影を依頼されていまして。。。

「家事は団体戦だ!」の私(エツコ)の掛け声とともに、一家4人でそれぞれ大慌ての大掃除(笑)。
いつもキチンとしていれば何も慌てるコトは無いのだけれど。それが出来ないのがイワサキ家。。。
約束の時間のころまでに・・・
どーにかホコリを払って、いつもは鞄や服で埋もれていた床も出てきまして(笑)。

時間通りにいらして下さったカメラマンさんは女性の方で。
まずは1Fの工房でクニヒサが「岩崎です。染織をしております。。」と言ったところ・・・。
「!!!染織のイワサキさんですか???私、イトノサキさんで帯を制作していただいたんです!」
「えぇっ~!?(頂いたお名刺を見て)ひょっとして、春にお納めさせて頂いたMさまで・・?」
「そうです!まさか今日の『蔵前の現場』が岩崎さんのお宅だとは夢にも思いませんでした」

あわわ。。。
私たちも本当にビックリ。
だって。iwasakiの織物は、私たち夫婦二人っきりで織っているものだから何といっても生産数僅か。
そんな極々少数派のiwasakiユーザーさんに、こんなきっかけで出会えるなんて!

今回は『リノベーションジャーナル』という専門書らしいのですが。取材も、そしてMさまによる
撮影も本当に丁寧にしていただきまして・・・。
なんといっても狭いので、すぐに撮影も終わるのかと思ったのは素人考えで(笑)。
狭く限られた空間のなかで、一家4人がチョットだけ気を使いあいながら暮らす『合宿所のような家』
は、私の家族の理想でもありまして。つみき設計施工社さんは、見事それを叶えてくださいました。

田舎からいきなり東京の高校・中学生になってしまった息子も娘もそれぞれに。
実は戸惑いも悩みもあって。でもそれは、自分で解決するしか方法は無いこともそれぞれに分かって
いて。だけど自分だけの殻に閉じこもれる個室は無いものだから(笑)、話し合うコトなんて無いけ
れど・・なんとなく家族でそのモヤモヤも共有できるのも小さな我が家の魅力だと思っています。
親として特に何かアドバイス出来るわけでも、また子のほうもそれを望んでもいないのだけど。
昨日はちょうど息子の16歳の誕生日。
婆婆ちゃんが買ってきてくれたケーキで、婆婆ちゃんも一緒に食卓を囲んで。
少し元気のなかった息子に、笑顔が戻って。合宿所のオバチャンも一安心。。。
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2月、南部町の工房で織り上げたMさまの山形斜文の八寸帯地。
息子よ、今はつらくても必ず夜は明けるから。
人生は、人との出会いだから。いい人と必ずや出会えるから。
だから毎日は、その日のために最善を尽くす価値だらけです。。。って、直接は言えない(笑)。



# by senshoku-iwasaki | 2018-07-28 22:34 | 岩崎のある日
こんな山形斜文八寸帯地も織っています。。。
タテ糸とヨコ糸の色が違うと、写真がとてもムズカシイ・・・です(笑)。
よくわからないかもしれませんが、以前制作した『煉瓦づくりの街』シリーズのような
ニュアンスのある一品となりそうです。
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この山形斜文や杉綾の織物は、iwasaki結成の頃より・・・かなり作ってきているハズなんですが。
まー思い通りにいきませんで・・・(涙)。
それは私たちが不器用というのもあるのだけれど、それだけじゃなくて。
ほんの少し糸が細かったり太かったり、ほんの一色濃かったり薄かったりしただけで
ガラリと表情が変わるのです。
タテヨコのコントラストが強くても、菱が見えにくいこともあればその逆もあって。
たぶんきっと。
経験の中からアタマの中で描いた風情と、実際織ってみて違うコトこそ
もどかしくも面白いポイントでして。iwasakiが今まで織りを放棄出来ない理由のひとつかと。

これは秋に向けて・・・今までに作っていないカラーリングで作ってみましたが。
並行して取り掛かっている・・ご注文の山形斜文は、着地点が近いけれどどうも違う気がして。
ご注文の場合は出来るだけ。ピタッとブレずに着地しなければ・・・なので。
しばらく二人して悶々と・・・が続きそうです(笑)。

毎回ピタッと、自分の思ったところに着地出来たらもっとキモチイイのだろうけど。
そうじゃないコトも多々あって。
そうじゃなかったモノが、そうじゃなかったが故に気に入って頂けるコトも多々あって。
自分の良しは、良しとは限らない・・・を痛感しっぱなしの30年(笑)。









# by senshoku-iwasaki | 2018-07-24 23:10 | 着尺・帯
『御柱太織り』を織っています。
結成25年の昨年、ずっと作りたかった超太織りの『御柱』シリーズが生まれまして。
節が味わい深くて、その分織りにくくて(笑)。
糸は太いのだけれど、その分コストがかかりまして(笑)。
このような三つ崩しは一越ずつ杼(シャトル)を持ち替えるので、その分織り進まなくて(笑)。
厄介で高価で時間がかかるくせして、出来あがるモノは物凄く素朴でそっけなくて。
そのギャップこそがかなり面白くて。
正解なんて何一つ無いから・・・。まるで人生のようだと。
織物を志してホントにヨカッタ。
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濃いグレーと淡いグレーの組み合わせは、まるで江戸小紋のようなシックな三つ崩し。
前回のグリーン×グレーのときとはまったく違う趣です。
このシリーズ、第一弾の前作から色違いでイロイロ・・・ご注文を頂いておりまして。
これで・・・。色違いで何反か作って並べてみたかった夢が叶います!
何種か作って数を揃えたくても、ナカナカ作れないのが織物のもどかしさ。
でもお客様からのご注文となれば、俄然やる気が出ます!(笑)。

