カテゴリ:iwasakiの持ち物( 47 )
過去から未来へ縫い進む魔法の(!?)ミシン。
工房の入り口正面でお迎えしてくれるのは、アメリカ製の古いミシン。

何年か前に神戸のHさまに譲っていただいたものでして。
南部町の家に置いてきた、私の足踏みミシンと違うのは電動なのです。
もちろん現役で使用出来るものなのですが・・・。
まだ一度も稼働できていません。。。
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なんでか慌ただしい日々がずっと続いていて。
年季の入った素敵な小冊子のような取説は、眺めてるだけで使っている気分(笑)。
眺めに徹してしまうのは、当然ながら英語表記なものでして(涙)。

今はまだ。
落ち着いてこの上蓋を開けることが出来なくても。
あれやこれや考えているこの時間が、何よりも好き。

Hさまがお使いになる前は、どんな方が使っていたのかしら?
何を縫ったのかしら?やっぱり幸せなキモチだったかな・・。
さてと、私はまず何を縫おうかな?

新旧二つの砧と、
木製の繭皿には、半巾帯を織った時の織り付け部分。
Hさまの魔法のミシンが、iwasakiの過去と今とそして未来まで!
ジグザグジグザグ・・・心地よいテンポで縫い付けてくれそうです。。。





by senshoku-iwasaki | 2019-10-05 22:26 | iwasakiの持ち物
今年の『コノミノコヨミ』も点滅中。
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iwasakiの大好きな、近正千広さんの手づくり絵カレンダー。
数年前に出会ってから・・・iwasaki家に無くてはならない大切な暦。
日々あわわ。。。としてる間に、私の月日は無常にも過ぎ去ってしまうのだけど(涙)。
昨日より、今日のほうが、そして明日はもっと・・・!イイ日であってほしいから。
千広さんの、千広さんにしか描けない『まいにち』の世界が、まるで織物のごとく愛しくて・・・。
デザインだけでも、モチーフだけでも、色だけでも無い、まるでひとりの個性のように、今日という日を照らしてくれます。

今年はなんだか慌ただしく。
近正ご夫妻の展覧会に出かけるコトが出来ずに。
ほとんど引きこもりで機織りをしておりまして。
ふと気がつくと!!!今年が終わってしまいそう・・・。
『彫刻屋 近正』でネットで直接来年のカレンダー「コノミノコヨミ2017」と
これまた大好き!A6文庫サイズで使いやすい手帳「コノミノテチョウ2017」をお願いして。
iwasakiの2017年がとりあえず確保されたような気分になり、ほっとしております。。。

歴代の「コノミノコヨミ」は、書き込んだり、封筒にしたりするのももったいなくて(笑)、丁寧に保管しておりますが。
「コノミノテチョウ」はスケジュール(特に子供絡みの・・・)を書き込んで。
それも1月から翌年3月まで年度であるので学校行事に欠かせないものでして・・・。
何より。学校があんまり得意じゃない私(エツコ)にとっては、仕事モードでもなくママモードでもない、
ものすっごく自由な千広さんの時間を感じて・・・救われるのです(笑)。
こどもが生まれてからずっと。
母親度を問われると、とにかく困るくらいに自信が無い・・・。
だいたい「フツーってなんだ?」って、いまだに思ってる私なので。
「フツーのママ」には、とうとうなれないままここまで来てしまいましたが(トホホ・・・)
そんな私の、トホホがいっぱい詰まった過去の「コノミノテチョウ」は、宝物です。。。

あぁぁ。
パルシステムのクリスマス&お正月用の先行予約で頼んだ商品たちが、どっさりと届いて。
作ろうと思って頼んだ、ローストチキン用の丸鶏だったり、丹波の黒豆、栗きんとん用の栗、
北海道の花豆、お飾りに松。
なんで素材にしちゃったんだろう・・・。っていうか、大掃除いつ出来るんだろう・・・(涙)。
明けそうもない、真っ暗闇の私の今の現実・・・。
千広さんのイルミネーションがポチポチと、励ましてくれています。。。






by senshoku-iwasaki | 2016-12-22 23:21 | iwasakiの持ち物
富士の開運髭だるま。
2月になってから、先週は友人たちと毎年恒例の味噌づくり。
今週は息子の学校行事で、日曜日らしく過ごしたものの。
年明けから・・・ほぼお休み無しのiwasaki。
やらなきゃならないコトは山積みなのですが・・・。

