カテゴリ:着尺・帯( 400 )
『ふい絹の山形斜文八寸帯地・秘密裏』。
『秘密裏』なんて、チョット思わせぶりな(笑)。
前回登場の色違いは、白黒パンダカラーです。
このシリーズは、お太鼓裏だけ色を変えたかったので。
とりあえず第一弾として・・・
タテ色を黒っぽくしたかったので、ふい絹を使いました。

宮坂製糸さんの銀河シルクも碓氷製糸さんのふい絹も。
同じような技法で生まれるそうなのですが。
やはりそれぞれに特徴があり、それが良いのです。。。
ふい絹はやや硬めなので、濃いめの色に染めるときに
向いているように感じます。

一見は同じような織物ばかりを・・・30年近くも!
凝りもせず(笑)作っているiwasaki夫婦ですが。
毎日の小さな発見と、結構大きかったりする忘却と。

でも変わらない、きっと無くならない・・・
いや、無くすもんか!と熱き想いは秘密裏に(笑)。

『ふい絹の山形斜文八寸帯地・秘密裏』。_f0177373_18212113.jpg
月日が経ってiwasakiが絶え果てて・・・。
どこの国の誰が織ったものかもワカラナイ、なんて
日がきても。どなたか知らない後の人の誰かが
「おっ!イイじゃん」なんて思ってくれたなら。。。
『ふい絹の山形斜文八寸帯地・秘密裏』。_f0177373_18210230.jpg
草葉の陰ならぬ、菱の隙間からきっと私は喜びます!
いよいよ12月4日から。
日本橋浜町の「円居」さんでの作品展が始まります。
今年は本当に。
古今東西妄想の世界旅行を繰り返しながらどっぷりと。
新しくて懐かしくて愛おしい。(だとウレシイ)
iwasaki織物が並びます!
『ふい絹の山形斜文八寸帯地・秘密裏』。_f0177373_18345814.jpg
染織iwasaki 用の美
12月4日(金)~13日(日) 於 円居 
(火・水曜は定休日)
※5(土)6(日)12(土)13(日)は
クニヒサが在廊いたします。

12月5日(土)14時よりギャラリートークも予定
しております!
予約制となっておりますので、ご参加ご希望の方は 
TEL 03-5623-9030 メール: info@madoi.co.jp
までご連絡下さい。

感染防止に努めて開催いたします。

by senshoku-iwasaki | 2020-12-02 21:45 | 着尺・帯
新しい山形斜文の八寸帯地は、ちらりとお太鼓裏で。。。
『銀河絹の山形斜文八寸帯地』はiwasakiの定番。
菱の大小は、このシリーズが生まれたときからの
初期スタイル。
アフリカの草ビロードやクパクロスのような・・・
プリミティブな、シンプルだけど力強い織物が
お手本です。
基本的に無地を中心に作ってきましたが今回は。
ほんのちょっぴりの遊び心です。
お太鼓裏になる部分の色を変えましたので。
垂れ先も3通り。。。
新しい山形斜文の八寸帯地は、ちらりとお太鼓裏で。。。_f0177373_18195734.jpg
垂れ先の先っぽに少しだけ。
新しい山形斜文の八寸帯地は、ちらりとお太鼓裏で。。。_f0177373_18203726.jpg
垂れ先だけ。
新しい山形斜文の八寸帯地は、ちらりとお太鼓裏で。。。_f0177373_18204801.jpg
垂れ先にも出さず、お太鼓裏だけラピスブルー。

このバージョン、色違いでもう一点作りました。
12月4日から始まる円居さんでの作品展に出品いたします!
ご覧いただけたら嬉しいです。


「染織iwasaki展」
12月4日(金)~13日(日) 於 円居 
(火・水曜は定休日)
※5(土)6(日)12(土)13(日)は
クニヒサが在廊いたします。
12月5日(土)14時よりギャラリートークも予定
しております!
感染防止に努めて開催いたします。

by senshoku-iwasaki | 2020-11-28 22:23 | 着尺・帯
経吉野織り着尺『織小紋・雨音拍子』も続々と。
今年制作したものでおそらく一番かもしれない・・。
(と、iwasaki夫婦内で勝手に思ってる・笑)のが
経吉野で織りで小紋のような風情の『雨音拍子』と
名付けたこのシリーズ。

