カテゴリ:着尺・帯( 402 )
新作の夏九寸帯地『ギンガムチェックと眼鏡』。
今年のiwasakiの新シリーズ、透ける夏帯地として・・・。
前回ブログに登場した『白い雲 藍の雲』と
『白い雲 銀の雲』の前に取り掛かったもの。

ミントグリーンのギンガムチェックに浮かぶ雲?
もしくは眼鏡?
新作の夏九寸帯地『ギンガムチェックと眼鏡』。_f0177373_19310669.jpg
この夏帯地シリーズ制作のためにお願いした糸は、
タテヨコともに宮坂製糸さんで双子の玉繭を、
座繰りで引いて頂いたものです。

雲の部分は『御柱織り』で使用している、やはり
iwasakiにとって・・・宮坂製糸さんのとっておき
の玉糸です。


新作の夏九寸帯地『ギンガムチェックと眼鏡』。_f0177373_19312851.jpg
糸ぢから全開で。
だけどふわーっと軽ーくなるように。。。
あれやこれや考えながら浮かばせた雲たちです。

日傘が似合う、夏のお着物姿を思い浮かべて。


by senshoku-iwasaki | 2020-04-18 22:59 | 着尺・帯
新しい山形斜文は、『ぼわんとストライプ』です
ザーッと、スーッと、ほわーっと落ちる滝の
ようなイメージの縞です。

小さめの山形斜文の大小で。
今回の山形斜文八寸帯地、タテもヨコも群馬県の
碓氷製糸さんの絹糸です。。。
新しい山形斜文は、『ぼわんとストライプ』です_f0177373_18120437.jpg
タテ糸は『ふい絹』という、無撚りの絹糸で。
iwasakiの銀河絹シリーズは、長野の宮坂製糸さんの
『銀河シルク』を使っていますが。
糸のつくり方は、どちらも同じように沢山の繭を、
ゆっくり旋回させながら撚りをかけずにひくそうなの
ですが両者はやはり違いがありまして。
今回はこのために碓氷製糸さんに細めにつくって
頂いたものです。

新しい山形斜文は、『ぼわんとストライプ』です_f0177373_18113738.jpg
ヨコ糸はキビソということなのですが、とても
綺麗に揃ったキビソ(緒糸)です。
タテもヨコも細めの糸で構成してますので、
繊細な感じの仕上がりになりました。

キラッとしつつマットな落ち着きもあって。
今回のタイプも絹のさまざまな表情が楽しめます。
素材のチカラ無くしてiwasakiの織物は出来ませんで。

沢を上って美しい滝を見つけたときのような
静かに織物力を感じるような八寸帯地に・・・
なったらいいなぁ。と思いながら織りました。





by senshoku-iwasaki | 2020-04-13 21:49 | 着尺・帯
itonosakiさんからの嬉しすぎる画像。
昨年、グレーの無地の吉野格子九寸帯地を制作させて
頂いたNさま。
2月に「itonosakiさんで撮って頂いたの」と画像を
お送りくださいまして。
itonosakiさんからの嬉しすぎる画像。_f0177373_19065814.jpg
その日は結城紬に合わせてくださったそうで・・・。
シックな中に、温かみのあるNさまの着こなしで。
帯締めと帯留めに、ふんわりとやがて来る春が。

そしてもうお一方。
itonosakiさんでiwasakiの八寸帯地『色硝子』を
itonosakiさんからの嬉しすぎる画像。_f0177373_19052838.jpg
お求めくださいましたお客様。
素敵な笑顔とともにitonosakiさんからのお写真を
3月に頂いて。
ブログ掲載のご承諾を最近頂きまして。

あらためて着物ってイイなぁ。
こんな時だからこそかもしれませんが、私たち自身
のココロが満たされてゆく思いになりまして・・。
このタイミングでアップさせていただきました。

itonosakiさんでは
4月17日(金)~5月2日(土)の日程で
「大人の半幅・初夏揃え2020」という企画展を
当初より予定されておりまして。
iwasakiも半巾帯を出品いたします。ただ、この
緊急事態中ですのでネットでの展示会に準備中
とのことです。。。