素材費のかかるこういう織物は、若い時には作ることが出来ませんでした。。。
50歳を目前に、願っていたことをまたひとつカタチに出来て。ほんとうに幸せです。






# by senshoku-iwasaki | 2018-07-18 23:30 | 着尺・帯
この夏は、ご注文の着尺、羽尺、帯地・・を缶詰で製造(!?)中。
南部町の築140年の木造家屋では、昭和製モーター付きの『ゼンマイ』を稼働させると「ブオォォ~ン」と
大丈夫かしら!?と心配になる音がしましたが。
築49年だけど鉄筋コンクリート造のこのビルでは、ものすごく静音。

奥の機では私(エツコ)が昨年からご注文頂いている『御柱太織り』に取り掛かりながら。
クニヒサのほうは、次に掛かる黒っぽい杉綾織りの羽尺の準備。
こちらは男性の方で、「黒っぽい無地なんだけど織り文様が出る」リクエスト。
綾織りはヨコが出る組成なのでタテ糸は濃いグレーで、ヨコ糸に黒を考えておりまして。
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今日はお向かいの神社から今年初のミンミンゼミの声を聞きながら。
早くも夏バテ気味のクニヒサの整経は、ややゆっくり。
実は夏バテは私も。
南部町にいた頃は、夜はエアコン無しで寝ていたのに・・朝から夜中までずっとエアコンが切れずに。
表に出れば猛暑。カラダもアタマもこの温度変化についてこれずに・・・。

高1の息子、部活中に右ひざの捻挫でこちらも動けずに自宅軟禁(笑)。
「せっかくの連休なのにぃ・・まずこのビルの3階の自宅から階段が降りられない(涙)の真実を、
たぶん部活の先輩も仲間も。みんなウソだと思ってるんだろうなぁ・・・。」息子。
息子の部活停止のお蔭で、5時半に起きなくても良い私も。少しゆっくりと。

不甲斐ないイワサキ家の面々(笑)。
それぞれ自分の不甲斐ないカラダを労わりながら・・・ゆるゆると、だけど歩みは止めずに進行中。








# by senshoku-iwasaki | 2018-07-14 22:47 | 工程
きもの睦月さんでの「手仕事四人展」、お陰様で終了いたしました。
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『手仕事四人展 染・刺繍・織・組』会期中・・・雨の中をお出で頂きましたお客様、
誠にありがとうございました。感謝申し上げます。

名古屋は実に久しぶりでして。
睦月さんでの展示は初めてでしたが、名古屋といえば。
JR名古屋タカシマヤが出来たころお世話になったことがありました。
現在高1の息子がまだ生まれてなかったから・・・
16年は経つのかと思うと、月日の早さに驚きながらそれでも少しずつ。。。
iwasakiの向かいたい方向に織り進んでいるのだと思います。
あの頃は帯、着尺を中心に制作するような40代になっているとは思っていなかったかも。
つくりたいモノを、作ることができるのはユーザーさんあってこそ。
そんなiwasakiと、ユーザーさんを出会わせてくださるお店やギャラリーさんあってこそ。
iwasakiと、iwasaki織物を育ててくださる全ての皆さまに感謝しながら・・・。
また一越一越ですが、前に進みたいと思います。

大好きな西日本の大雨災害の信じられないニュースに、心押しつぶされそうになりながら。
どうかこれ以上被害が拡大しないことを、強く強く祈りながら。
七夕の夜に奇跡を望むばかりの無力な自分にがっかりしながら。
今この瞬間も、困難に直面されている方々にどうしても。生きていて欲しいです。














# by senshoku-iwasaki | 2018-07-07 22:38 | 展示会・お知らせ
手仕事四人展「染・刺繍・織・組」
明日2日(月)より6日(金)まで・・・。
名古屋のきもの睦月さんでの『手仕事四人展 染・刺繍・織・組』にiwasakiも出展いたします。

「日本の夏じたく」のリーダー、アトリエ紀波さんを中心に、着物まわりのグループ展です。

iwasakiは、無地ライクの着尺や、定番の『銀河絹の山形斜文八寸帯地』などを出品いたします。
九寸帯地は、写真の吉野格子も。『板チョコに銀紙』のシリーズの色違い。
タイトルは、う~ん『ショコラティエの新作』!クニヒサがショコラティエではありません(笑)。
最近のチョコレート専門店では、スクエアでスタイリッシュでカラフルなチョコレートが。
ちょっとビターで、スパイシー。大人な板チョコ・・じゃなくて九寸帯地は、クニヒサの織りたて
ホヤホヤです!