一度イイんじゃないかと思ってしまうと、イロイロ
試してみたくなるものでして。
最初にチャコールグレー×シルバーグレーのシック
なバージョンを作って。第二弾はグリーン系。
そして第三弾は、このターコイズ系。
経吉野織り着尺『織小紋・雨音拍子』も続々と。_f0177373_17130209.jpg
ターコイズブルー×シルバーグレーの『雨音拍子』
は、シルバーグレーの部分がキラキラと雨の雫。
雨の後にさっと広がる青空のようです。

そして今日織り上げたこちらは。
紺×シルバーグレーに、ヨコ糸に茶の赤城節糸を。

経吉野織り着尺『織小紋・雨音拍子』も続々と。_f0177373_17114620.jpg
今までの3反は、ヨコに玉糸を使用しましたが。
これはいつか使いたいと思って秘かに温めてきた
とっておきの赤城の節糸。
今までの玉糸の節とは桁違いの節感です。。。
今はもう手に入らなくなってしまった糸なので、
赤城の節糸好きな方にはたまらないかも。です。

12月には一昨年作品展させて頂いた、人形町の
円居(まどい)』さんで今年も作品展です!
これらの最新の『織小紋・雨音拍子』や、久々に
今取り掛かっている銀河絹の山形斜文の八寸帯地
などなど・・3連休も仕事場に籠りっきりで(笑)
織り進めております!!

「染織iwasaki展」
12月4日(金)~13日(日) 於 円居
※5(土)6(日)12(土)13(日)は
クニヒサが在廊いたします。
12月5日(土)14時よりギャラリートークも予定
しております!
感染防止に努めて開催いたします。


by senshoku-iwasaki | 2020-11-23 22:17 | 着尺・帯
iwasaki、51歳の丸紋ずらし絣。
440シリーズから。
Kさまにご注文頂いてから3年・・・。
ようやく帯となって先日、お納めができました。
仕立てていただいて、たとう紙を開いたときの
おすまし顔(!?)は。
工房で、機にかかっていたときの顔とはまるで
別人(!?)の輝きです(笑)。

iwasaki、51歳の丸紋ずらし絣。_f0177373_18223146.jpg
Kさまから早速にお電話を頂いて。
とても喜んでくださって!あぁぁ・・・ヨカッタ。

440はナカナカ作れないシショー(師匠)シリーズ。
特にこの、『吉野格子に丸』は。
せっかく絣の小カセづくりのための道具だったり、
絣括り台を設置したり準備をしたので、Kさまの帯地
のほかにもう一本帯地を制作いたしました。

文様を随分と考えたのですが・・・。
結局ぐるぐる回って『丸』に戻ってしまって(笑)。
ストレートに力強くて、四角四面の立体的な格子の
魅力を最大限に引き出してくれる気がします。
やっぱりシンプルは強いです。。。
51歳の丸紋は、更に丸味を帯びて丸以上に丸く。
幸せなまんまるを目指して。

来月の染織こうげい・神戸店さんでの作品展には
大きな葡萄のような丸紋を出品いたします。


iwasaki、51歳の丸紋ずらし絣。_f0177373_18234258.jpg
◆岩崎訓久・悦子作品展『糸ぢから』
  11月5日(木)~11月9日(月)
  染織こうげい・神戸店

by senshoku-iwasaki | 2020-10-24 23:20 | 着尺・帯
新しい織り半襟は、綾織りです。
iwasakiの大好きな
とびっきりの、何でもないフツーの日に!
秋冬に温かみもありつつ、クールにもなるんじゃ
ないかなぁ・・・と思いつつ織りました。
iwasakiの織り半襟で、綾織りはお初です。
見た目以上に時間がかかるのは毎度のことで(笑)。
新しい織り半襟は、綾織りです。_f0177373_16140354.jpg
よーく見ると、切り返しで菱も見えますよー。
九寸帯地で使う細目の絹糸を使ったバージョンと、
太めの節糸を使ったバージョンと。
新しい織り半襟は、綾織りです。_f0177373_16142235.jpg
11月に、染織こうげい・神戸店さんでの作品展が
ありまして、今年も新作の帯・着尺を中心に・・
ショールや新しいブランケット、そして帯揚げに
もなるストールに織り半襟と。手織り満載で。
一日のうちのほとんどを、一年のうちのほとんど
を仕事場で過ごしているiwasaki夫婦。
時間が足りないと思ったことはないけれど、時間
のある限り糸に触れている気がします。。。
愛おしい時間でもあります。