縁起モノ好きの私(エツコ)、ここ5年ほど・・・
ずっと恋い焦がれておりましたのが、富士の毘沙門天祭!
いやはや・・・だってだるま市に、だるま開眼祈祷です(涙)。
旧正月7、8、9日の三日間にこちらに詣でば、一粒万倍
の功徳あり、とのことでして。
だるま市としても、日本最大といわれていますし。こりゃぁ
一度拝ませていただいて・・・ご利益にあやかりたいっ!
と願っていたものの。
この時期、我が家では子どもがインフルエンザになってたり、
(親もだったり・笑)、展示会中だったり、大雪だったりと。
んまぁ~縁がなく(涙)。
おまけに運転手さんのクニヒサは、大の!人混み嫌い。
カレンダーを眺めては、聞こえよがしに「行きたいなぁ~!」
を連呼してみたり、ため息をついてみたり。

安芝居(!?)の甲斐ありまして、本日最終日に願いが叶いました。
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境内には、たっくさーんのだるま屋さんが。
四方八方ぜーんぶがだるま屋さん!という何ともファンタスティック
な市でして。おおぉ。。。幸せすぎてどこから選んで良いものか・・・
ぽわーん♡としておりましたところ、杉山だるま店さんのコーナーで
こちらの小さな髭だるまを分けて頂きました。
「今年の開眼は、右目ですよ。」お店の方。
右、左は、順番とかじゃなくて、年によって違うそうです。
できればもっともっと、眺めていたかったけど。
東京下町生まれの運転手さん、もっと混んでくるから・・と足早。
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開眼受付で、名前と住所を書きまして。願い事を選びます。
達筆な方々が裏に貼る紙を書いてくださり、若いお坊さんが
眼を入れて・・・お祈りしてくれるのを待つ間に・・・。
本堂に参拝をして、おぉ!おみくじも木のだるまに入ってる!
ありがたいねぇ、嬉しいねぇ、なんかイイことありそうだよぅ!!
ごっきげんで達磨おみくじを開きましたら・・・。『凶』。ガーン。
46年生きてきまして、お初の凶(涙)。

ナカナカうまいことはいきません(笑)。
気を引き締めて、日々の小さな小さな作る喜びを大切に・・
この髭だるまを拝みつつガンバリます!!
by senshoku-iwasaki | 2016-02-16 21:22 | iwasakiの持ち物
コノミノコヨミ。
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あわゎ・・・いつものことだけど(笑)。
あっという間に!?4月もあと一週間で終わってしまうコトに
今更ながら気づいた私(エツコ)。
まだ終わらないでぇ~。
まだまだ新作の生紬に、織り上がりの目処が立たないから?
(っていうか、ざっくりとだけど(笑)立ててるスケジュールでも
新学期は、こんなに予定が狂うというコトは、想定外だったり・涙)
せっかく晴れるようになったのに、止まっていた糸染めばかりで。
我が家の冬物の洗濯やら、春夏モノとの入れ替えやら出来てないから?
どっちもなんだけど(トホホ・・・)4月のカレンダーがお気に入りだから!!

近正千広(こんしょうちひろ)さんの『コノミノコヨミ』が大好きで。
ここ何年か・・・無いと新しい年が来ないような気がして。
毎日何回か・・・眺めないと、一日がもったいないような気がして。
私には必須のアイティムなのです。
特に、今月はっ!
織物なのですっ!
乗り物でっ!?電車ですね、近正さんちのお子さんが好きなのかな?
なんて夢があるんだろう!って、見るたびにウルっときちゃいそうになる位。
カレンダーって、実用的なものとか、ぱっと見でもキレイな写真のものとか、
とにかくデザインが美しいとか・・・いろんなタイプがあるけれど。
『コノミノコヨミ』は、『コノミノコヨミ』。唯一無二のもの。
ご主人の近正匡治(こんしょうまさはる)さんのつくる木彫りの『ムシャ人形』も。
全てはお二人の、日々の暮らしのなかから生まれてくる・・・
まさに、紡がれている糸のようであり、織り成す布に思えてならないのです。
それはまさに人生そのもの。
今日という日。明日という希望の日。