2日(月)3日(火)は久保紀波さんが。
3日(火)4日(水)はクニヒサも睦月さんに在廊いたします。

お出かけ頂けましたら幸いです。



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手仕事四人展「染・刺繍・織・組」

7月2日(月)〜6日(金)

11:00〜19:00(最終日5時まで)

久保紀波/ アトリエkinami ・・・染色・扇子・日傘・夏の帯と着尺
飯島桃子 日本刺繍・・数奇屋袋・半襟
染織iwasaki・・・帯・着尺
峯史仁/工房野の人 高野野草染め組紐・・帯締め メガネ紐

名古屋市東区泉1丁目14-23 ホワイトメイツ3F


# by senshoku-iwasaki | 2018-07-01 22:32 | 展示会・お知らせ
先日の染織こうげい・浜松店さんでの展覧会で、嬉しすぎる再会。後編。
クニヒサは3日間、私(エツコ)は間の1日。ちょうど中日は雨降りで。。。

東京を出るときには曇天でしたが、天竜川を過ぎたあたりで新幹線の窓にも雨粒流れて・・。
昨年こうげいさんで一目惚れして、履きやすさとともにとても気にいっている葡萄蔓表の下駄
からクロックスのサボに思わず履き替えたくらい(笑)の降りようで。

そんな中にも拘らずお運びくださいまして、本当に嬉しかったです!
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「今日は洋服で来ちゃいました」とiwasakiでは珍しく綿がメインで絹を散らしたショール
『港町parade』を纏って。昨年差し入れてくださった、はち切れんばかりに美味しいあんこ
が詰まった浜北の豊月堂さんの出来立ての柏餅を持って・・・。Tさま。
Tさまは何でもアリなiwasakiの織物を、こうげいさんでご紹介して頂いた5年前から色々
お使いくださっている・・・マニアックな(!?)お客様のおひとり。
クニヒサは元々・・木綿が好きで。(私はどちらかというと断然絹派ですが・笑)
ただ、木綿はどうしても使ううちに痩せるので(手紡なら尚のこと・・)ビンボー症の
iwasakiとしては着尺で作る勇気は無くて(笑)、でも肌に直接触れて永く使えるショールに
と思って生まれたシリーズがparade。マットな木綿に、キラキラと絹の部分が光ります。
やっぱり。よくお似合いだなぁ・・・。嬉しくて、うっとり眺めてしまいました。
「これは今日お家に持って帰って!」とずしんと重い柏餅は、美味しく家族みんなで頂き
ました。Tさまありがとうございました!!
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店長の佐浦さんは、この日は花倉織のお着物に緯吉野の『チョコミント格子』を。
花倉織の組織と、緯吉野の組織が地紋のようにリンクして見えます。。。
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チョコミントといえば、スタッフの金子さんは最初の展覧会のときに生紬『サヤサヤルルル』
を選んでくださって。帯は青木間道をモチーフにした八寸でして。どちらもチョコミントな
お色で涼し気で。カッコよくてぇ~。憧れの着こなしとお人柄なのです。
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雨の中『メンデストライプ』半巾帯を締めて、お母さまといらしてくださったOさま。
昨年の展覧会で、絞り絣の八寸帯地『HANA』をお選びくださって。
「今日はあの帯にしようか、この半巾にしようか考えていたんですョ。」お母さま。
あぁ。嬉しいなぁ、有難いなぁ。Oさまには昨年制作した『御柱太織り』をご注文いただいており
まして。お母さまが勧めてくださったそうで・・。これから掛かるのですが、Oさまとお母さま
お二人のお顔を浮かべながら・・楽しく進めてまいります!
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そしてその翌日。Oさま再び今度はお友達と。この日は八寸帯地『色硝子』を。
Oさまもいろんなiwasakiを、お使いくださる若いユーザーさんのおひとり。どうか長く永く・・
Oさまに寄り添う織物たちでいて欲しいなぁ。。。
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お若いユーザーさんといえばTさまも。Oさまの『メンデストライプ』の年代違いの半巾を、
素敵に締めて。Tさまはかなりのマニアックな「節系」の糸づかいの織物好き。
平織りでもヘヴィー級の『御柱』太織りを、更にヘヴィーに綾織りでご注文をくださっている
お方。この日も節糸の味が縞のように経っている、柿渋染めのお着物がお似合いでした。
「これくらいの雨でしたら、結構お着物で来て下さるお客様も多いですょ」と店長さんがおっしゃ
っていたのもわかりました。お着物も雨も楽しめる、日常の上級者さんが多いのです。
あらためてTさまの綾織りの『御柱』を想像しながら・・これから制作にかかるのが楽しみです。

今回はそうはいっても雨で、お洋服でいらしてくださった方も多くてお写真は一部なのですが。
素敵なユーザーさんたちに素敵にお使いいただいて。
本当に。嬉しくて、感謝しかありません。
いつもいつも思うことなのですが、織物を続けてこれてヨカッタ~。
これからも素材力を信じて、味のある織物を作りたいと思います。