◆岩崎訓久・悦子作品展『糸ぢから』
  11月5日(木)~11月9日(月)
  染織こうげい・神戸店

ほぼ日程が重なるように今年は。
ハラマキさん主催の『きものものの 2020』も。
『きものものの』にはiwasakiは織り半襟を数点
出品いたします。
新しい織り半襟は、綾織りです。_f0177373_16145799.jpg
新しい織り半襟は、綾織りです。_f0177373_16152094.jpg

by senshoku-iwasaki | 2020-10-12 17:30 | 着尺・帯
織小紋な経吉野着尺『雨音拍子』の新色を織っています。
シルバーグレーとピスタチオの小さな縞に、
ヨコ糸はターコイズグリーン。

タテ糸が密に出てくる組成なので、シルバーグレー
が出てくる部分と、ピスタチオが出てくる部分で
ギラっと見え方が変わります。。。
織小紋な経吉野着尺『雨音拍子』の新色を織っています。_f0177373_17574082.jpg
6月に制作した『雨音拍子』はチャコールグレー
とシルバーグレーの組み合わせで。渋い江戸小紋
のような風情でしたが、それは今回も。

シボ感と、独特の光沢は、絹量によるもので。
贅沢な絹織物ならではの垂れ感がたまりません。。。

「織小紋」シリーズとして
今年産声をあげた、この新シリーズ。
iwasakiらしい、どうってない無地ライクな着尺
でありながらしっかりと(!?)織りならではの
質感と色味を出せているのでは・・・?と。
着尺の新シリーズは久しぶりです♡
平織り、綾織り、緯吉野、吉野格子に、経吉野。

それにしても。
手織りは時間がかかりまして。
今日はとても捗って5尺。
おぉぉ、よくやった(笑)。つもりだけれど。
一反約12メートルのうち、一日2メートル織れない
現実(涙)。この、じれったさも愛おしくて。

いくらこの仕事に定年がないといっても。
いつまでこの細い糸の仕事が続けられるかは・・
分からないので。作れるうちは出来るだけ細かい
仕事を進めたいと思っております!



by senshoku-iwasaki | 2020-09-09 22:07 | 着尺・帯
Eさまの『地紋のある着尺』。
Eさまは以前、格子に緯吉野を入れた『入り江の波
シリーズの着尺を作らせて頂きまして。

「次回は無地ライクな着尺も」と嬉しいお言葉を。
そしてこの度ご注文頂きましたのは紺色系。。。
地紋のマルのサイズは、やや大きめです。

Eさまの『地紋のある着尺』。_f0177373_18303556.jpg
『地紋のある』シリーズの魅力は、無地でありながら
見る角度によって・・・こうしてゆらゆらと気球のよ
うなマルが浮かび上がったり、タテ糸とヨコ糸の色の
違いから玉虫のように見える色が変わるところです。

Eさまのこちらは、タテがチャコールグレー。ヨコには
赤味のある紺です。写真では紫っぽく見えますが、
グレーのようにも見えるけど、やっぱり紺です(笑)。

こういった深みのある無地は、お召しになる方の
持ち合わせた本来のお色、ピンク系だったり黄色系
だったりを引き出して見せたり。また、合わせる帯
も赤味、青味、反対色それぞれに合ってしまう寛容
さがあると思っております。

何色ともいえない、織りでしか出せない色があると
したらこういった事なのだろうと。

Eさまのこの着尺を織りながらつくづくと。
この不可思議で曖昧で寛容な(!?)織りのチカラ
に突き動かされ続けている幸せを実感した私です。




by senshoku-iwasaki | 2020-09-01 22:25 | 着尺・帯
440、絣が入りました。
先日括った小綛を、ぼわ~んと絣足をぼかしながら
染め上げまして。
絣をほどいて小管に巻き織るのですが。。。