予定が狂ってばかりのiwasakiだけど。
こんなに、バタバタでトホホな日々でも・・・だからこそ生まれる織物もあると。
千広さんの『コノミノコヨミ』のような、iwasakiでないと、私でないと出来ない
織物をつくるのだ!というキモチを奮い立たせてくれる、魔法の暦なのです。
by senshoku-iwasaki | 2015-04-24 23:10 | iwasakiの持ち物
酒井隆夫さんのキャセロール。
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iwasaki家の冬の晩ごはんメニューといったら、『なべ』『ナベ』『鍋』!
お鍋はサイコーなのです。
味付けも具材も、どんなふうにもなるし。
翌日は、クニヒサとお昼(ほぼ麺類)ごはんに大変身を遂げるし。
肉も、魚も、たっぷり野菜も、オールインワン。
洗い物は、お箸にお茶碗とお椀だけ出し(笑)。
鍋料理って、食卓にそのまま出てくるから、ステキな土鍋が欲しいなぁ・・・。
酒井さんに初めて会ったその日から、釘付けだったのが手前のタイプ。
「ばかやろう、土鍋じゃねえよ、キャセロールだ!」って声が聞こえてきそう(笑)。
手前のコは、彼是10年ほど使っておりまして。
やっぱり酒井のアニキ、なんかオサレ。
土鍋っていうよりキャセロールだから、ビーフシチューとかポトフとかがよくあいます。
なんだけど。
小6息子は、大のおでん好き。小4娘は、大のポン酢好きのため・・・。広口タイプも欲しいなぁ・・・。
というコトで、今年初夏(だったかしら・・・?)長野の宮坂(製糸所)さんに伺うときに久々に
白州町の酒井さんのお宅にお邪魔させていただきまして。
奥のコ、そりゃもう・・・ヘヴィローテーションで大活躍中なのです。
まだまだ・・・寒くなるのはこれからだけど。
アニキの広口のお鍋は、蓋も直火で使えるスグレモノだし。
田宮亜紀さんの、直火OKの鉢も。
料理を作っているときも、食卓でも、こうやって水屋箪笥の上に置かれている姿も。
温かなキモチになってしまう、私(エツコ)の大好きな台所です。
by senshoku-iwasaki | 2014-11-06 21:26 | iwasakiの持ち物
中国!?の笊。
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たっくさんのクッキー缶に、切り糸がいっぱい。
せっせと繋げる、私(エツコ)もいっぱいいっぱい・・・。
ちょっと広げて、更にペースをあげたく・・・手ごろな笊を、なんとなく探しておりまして。
この夏の、西日本の家族旅行中に見つけたのがこちら。
地方都市の銀座通りにある、トラディショナルな民藝店。
典型的な昭和の民藝店を思わせる店先、看板。
「失礼しまーす・・・」と重たい引き戸を開けると・・・おおぉ・・・。『昭和』がいっぱいの店内。
確かにイイモノがいっぱいなのですが。
う~ん・・・。時が止まったままなのです。おそらく30年くらい前から。
学生の頃、ドキドキしながら巡った・・・東京や、ビンボー旅先地での民藝店のまま。
私(エツコ)、民藝店も古道具店も大好きなのなのですが、なんででしょうか・・・。デッドスットクの
民藝道具というのはチョット・・・悲しいキモチになってしまって、あんまり『掘る』ココロが生まれませんで。
だってだって、ガラスケースに入っていないものはホコリが積んでいて。
当時買って、今も我が家で現役のそこにあったものの兄弟みたいな水差しや、土瓶が我が家のものの
ほうが艶やかで、明らかに美しいのです・・・(涙)。道具は使われてこそ!
おっ!チョット新しい笊類があるじゃん!