ありがとうございました。



# by senshoku-iwasaki | 2018-06-29 22:41 | 着尺・帯
先日の染織こうげい・浜松店さんでの展覧会で、嬉しすぎる再会。前編。
今回のこうげいさんでの展覧会も嬉しすぎる再会がたくさんありまして。
何が嬉しいって・・・何よりお召し頂いて、率直にご感想頂いて・・・。
機にかかっていた時とは全然違う、本当に見違えてしまうほど昇華した我が子に逢う気分です。
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現在北海道にお住まいのHさま。
杉綾織りの着尺で「ピンクなんだけどグレーを感じるような・・・」とリクエスト頂きまして。
こちらで納得がいくまでに随分と悩みまして(笑)、昨年ようやく『薄墨桜』としてお納めさせて
頂きましたお客様。なんとiwasakiのブログもみてくださっているそうで。
ブランケットや、八寸帯地もご愛用頂いているのですが。今回こうげい・浜松店さんと、iwasaki
展と出かけたい・・と、かねてから行きたいと思っていた美術館等々と予定を組んでくださって!
初めてお目にかかることが出来ました。お写真は先日送っていただいたもの。
織物制作を続けてきて、本当にヨカッタと心から思った瞬間です。
制作する悦び、それをまた喜んでくださる歓び。こんな幸せが仕事だなんて、困難なコトも多々
あるけれど、どうにかして(!?)これからも織物制作を続けようと思った次第です。
Hさま、この『薄墨桜』とは対照的な超太織りの『御柱』をお選びくださって。更にそれに合う
ような九寸帯地をご注文くださいまして。iwasakiのいろんなバージョンのユーザーさんになって
いただけそうで。。。恐縮ですっ!(汗)。
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こちらのKさまも初めはiwasakiの半巾帯をお使いくださって。昨年の展覧会でこの八寸帯地を
ご注文くださいました。このお着物に合わせたいと、やや紫がかった微妙な色をヨコ糸に。
汗ばむような陽気でしたが、スッキリとお召しくださいまして。その後にご注文くださった半巾
帯も「とても気に入りました。」あぁヨカッタ、ありがとうございます!嬉しいです!

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やはり昨年の展覧会で、生紬『スターフルーツシャワー』をお選び下さったKさま。
その後に、山形斜文のツートンの半巾帯をご注文くださいまして。。。その組み合わせで!
うわぁ嬉しいです。とてもお似合いです。

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五色のカラフルなタテ糸で構成されている、シックな緯吉野八寸帯地『稲束』を涼やかな
グレーのお着物に。
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こちらも昨年の展覧会で。生紬『小さな窓』と、440シリーズの吉野格子のずらし絣の九寸帯地
『練り上げ文様』をお選びくださったIさま。
「私にはこの絣が雲のようにも見えてね、こちらでこの帯留めもいただいたのよ。」と。
松原智仁さんのぷっくりとした小さな雲が、さり気なく引き締めて・・・。
私も雲のようだと思って絣を括っていました。。。
大師匠の故・宗廣力三氏へのオマージュとして、時々制作している440シリーズ。
時々しか作れない(涙)シリーズ。時間と技術を駆使して不確かなモノを作るのがこのシリーズで。
こうして最高のカジュアルコーディネートをして頂いて!感激ですっ!

iwasakiは、何でもないフツーの日が好きでして。
特別じゃない、当たり前の日々にほんの少し。
一見どうってことない織物だけど、実はバカみたいに時間をかけて生まれてくるiwasakiの織物たち。
そんな織物たちがどなたかの、当たり前の日にぽつんと小さな野花を咲かせてくれたら・・と願って。
展覧会といっても、何も『作品』的な大層なモノは無いiwasaki展。
5年も続けてご紹介くださる染織こうげいさんと、また、リピートして下さるお客様に・・・。
心より感謝いたします。まだまだ・・ガンバリたいと思います!
嬉しすぎる再会は、また後編に続きます。。。


# by senshoku-iwasaki | 2018-06-28 23:56 | 着尺・帯
染織こうげい・浜松店さんでの展覧会、お陰様で終了いたしました。
今回で5回目となりました、染織こうげい・浜松店さんでの展覧会。
本当に有難いことに・・・毎年楽しみにリピートして下さるお客様が・・・(涙)。
今年もたくさんのお客様にお目にかかることができまして、感謝の思いでいっぱいです。
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22・23・24日の3日間、クニヒサはこうげい・浜松店さんにお邪魔して。
23日は私(エツコ)も行ってきました。
新幹線から懐かしい(!?)新富士周辺の景色を眺めながら、安倍川を越えて天竜川を越えて・・・。
23日はあいにくの雨だったのですが(あれあれ、私の日頃の行いかしら~汗。)
多くのiwasakiユーザーさんにお会いして、お話しができて・・・。
とても楽しく幸せな時間を過ごすことが出来ましたこと、
こうげいさんの温かいスタッフの皆々様のお蔭です!
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お客様のいない時間にスタッフの方々と。。。
一緒にまわたつむぎも体験していただきまして。吉村さんお上手でした!
佐浦店長さんにリクエストされている、『帯揚げにもなるストール』毎回出品させていただいては
いるのですが。。。「お客様を優先するので、いつも私に残らないのです・・。」佐浦さん。
「わかりました!次回は佐浦さんスペシャル仕様でお作りしますっ!この吉村さんのつむがれた糸
もしっかり使わせていただきますねっ!」私。
「いや~!吉村のところは私のには入れないで~!(笑)。」佐浦さん。
こうげいさんはいつも。
お客様とスタッフの皆さんとの楽しい笑いの絶えないお店です。
若い方からご年配の方まで幅広いお客様方に支持されているのは、このスタッフの皆さんだからこそ
なのだと実感しました。