今年iwasakiは、半巾帯50本を『日本の夏じたく』
で展示しようと準備をしてきましたが、
新型コロナウイルスで中止となりました。
その半巾帯たちは、2本は『日本の夏じたく』のオンラインショップで。それ以外はitonosakiさんの
この展示会と、染織こうげいさんでの作品展に
ご紹介させていただくことになりました。

これからどうなってしまうのか、誰にも見えない
未来だけれど。素敵なユーザーさんのお姿に
iwasaki、励まされまして。私たちに出来ること
は織物づくり以外何もありませんので(涙)。
出来る限りのことを、精一杯頑張りたいと思います。









by senshoku-iwasaki | 2020-04-08 23:26 | 着尺・帯
新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。
今年はふわりとエアリーな、透け感のある九寸帯地
を作りたいと。
クニヒサ、この規格について糸の太さや、練り具合
密度などなど・・・。ずっと悩みまして。
ようやく透け感のある雲がふわふわと。

ひとつめは『阿波藍とアイボリー』バージョンです。
新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。_f0177373_18113126.jpg
組成は「めがね織り」という技法でiwasakiおなじみの
緯吉野に似ているのですが、よーく見ると違います。
裏ができるのがめがね織りです。

新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。_f0177373_18114800.jpg
森くみ子さんに染めて頂いた阿波藍の雲が浮かびます。

ふたつめは『白い雲と銀の雲』。

新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。_f0177373_18125044.jpg
銀鼠の雲が浮かぶバージョンです。

このタテ糸が無地のタイプの前に、ギンガムチェック
のような格子の中に雲を浮かべたタイプを作りまして。
その第一号と、八寸、半巾など数点を
4月9日(木)~4月13日(月)染織こうげい・神戸店
さんの「染織こうげい展」に出品いたします。

写真のタイプは染織こうげい・浜松店さんで。
4月23日(木)~4月27日(月)
「岩崎訓久・悦子作品展・糸ぢから春帯夏帯編」に。

手織りはとにかく時間がかかるもの。
この「春帯夏帯編」のためにこの半年間ずっと・・・。
土日もなく現在進行形で織り続けています。

暗い出来事が続く昨今ですが、
素材力に生かされているiwasakiならではの「糸ぢから」
に、光を感じてくださる方がいらしたら・・・
織物力を信じて織り進めます!







by senshoku-iwasaki | 2020-04-04 23:35 | 着尺・帯
再びの『used denim』な御柱織り。
ご注文の御柱織りに取り掛かっています。
染織こうげい・浜松店の佐浦店長さんの
リクエストで生まれた『used denim』。

1969年生まれのiwasaki夫婦なので。。。
ジーンズといえば、着古したリーバイスの
ヘヴィーオンスのジーンズならではの、たて落ち感
は、カッコイイ!というのが条件反射なのです(笑)。
それは古い紬などにもいえまして。
着こんでゆくうちに、ほんのりと縞がたってくる・・
昭和50年代の郡上紬もまさにそんな織物たちでした。
佐浦店長が愛してやまない、古いざざんざ織りや、
伊兵衛織りもそういった織物たち。
もちろん!iwasakiはそれらすべてをリスペクト。

再びの『used denim』な御柱織り。_f0177373_18400459.jpg
御柱織りは、iwasakiの織物のなかでも一番
ヘヴィーデューティーなシリーズですから。
織り進んでくると、織り手前はどんどん膨らみます。。
再びの『used denim』な御柱織り。_f0177373_18394347.jpg
双子の繭の節がたっぷりと。
味わい深いけれど、織りにくいのがこの織物の特徴で。
糸は太いのだけど、サクサクとは織り進まず・・・。
ちょっとずつ。