何種か置いてある中にこの、深過ぎず浅過ぎず、切り糸を入れるのにちょうどイイ感じのコレが。
1,800円って安いなぁ。どこのものかなぁ。どこでもイイのだけれど、本来何に使う道具なのかなぁ。
レジカウンターでテレビを観ていたお店の方に、支払いをしながら
「あのぅ、こちらどこで作ってるものですか?」私。
「中国でしょうね。国産だったら倍はしますね。」目はテレビを追ったまま。
「このくらいのサイズで、他のものもあるんですか?」私。
「無いですよ。最近無いから仕入れたんです。」
ちょうど・・・私の母世代のおかーさん、ちょっとムッとした感じで買うの?買わないの?といった目で。
「あ、頂きます。」私。
ホントは、どこの国のどんな地方で、主にどんな目的で作ってるのかを聞きたかったのになぁ・・・。
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旅先から戻って翌日。
さっそく取り出して喜んでると・・・。ペキッペキッと縁取りの竹が、どんどん割れてきて。
工房はめっちゃ湿度高いのになぁ・・と、最初は割れたところだけ麻紐を巻いていたのだけれど。
やっぱり・・・生まれた場所と環境が違い過ぎるコトに抵抗しているのかなぁ・・・?
結局グルリとジュート麻に、布団表の絣布を縫い合わせた特製の小風呂敷を敷いて。
繋ぎ糸製造笊(!?)に大変身!がぜん愛着が沸きまして、繋ぎペースもアップ!アップアップ!?
夕ご飯を済ませて片付けが終わると、テーブルにやってくるこの笊。
最近は、しっくりiwasaki家のメンバーに。あめ色になるまでヨロシクね。
by senshoku-iwasaki | 2014-09-16 20:35 | iwasakiの持ち物
鳥取民藝家具のお盆。
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21歳になる頃だったかしら!?クニヒサは郡上の学校から、京都の川島テキスタイルスクール
の別科に進みまして。ずーっと着尺用の規格サンプルばかり織っていたようです。なんせ、天下の
川島織物の学校ですから、竹筬も金筬も、ものすごーく種類豊富!
個人で買おうと思うと・・・竹筬なんて超手作りの工芸品で、安いモノでは決して無いものだから・・
糸の太さや密度を変えて、規格を変えたいと思っても『使うかもしれないけど使わないかも!?』
くらいのキモチの筬はナカナカ買えないのが実情でして。(なんとそれは未だに・・・溜息)
学生の特権を活かしきった、クニヒサの当時のそのサンプルが今日のiwasakiを支えております。
その頃京都に遊びに行って。
京都のやまと民藝店の分館(だったと思う)で、鳥取民藝家具を取り扱っていて。
松本民藝家具より通っぽいといいますか、拭き漆仕上げの質実剛健な感じがとってもよくって。
座り机のビューローが、まるで文豪の机みたいでカッチョよくって(笑)。嫁入り道具にしたくて。
バイトに勤しむも・・・でも翌年結婚するときには、機道具でお互いすっからかん。
それから10年近く経って・・・南部町に移り住んでから、どうしても気になって・・・。
当時お店でいただいて大切にしていた、手描きのカタログを広げて・・・まだ扱っているか京都に
電話をしたのが15年前の今頃。
「せっかくお電話いただきましたのに、残念なんですが・・・現在作っておられないんですよ~。
今、こちらに一つだけ・・・お盆が残っているのですが・・・」
もう無い、作っていない、に打ちのめされた私、「そのお盆、いただきたいのですが・・・。」と
見もせず送っていただいたのがこのお盆。家でも工房でも使い込みまして、工房展のときなどは大活躍。