絣の方向、右から?左から?ん?あれ?
織り始めたクニヒサも。
しばらく戸惑いながらオタオタしながら(笑)。
それでも二日ほどかけて浮かび上がったお月様。
440、絣が入りました。_f0177373_18481593.jpg
この丸紋は、影になるところから光をつくります。
一越一越。
四角四面の格子の中に、ぼわんと浮かぶマル。
iwasakiバージョンは、大師匠の丸のメガサイズ。
440、絣が入りました。_f0177373_18495869.jpg
お太鼓部分のマルが浮かんだら、次は前柄まで格子です。
障子越しのまん丸お月様。
中秋の名月の頃までにはKさまの元へ・・・と思いながら
あともう少し頑張ります!


by senshoku-iwasaki | 2020-08-28 22:57 | 着尺・帯
『半巾50+』を作ったことで。
昨年秋にクニヒサが突然言い出した、
「お互い50歳の年のうちに50本の半巾を作ろう!」
とほぼ思いつきのような企画でしたが。。。

ほぅほぅ、なるほど、へぇ~な発見がまたありまして。
これだけ作ってもまだ、いやこれだけ作ったからこそ?
制作側の私たちがどっぷりとハマってしまいまして。
こりゃ、もっと作ってみないとダメだなぁ(笑)・・と。

iwasaki夫婦は共に生粋のバカですから。(トホホ)
納得が出来るまで(・・・って、そんな日来るかな?)
しつこく取り組むコトが出来るってコトくらいしか
特技がありませんで。
今後の不安はきっと、人並み以上にあるあるなのですが。

山梨の南部町の家にも、両家の千葉にあるお墓参りにも
ナカナカ出掛けられない今なので。
ひたすらに引きこもって休みなく制作しています。
『半巾50+』を作ったことで。_f0177373_18494202.jpg
「もう51歳になっちゃったからね~。
二人合わせて102本目指す?」私(エツコ)。
「102って、キリが悪いでしょう。だったら
目標は108!」クニヒサ

煩悩ですか。

by senshoku-iwasaki | 2020-08-11 22:32 | 着尺・帯
湯のしから帰った着尺其の2『織りで小紋・雨音拍子』。
6月に織りました着尺は、経吉野。
チャコールグレーとシルバーグレーの小さな縞ですが、
タテの密度がたつので、シボ感と独特の光沢感が魅力
の織物になりました。

渋い江戸小紋の織りバージョンのような風情でして、
自分たちで作っておいてなんなんですが・・・。
iwasaki夫婦、かなり気に入っております!
これは満場一致で(って、たった二人ですが・笑)
シリーズ化決定となりそうです。
iwasakiにとって、定番をつくり出すということが
何よりの作品づくり。
いろんな意味で「ちょうどいい」が「定番」という
ことだと思っていまして、いつだってそれを目指して
いるものの。それは結構ムズカシイのです。。。
まるで幸福論みたいに。

湯のしから帰った着尺其の2『織りで小紋・雨音拍子』。_f0177373_18383203.jpg
つい、これも出来るんじゃないかなぁとか。
もうひと色添えてふくらましたほうがもっと良くなる
んじゃないかなぁとか。足し算をしてしまいがち。
でもやり過ぎは着にくいモノ。
だからといって、引き算ばかりじゃなーんかつまんない
モノになってしまいがち。
あれやこれや考えて作っても。
う~ん。もうちょっと考え直すか・・・ということの
ほうが多いのだけど、これは。
色違いがイロイロ・・目に浮かぶ。帯が映えるお召し姿
もイロイロ・・目に浮かぶ。
単品で見ても単調じゃなく、奥行きがある。おぉぉ。

目に見えないウイルスに、信じられない大雨災害。
心がふさぐ出来事ばかりが続く日々。
こういうときにいつも思うのは、織物は何の役にも立て
ないということで・・・。
それでもiwasaki夫婦に、織物制作以外に出来ることは
何もなく。。。
次に繋がる微かな希望の光を、この地味な新作に感じて。







by senshoku-iwasaki | 2020-07-15 23:29 | 着尺・帯