今回も嬉しすぎる・・・お客様の素敵なお召姿のスナップは(iwasakiの宝物!)、これから
ご紹介させていただきたいと思います。。。

雨の中、また遠方よりお出で下さった方・・・お運びいただきました全てのお客様と
染織こうげい・浜松店のスタッフの皆さまに感謝申し上げます。
ありがとうございました。




# by senshoku-iwasaki | 2018-06-25 22:49 | 展示会・お知らせ
今シーズンの小弁慶シリーズ。
一部の方々に(!?)とても好評を頂いているシリーズ。
織り半襟と、帯揚げにもなるストール。
今回は、春夏を意識しまして・・淡いめのカラーで、セリシンを残した糸も入れてシボ感も。
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一部の方々・・といいますのも。
実はこんなに小さい布ながら・・・織るのに時間がかかりまして。
たくさん作れないので、出会えたらラッキー!的な少量生産なのです。
このシリーズ、織るのは私(エツコ)なので・・・当然(!?)残り糸を駆使しまして(笑)。
一期一会な、みんな違う織物になります。
半襟も帯揚げも。見せる場所を変えれば、印象もガラリと変わるように・・・色も段も変化します。
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21日(木)~25日(月)の染織こうげい・浜松店さんでの展覧会に向けて。
そもそもこの織り半襟も、帯揚げにもなるストールも。
染織こうげいさんからのリクエストで始まったシリーズなので、
出品の新作の着尺や帯たちともリンクしたものにしたいと思って・・・
手つむぎマーブル糸や、帯着尺の印象的な糸を散らしてみました。

小弁慶は、小さなギンガムチェックの部分と、ボーダーの部分と。
間道と呼ばれ昔から親しまれる・・・縞、格子、段が全て詰まっています。
愛される小さな織物になってほしくて。
半襟になったり、小さな襟巻になったり。
シャリ感もある夏向けのストールになったかと思ったら、ある日は帯揚げとなって。

私の大好きな、何でもないフツーの日。
何でもないフツーの日は、何事も無ければ忘れ去られるような日々だけど。
そんな忘れちゃうくらいの当たり前の日々こそが、戻ることの出来ない愛おしい日々。

関西方面の大きな地震のニュースに、どうしようもなく心がざわざわしながら。
そんな自分に、落ち着け落ち着けと房をヨリヨリ。
一刻も早く、全ての人に何でもない日がやってくることを祈りながら。。。



# by senshoku-iwasaki | 2018-06-19 22:26 | 纏う布・暮らしの布
神社と公園と鳩と烏と蔵前堂。
21日(木)~25日(月)の染織こうげい・浜松店さんでの展覧会に向けての着尺たち。
私(エツコ)の手つむぎのマーブル糸を用いた、マットなまわた系反物が下側の2点。
上の2点は生糸×玉糸の光沢のあるサラッと生糸系の、無地の吉野格子着尺。
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織物の面白さは、タテ糸とヨコ糸の噛み合わせによる色の見え方、映り方。。。
まわた系と生糸系では、光り方も違うので同じ絹でも全く別物の顔をしています。

吉野格子着尺は、工房がここ蔵前に移ってからの制作です。
iwasakiの蔵前工房は、神社の脇にありまして。
お隣りは『蔵前堂』さんという、調理パンやお弁当の製造販売をしているお店があります。
手作りのお弁当は、たくさんの種類があってボリュームもあって、下町の女将さんらしい優しいサービスも
あって・・近隣のオフィスの方々や、工事関係の方々から支持されていまして。
お昼を過ぎるとほとんど売切れてしまう、小さなオアシスになっていまして。
お天気が良いと、蔵前堂さんの前の通称『桃太郎公園』でランチをしている方も多々。。。

時々公園でお弁当のお零れを貰うのか、それとも鎮守の森のような樹々のある榊神社に元々住んでいるのか
最近、綺麗な羽色の鳩が工房の前に時々やって来ます。
やや赤味を帯びたグレーは、たしかに鳩羽鼠と呼ばれる日本人には馴染みの深い色。
屋上で洗濯物を干していたら、近くの隅田川か神田川からボラ(!?)をくわえてきた1羽の烏。
神社の背の高い樹の中へ・・・。おぉぉ。これまた美しい橡(つるばみ)色で。

鳩も烏も神様のお使い。
山梨の工房で最後の織った、カントリーなまわた系と。
蔵前に移ってきてから織った、マニッシュな無地の吉野間道と。

iwasakiも織物好きなどなたかの小さなココロのオアシスになりたいなぁ。蔵前堂さんのような。





# by senshoku-iwasaki | 2018-06-17 22:02 | 着尺・帯
久々に、八寸帯地のメンデストライプを制作中です。
今年でなんと!5年目になりました、染織こうげい・浜松店さんでの展覧会に向けて・・・。
今回のiwasakiは、あらためてどストレートにhandsがテーマです。
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外の通りでは、最寄りの営業所から、何度も佐川急便さんやヤマト運輸の配達のお兄さんが
台車を使って走っています。それはまるで本当に飛脚のよう!足で荷物を運ぶ姿を眺めながら、
クニヒサも整経台の前で糸を持って走ります。
シンプルに見えるメンデストライプですが、実は結構面倒な縞でして。メンデクセーのです(笑)。
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水色っぽいのですが、今回はグレーとピンクと茶のストライプ。
ペンキで塗った壁のような、大らかで素朴でアフリカっぽい・・がこのシリーズなのです。