この4月から高3になる息子は最近、ファッション通!?
おしゃれ情報収集に余念がない様子(笑)。
何をするにも取りあえず知識からの楽屋師匠タイプ。
彼のおしゃれ理論からすると、
たて落ち感ある、本当のビンテージセルビッチデニム
は円熟期の大人にこそ似合うものだそうで。。
若者には細番手で織られた、たて落ちしないタイプ
のほうが魅力的なのだそう。
「ただね、
着たい服と体型が合わないのが問題でさ。」息子。
「ほぅほぅ、なるほど。それはわかる。」私。
「そりゃ、わかるでしょーよ。
あーたの骨格のせいでしょーが!」息子。
私(エツコ)の家系、ジーンズは絶望的な純血の!?
日本人体型(笑)。う~ん、ひょっとしたら着物
だったらワンチャンス・・・やっぱり無いかぁ(笑)。










by senshoku-iwasaki | 2020-03-16 22:38 | 着尺・帯
2020『阿波藍とアイボリー』は、透ける九寸帯地が仲間入りです。
藍の研究家でもある、徳島の森くみ子さんに
iwasakiで厳選した糸を藍染めして頂いているシリーズ。
今年で4年目となりました。

今までに生紬着尺、八寸帯地、九寸帯地、半巾帯と制作
してきましたが、夏用の九寸帯地はお初です。。。

2020『阿波藍とアイボリー』は、透ける九寸帯地が仲間入りです。_f0177373_19210661.jpg
タテに赤城の節糸、ヨコに宮坂製糸さんの玉糸と
赤城の節糸。
ここ数年、赤城の節糸は入手困難となっていまして。
iwasakiでは、何年か前に購入したストック分を
染めて頂いたもので、
織りはスウェディニッシュレース織りという
技法を用いています。

4月23日(木)~4月27日(月)に今年も。
染織こうげい・浜松店さんで作品展をさせて頂きます!
今回は、透ける帯地をイロイロ・・・。
夏向けのiwasaki定番シリーズになるとイイなぁと。
でも第一弾は、いつだって悪戦苦闘のiwasakiなので。
オヨヨ…と二人であたふた繰り返しながら生まれる
新作たちを、これから少しずつアップしたいと思って
おります!!




by senshoku-iwasaki | 2020-03-09 23:08 | 着尺・帯
パステルな色硝子。
杉綾織の帯地のシリーズ『色硝子』。
テーマはステンドグラス。

光を受けて、蓄えて、放って、輝いて。
祈りの場のそれは崇高で美しくて。
趣味の空間にあるものは愛らしくて。

昨年春に惜しまれつつ閉店した浅草の喫茶店。
「アンジェラス」にも愛らしいステンドグラス
がありました。
屋根裏のようなその空間が好きだったけど、
お店はいつも混んでいて。ナカナカその辺り
の席には案内されずに遠目に眺めて・・・。

iwasakiの『色硝子』もそんな愛らしいものに
なったらなぁ・・・と。
ふんわりと明るいカラーの今回の『色硝子』。

カサカサとしたキビソ糸のタイプと、
ツルツルのこの生糸のタイプと。
同じ絹でも表情はかなり変わります。

パステルな色硝子。_f0177373_19113964.jpg
こちらはツルツルの生糸のタイプ。



by senshoku-iwasaki | 2020-02-18 22:42 | 着尺・帯
『イワサキ式ドロップス』織っています。
透け感のある、新しい夏向け八寸帯地に取り掛かって
おりまして。
イメージはドロップス。

「サクマ式」ではなくて『イワサキ式』(笑)。
織物なんだけど、いつもとはチョット違う
所々で糸を絡めて。
生まれてくる、小さなしずくたち。
『イワサキ式ドロップス』織っています。_f0177373_18193971.jpg
私(エツコ)が織っているのは
濃い茶のベースにはピスタチオとハッカのしずく。