先日。
クニヒサと小津安二郎の『お茶漬けの味』という映画のDVDを観まして。
1950年代の昭和がたっぷりの、住宅、パチンコ、競輪、野球、とんかつ、ラーメン・・・。
60年前の、小津の丁寧に描写のなか、クライマックスの『お茶漬け』の重要なシーンにこのお盆と同じ
ものが登場しておりました。お盆だけじゃなくて、鳥取民藝家具と思われるスタンドライトや、李朝っぽい
八角のテーブル・・・。おぉ~っ!!と二人、ミョーに盛り上がってしまったものの。
横に居た子供たちは、退屈そうにそれぞれゲームをしておりました・・・(笑)。

2週間ほど前から、どういうわけか毎晩私の枕元に『進撃の巨人』が一冊ずつ置かれていて。
どうやら小6の息子、私を巻き込ませて新刊を買わせる作戦?と感じつつ。
どんなものか読み始めたら・・・展開が早い早い・・・(涙)。おばはん、飲み込みが悪いので(笑)
息子のように速読は出来ず・・・昨晩やっと13巻を読み終えて。
(隣のおっさんは、更に読むのが遅く・・・近日中なのかなぁ・・・笑)。
まんまと息子の思惑通りの45歳。

小津ワールドのゆっくりさ、障子越しに消えてゆく印象的な背中・・・。
30年サイクルで時代は大きく変わるけど、変わっていないものもまだまだあって。
60年前のその映画の中でも、変わらないものを好む兵隊帰りの主人を、垢抜けない田舎者と
受け入れられないお嬢様育ちのマダム。
新しい時代の象徴のように、銀座和光だったりナイター観戦だったり・・・・。
でも、最後はお茶漬けで。
この映画で平和の象徴のように、家族の愛がお盆にのるお茶漬けの具材・・糠漬けとご飯。

iwasaki夫婦もこのお盆で、準備しましょうか・・・。

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by senshoku-iwasaki | 2014-07-07 22:54 | iwasakiの持ち物
つながりのつながり。
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築140年のこの家。
我が家のリビングは、もともと玄関から土間つづきの旧台所と、農機具置き場(!?)になったり
農繁期とか、人手の多いときに使うような控えの間のようだったけれど・・・。
昭和50年代には子供部屋のように使っていたような形跡があって。
その当時のベニヤ板を剥がしたら、出てきたのがこの壁と柱。槍鉋で削ったような味わい深い
まるでアフリカの古道具みたいで、お気に入りのひとつです。
工房部分の座敷だったところは、フローリングにしたくらいの改装しかしていませんが。
リビング側は、水周りのこともあって、業者さんや大工さんにやっていただきました。
そのときに・・・。大工さんが「イワサキさん、こっちは140年よりも古い、古材で出来てるよ!」と。一体何年もの?
この家を建てる前の家のときの材料で、使えるモノは使う精神が滲み出ているこの景色。
こうなったら、使えるウチは使い切る、iwasakiの精神もさらに繋げて・・・。
この家には、更に長生きをしてもらいたいものですが・・・。
我が家の子供たちは、何が憧れって・・・「絶対マンション暮らし!」だそうで(笑)。
締め切ると湿気るし、雨どいや、裏の水路はすぐに落ち葉で詰まる・・・。
別荘使いには向かない古い家ですが、毎日のちょっとした手の入れ方ひとつで格段に快適になる・・・
この家に暮らしてから、私(エツコ)はかなりの引きこもり(笑)。
食材も日用品も、ほぼ宅配のパルシステムで。買い物に出かけることも無く、ここでの時間が一番なのです。


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by senshoku-iwasaki | 2014-06-17 20:54 | iwasakiの持ち物
yes,we can!
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「エツコさーん、どうでもいいんですけどねコレら、振り分けられてるんですか?」クニヒサ。
「もっちろーん!着尺の織り上げ部分の長い切り糸はこのイケアのクッキー缶で、今は
この丸缶二つを供米袋に入れて・・仕事場とリビングを行き来ね。
織りつけの短い切り糸はクリスマスじゃないほうのイケア缶。ショールの糸はこっち。
このチョコとか入ってた、小さめ缶は携帯用ね。移動中とか、滞在先とか。角型缶には
銀河シルクの切り糸ばっかりなのよん。今度、銀河シルクの結び糸シリーズ考えてんの!」私。
「ほぅ!宮坂製糸所の銀河シルクも、そんなに貯まりましたか・・・。イイかもしれませんねぇ。」クニヒサ。
「でしょっ!!あー。もう忙しいわー。誰かアタシを休ませてぇ~!みたいな感じよー(笑)。」私。
「『これ以上糸繋ぎすると、命の保障はありませんよ』ってドクターストップかかっちゃいますね。」クニヒサ。
「そーそー!そーゆーの好き(笑)。」私。
「かぁちゃんはイイなぁ。幸せそうで。」小6息子。なんだなんだ!
お幸せな私、今日も大統領のように(!?)目まぐるしく手指と踏み木を踏む足だけ動かして仕事中!