染織こうげいさんでは、iwasakiが面白いと思って作ったモノを面白がってくださる・・心優しい(!?)
お客様がたくさんいらっしゃいまして。それがどれだけ私たちの励みになっているかしれません・・・。
このメンデクセーじゃなかった(笑)、メンデストライプのシリーズも最初に発表したのはこうげいさんで
した。その最初の好感触が無かったら、きっとシリーズ化出来なかったかもかも。

蔵前に工房を移して初めての個展。
商業地ということもあって、手織物をするには南部町のような場所が今でもとても恋しいのだけれど。
元々は問屋街だった蔵前も。気が付けば以前は無かったようなお洒落なshopがいろいろと。
お洒落で気の利いたデザインに、どこか手を感じるような雑貨屋さんだったり。
自家焙煎のコーヒーショップだったり。

ところがiwasakiの織物は。
気が利かない上に、どこかどころか全てが手・手・手。
タテ糸もヨコ糸も、全ての個所にクニヒサと私(エツコ)の手が触れなければ布になりませんで。
掌の中にも指先にも。眼と心があって、頭じゃなくて心で感じて。
都会の喧騒の中だからこそ、手指の眼と心を強く強く感じるのかもしれません。

染織こうげい浜松店さんでの展覧会は、6月21日(木)~25日(月)
クニヒサは22・23・24の金土日と会場に。23日は私(エツコ)も、my久米島式まわたつむぎ台で
オリジナルのマーブルのまわたつむぎ糸をつむぐ実演(!?)をしに浜松店さんに参ります!
糸からhandsだらけの新作は、着尺や帯だけではなくて。
織り半襟や、帯揚げにもなるストールたちも生まれていますので、お楽しみいただけたら幸いです。

この展覧会のご案内状をご希望の方は、ご連絡 mail@senshoku-iwasaki.com をいただけましたら郵送させて頂きます。







# by senshoku-iwasaki | 2018-06-12 23:15 | 着尺・帯
BGMは祭囃子で。
クニヒサが織り上げたのは吉野格子の着尺。
どちらもヨコ糸に玉糸を使って。
のり抜きと湯のしがまだなのでゴワっとしていますが、さらりとした質感になります。
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淡いグレーのほうは、宮坂製糸さんの玉糸。
濃いグレーのほうは、赤城の玉糸。
ぱっと見では違いはわかりませんが、じっと見て触れると微妙に違います。
どちらが良いとか悪いとかではなくて、また、色だけでもなくて、
個人生産だからこそ出来る、小さな作り方だと思っています。

織物の仕事は時間がかかり、すぐさま出来ないもどかしさとの闘いで(笑)。
時間がかかるくせに、出来上がったモノって大したモノじゃなくて(笑)。
こんな風に、どうってことない無地の着尺だったりします。。。

あれやこれやと面倒な出来事が降って来る、ホームタウンならではの、中年ならではの日々(涙)。
今までもキホン、土日の無い仕事だったのに。そこに野暮用が強引に(!?)入って来るから・・
どうにか時間を作って、シャッターを下ろして(!?)集中できるときに集中して。

染織こうげい・浜松店さんでの展覧会がいよいよ近づいてきまして。
焦っても、織り進みが速くなるわけではないので・・・焦らずに汗をかきかき集中中(!?)。

# by senshoku-iwasaki | 2018-06-07 22:50 | 着尺・帯
祭囃子と御神輿とベビーカステラと。
先週末はiwasaki工房向かいの、第六天榊神社のお祭りでした。
榊神社、何が凄いってお囃子は生演奏。
土曜日の朝から日曜の夜まで・・・ほぼエンドレスで本物の上手なお囃子が良く聞こえまして。
うーむ。。。
田舎の素人のお神楽もよかったけれど。こちらの、特にこの第六天はまた・・風情がありまして。
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夕方になると提灯に灯りが・・・。
そしてピーヒャラと聞こえてくるのは・・・。
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境内にあるこの棟は、いつもは閉まっているので中を知らなかったのですが。
おぉぉ。こんな舞台になっていたとは!そしてここからの演奏でした。
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そしてもうひとつ。いつもは閉まっている建物。ここには大きな御神輿が。千貫神輿だそうで。
4年に一度の本祭りに登場するそう・・・なんですが。財政難もあってナカナカ登場出来ないとか・・・。

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御蔵に仕舞ってあった千貫神輿より、やや小ぶりなタイプが増孝商店前を練り歩きます。。。

蔵前一丁目も高齢化が進んでおりまして・・・。
町会のお誘いは以前から頂いておりまして(汗)。
婦人部のほうの名簿には、何故か母とは別の場所に私(エツコ)の名前と電話番号が!
あれあれ、パーソナルなのね~(涙)。

5月の下谷神社のお祭りから始まって、浅草三社祭、ここ榊神社に須賀神社・・。
そして今週末は、三社の次に賑わう鳥越神社のお祭りです。
お祭りの出店があると、なんとなくつい買ってしまうのがベビーカステラで。
なんとなく「美味しいねー」と我が家では盛り上がるものだから、我が家の誰かが買ってきて。
このところ毎週のように口にしている気がするベビーカステラ(笑)。
我が家では、初夏の季語になりそう。

神様が集結するこの季節。
今年は中で仕事を進めていたけれど、来年からは準備と後片付けで4日は潰れるのかなぁ。。。
と、外のお祭りの賑わいをよそに・・・チョット怯えるiwasaki夫婦(笑)。






# by senshoku-iwasaki | 2018-06-06 22:55 | 工房周辺
楊柳のストール『阿波藍にアイボリー』を巻いて・・・。
ご注文の紬着尺、刈安の「小径・其の2」をお受け取りにいらして下さったKさま。

「今日は日差し除けにね。iwasakiさんのストールやショールは、iwasakiさんだけの引き出しに
いっぱい入っててね。こちらはシャリシャリしていてべたつかないから、今日みたいな日に重宝なの。」

素敵な日傘をさして。
私(エツコ)にとってKさまは、眩しいのは日差しだけじゃなくて。。。
iwasaki結成当初から・・・展覧会やイベントの度に、新作のストールやショールをどれだけ連れ帰って
頂いたことか。また新旧さまざまなその子たちを、いろんなシーンでさり気なく、カッコよく取り入れて。
20年以上変わらず・・・って、本当に。稀有な事と感謝しかありませんで。
Kさまが眩しい存在なのです。
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この楊柳のストールは、昨年の増孝商店・梅雨場所に、たった2枚だけ出品したもので。
徳島の森くみ子さんに染めて頂いた、阿波藍染めの絹糸を散らした『阿波藍にアイボリー』のストール版。
それを見逃すことなく(!?)
それも身につけてみることもせずに「これ、私持ってないわ!」とチョイスされてから。
翌年に、こうしてすっかりとKさまの一部になったストールと再会できて。

好きなものは変わらない、ずっと変わらず好きでいられるって幸せなこと。
Kさまからそんなことを・・・この20数年教えて頂いているような気がします。
それこそがiwasakiの原動力となりまして、どうにかこうにか続けることが出来ているのかと。。。

この楊柳のストール『阿波藍にアイボリー』、昨年この後にまた2本だけ制作いたしまして。
6月21日(木)~25日(月)の染織こうげい・浜松店さんでの展覧会に出品いたします。



# by senshoku-iwasaki | 2018-06-01 22:27 | 纏う布・暮らしの布
超老舗の最中にどハマり!?。日本橋 長門の『葵最中』と、虎屋の『ホールインワン最中』。
4月に蔵前に越してきたものの。
なんだかんだと落ち着かず、ゆっくりとお茶をすることもまだあまり無いのですが・・・。

いつもお世話になっている、染織こうげいの社長さんが差し入れてくださったのは
日本橋 長門の『葵最中』。

ステキな紙箱を開けると、かぐわしい香り。。。
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日本橋 長門さんは、なんと徳川吉宗公の頃にお納めしていた菓子司だそうで。以来300年。
「ここは『松風』で有名なんですが、エツコさんなら最中かなと・・・。」社長さん。
おぉぉ。薄型で食べやすい香ばしい種の中に、ふっくらとした粒あん。そして掘り深い葵文に、胡麻が絶妙。
永い道を、現在進行形で歩んでいる老舗のお味はやっぱり。正直でストレート。

6月に染織こうげい・浜松店さんで今年も展示会をさせていただくことになっておりまして。
社長さんは、iwasakiが蔵前工房でちゃんと作れているか心配だったのかもかも(笑)。
こうげいさんに向けては、昨年から織りためているのだけれど。
実は、今年はかなり地味にストレート。
エツコが学生の頃から30年ずっと細々続けているのが、大師匠から教えて頂いた
「久米島式まわたつむぎ台」を使ってつむぐ無撚りのつむぎ糸。それを私はマーブルにつむぎます。
出来たものは地味だけど、300年からしたら10分の1だけど・・・。
iwasakiの創業からの理想がやっと商品としてシリーズ化しました。
お客様の反応があったら良いのだけれど・・・。どうかなぁ。
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超老舗といえば。
あの虎屋さんには、ユニークな一品が。
なんと原寸大のゴルフボールサイズの最中。
これって、ホールインワンを出した人がみんなに配るために特注したのがきっかけだったりして・・・。
なんとも優雅なパッケージも魅力的。
ホールインワン。なんてイイ響き。五月晴れの空に、ポコーン!とIN。
お味は勿論、間違いない上品な漉し餡ぎっしりで。
実はパケ買いだったけど(笑)、すっかりハマってしまいました。
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# by senshoku-iwasaki | 2018-05-26 23:05 | 最中
先日の『日本の夏じたく』展での、嬉しすぎる再会。
『日本の夏じたく』展では、iwasakiで生まれた織物たちがユーザーさんのもとで大切に可愛がって
頂いている・・を実感する、この上ない嬉しい再会をさせて頂けるのも楽しみでして。