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Mさまの繋ぎ糸だらけの『結びの着尺』、予想通りに悪戦苦闘しながら・・・
それでもココロ穏やかに(笑)、ただいま九合目あたり。死の淵(!?)をようやく越えたあたり。
by senshoku-iwasaki | 2014-06-15 20:48 | iwasakiの持ち物
宝物といえば・・・の供米袋。
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前回の古袱紗を、小母さんから戴く数ヶ月前・・・。
出会ってスグの26年前の春のこと。
当時通っていた学校は、バウハウスをお手本とした工芸の専門学校でして。
私(エツコ)は第1期生ということもあって、学校は何もかもピカピカのおNEW。
本校は飛騨高山にありまして、染織学科だけ郡上八幡にあったのですが。
春休み中に郡上入りをしまして、2日目にして齋藤さんと出会った私。
入学式は、本校のほうで・・・。
1週間のオリエンテーションは、本校の学生寮に泊まらせて貰うというコトで。
郡上八幡も初めてだったけど、飛騨高山も初めての街。心踊りました、ハイ。

「えっちゃん、高山はどうやった?」小母さん。
「楽しかったですぅ~!!古道具屋さんがイッパイあって。」私。
「古道具屋!?下手物なんか好きなんかん?」小母さん。
「カワイイのがあったんですよ~。ほら、パッチワークなんです。カワイイなぁ。」私。
「おまん、まさかそれ買うたんか?しかもカワイイって!?」小母さん。
「そーですよー。あ、でも結構迷ったんですよ・・・」私。
「買うか買わなんだでやろ?」チョット入れ食い気味に・・・小母さん。
「いやいや、もう一つだけ似たような巾着があって・・・。」私。
小母さん、急に立ち上がって。仏間の引き出しから何やら持って・・・。
「あっ!!同じだ!」私。
「えっちゃん、コレはな、お寺さんにお米持って行くときに使った袋やん。」小母さん。
「それでか!だから絹の着物の端切れをパッチ したんですねっ!
うぁっ!齋藤家のは流石ですね。虫喰ってますけどココ更紗だし、ココなんて帯地ですね~。
やっぱり敬意を込めて、端切れの中でもハレのものを組み合わせたんですね~。感動ですぅ。」繁々と私。
「それ、欲しかったらおまんにあげる。」小母さん。
「えっ!?でも齋藤家のが無くなる・・・」私。
「お寺さんに米持って行く時代じゃないわなぁ・笑。
えっちゃんが大事にかわいがってくれるなら、この袋縫ったご先祖様も喜ばれるわな。」小母さん。
「・・・。」
「でもな、えっちゃん、おまんはご両親から仕送ってもろてるんやで。無駄遣いは、だしかんで!」小母さん。

『だしかん』は、郡上弁で『ダメダメ』の意味。(笑)
これから始まった2年半の学生生活・・・。小母さんにどれだけ『だしかん!』を連呼されたことか・・・。
ただ小母さんには申し訳ない・・・。ビョーキはとうとう治らず今日に至っておりますが(笑)。

それにしても、齋藤家の供米袋。
文政八年・・・って、調べたら190年くらい前!!裏地の晒しは木綿ではなく上布のような麻。
ビョーキはとうとう治りませんでしたが、
二つの供米袋に出会っていなければ、あまり糸を繋げて繋げて・・・の着尺なんてゼッタイ作らなかった
だろうから。この袋にはよく・・・切り糸をどっさり入れた缶を入れて、リビングでチョットの時間に繋ぎ糸。
200年後、カワイイ!なんて言われたら嬉しいなぁ・・・。

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by senshoku-iwasaki | 2014-01-07 20:59 | iwasakiの持ち物