作り手といたしましては、これがどれ程糧に、明日のチカラに、勇気になることか・・・。
大袈裟じゃなくて、本当に。
ユーザーさんが、そのiwasaki織物のどこの部分を気に入ってくださったのかが・・・
合わせたお着物や、小物からも伝わってきて。
あぁ。このシリーズを作ることが出来てヨカッタ。これが作れてヨカッタ。じわじわと実感するのです。
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徳島の森くみ子さんに染めて頂いた阿波藍染めの糸を使って、制作した『阿波藍とアイボリー』の半巾帯。
南青山のイトノサキさんでお選びくださったこちらの方は、そのときにiwasakiの別の半巾帯もお求めく
ださったそうで・・。「とても気に入っています。」あ、ありがとうございます!!
とてもお似合いでした。
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Oさまは吉野格子九寸帯地『板チョコに銀紙』を。グレーのお着物にすっきりとお召くださって。
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お世話になっている、南青山のイトノサキさんオーナーの畔蒜さんは、緯吉野八寸帯地『甕垂』を。
芹沢銈介の染め文様をモチーフに制作したもので。
「今日初おろしなんですヨ。」あぁぁ。嬉しい。いつもカッコイイ畔蒜さんですが、この日も更に。
カッコイイお召姿でした。
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空色のストライプの青木間道をモチーフにした八寸帯地『メンデストライプ』。
Sさまは小さな格子のお着物にすっきりと。帯締めも段に入れた組織にリンクしていて・・楽しんで
お召くださっているのが伝わってきまして、有難く拝見させていただきました。

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スウェーディッシュレース織りの八寸帯地『クリームソーダ格子』を、小柄なOさまより「7寸8分
で作っていただけますか?」とご依頼を頂いて、昨年お納めさせていただきました。
やはりお召姿を拝見させていただいて、バランスが良いなぁ・・・と。(自画自賛・笑)
クニヒサは巾が狭くなるために、レースのような組織の部分の配置に悩んだのですが・・・。
Oさまより「とっても気に入っております。」とのお声をいただきましてホッと。
今回Oさまから半巾帯のご相談も頂きまして。iwasakiでは大抵・・半巾は同じタテ糸で3種作ることが
多いというお話しをして。新作の緯吉野の半巾を3本並べると、「ヨコ糸の入れ方でこんなに印象が変わ
るのですか!?」iwasakiの半巾は4寸以上あるので、3寸8分から9分くらいでヨコの色違いの姉妹
バージョンをご検討中だそうで、これまた嬉しい限りです。


お使い頂きながらじわじわと、また、気がつけばよく使ってる・・みたいな帯、着尺、ストールになって
くれたらいいなぁ。。。と、いつも思いながら二人で作っております。
一見なんてことはないけれど、使っていくうちにひょっとして、なんてことあるかも!?なステージに
上がってくれますように!と皆さまのステキなお姿に、こっそりおまじないを心でかけました(笑)。

皆さま、ありがとうございました。



# by senshoku-iwasaki | 2018-05-23 23:10 | 着尺・帯
2018・『日本の夏じたく』お陰様で終了いたしました。
お天気にも恵まれまして・・・
二日半という短い期間でしたが、今年も多くの皆さまにお出でいただきまして。
夏じたく展運営スタッフもさせていただいておりますiwasakiとしましては、
今年も無事に『日本の夏じたく』を終えることが出来まして・・・
安堵と、何より感謝の思いでいっぱいです。

お運び頂きましたお客様、運営に携わって下さったボランティアの皆々様、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。


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鶴翔閣入ってすぐの扇子展では。。。
iwasakiは近正千広さんに描いて頂きました、『織物工程絵図』。
これまたお陰様で、織物好きの方々に大変喜んで頂けました。
最終日には飯能市から鉄道ファンの息子さんと一緒に、近正千広さんもいらしてくださって!!
差し入れてくださった大福餅、飯能名物「四里餅・しりもち」が物凄く美味しくて(笑)。

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今回は日本刺繍の飯島桃子さんと同室で。
飯島さんと知り合うことが出来たのも、この『日本の夏じたく』展があったから。

ユーザーであるお客様、ジャンルは違っても同じ作り手同士の出展者、さまざまなコミュニケーション
があって生まれる『日本の夏じたく』。
作り手企画でならではの、他ではない特別な展示販売会は・・・これまた多くの方々に支えて頂いて。

一人で生きていくことが出来ないまるで人生のような(!?)、奇跡を感じてしまうのはきっと。
私だけではないんじゃないかなぁ・・・と。
搬出をして荷物を積んだまま・・レンタカーは、夜の横浜から南部町へ。
昨日は南部町の家の草取りとお掃除と、必要なモノを持って蔵前に。

明日からまた、蔵前工房でいつも通りの制作の日々に戻ります。

会場にiwasakiを身につけてお出で下さった・・嬉しいお客様のスナップは、
これから少しずつブログでアップさせてくださ~い!




# by senshoku-iwasaki | 2018-05-21 22:52 | 展示会・お知らせ