『イワサキ式ドロップス』織っています。_f0177373_18203657.jpg
クニヒサが織っているのは
グリーン寄りのターコイズブルーのしずく。

このドロップスたちも。
iwasakiおなじみの緯吉野の組成から。

今年は4月に「染織こうげい・浜松店」さんで作品展です。
昨年から今年のテーマは夏帯と思案していまして。
八寸のほかにも
透け感のある九寸もこれからかかる予定なのですが。
なんせ二人して不器用なものだから・・・。
新しい取り組みは、一発で上手くいくはずもなく(涙)。

オヨヨ・・・。
あれよあれよと1月も過ぎて。
間に合うのかなぁ?間に合わせねば。
カランカランとサクマのドロップス。
あれれ!?白いハッカばっかり?
どうやらウチの子供らは、ハッカがハズレらしく。
この新作は
どうかハズレになりませんように(笑)。










by senshoku-iwasaki | 2020-02-01 22:24 | 着尺・帯
『半巾50』続々と生まれております。。。
50歳の記念(!?)に半巾帯を50本つくろう!という
ほぼ思いつきのようなノリで始まった企画。

iwasakiにおける半巾帯とは?
実はLIFEそのものなのかもしれないと作りながら痛感。
特に私(エツコ)にとっては。。。

私が取り掛かる場合は、
まずは残り糸を逆算するところから。
ほんのちょっぴり残った糸も、必ず効果的に使い切る
ことを念頭に。
『半巾50』続々と生まれております。。。_f0177373_18494062.jpg
タテ糸の整経はクニヒサが、やはり残り糸から生む縞。
ヨコ糸の入れ方によっては、タテ色を消すことも。
タテを見え隠れさせるのも織物の凹凸感や、奥行きを
出すのに効果的になったりします。

『半巾50』続々と生まれております。。。_f0177373_18501484.jpg
同じタテ糸でもヨコ色が変わればほら・・・。
上の黄色い半巾と同じタテの姉妹とは思えないほど。

同じタテから4本ずつ制作していまして。
クニヒサと私で代わる代わる・・・ちょうど道半ば。
只今25本目の半巾帯を織っております。。。

50本の半巾帯、今年の『日本の夏じたく』展で
ずらりと並べるつもりでおりまして。
ひとつひとつ。
一越一越がまるで今日までの月日のようで。
今織っている奇跡。
これまで作ってこられたキセキ。
「増孝商店」開店中の空き時間にせっせと繋げた
つなぎ糸たちも。
出来る限りの愛を込めて!最大限に活かせるように
散りばめています。

今現在もこれからも。
捨てることなく生み続けたい願いもこめて。




by senshoku-iwasaki | 2020-01-24 21:50 | 着尺・帯
今春の『メンデストライプ』は、チャック!ファスナー!ジッパー!
『青木間道をモチーフにした八寸帯地』です。
今までに制作してきたものとチョット違うストライプ。
真田紐のような部分がチャック!になっています。
いや、ファスナー?うん、ジッパー!
チャックもファスナーもジッパーも。
どれも同じ。
お口をぎゅっとギュッとギュギュっと(!?)締めて。

今春の『メンデストライプ』は、チャック!ファスナー!ジッパー!_f0177373_18163801.jpg
でもiwasakiはおしゃべりだしなぁ。
もともとゲラだから、笑い出すと止まらないから。
シュルルーっと(!?)ぱっくりと(!?)
開かないようにグッと締まったお色も作りました。

今春の『メンデストライプ』は、チャック!ファスナー!ジッパー!_f0177373_18165470.jpg
今織っているのはビターチョコレートのようなベースで。
ヨコにもファスナーのような段が活きます。
チャックという名称は、巾着からもじって尾道で生まれた
と知り・・・う~ん、感慨深いなぁ。
尾道イイところだったなぁ。また行きたいなぁ。。
そんなコトを二人で話しているうちに・・・
尾道の海のような
ブルーがメインカラーになりました(笑)。

尾道レモンをハチミツに漬けて。
西から少ーしずつやって来る、春を待ちながら・・・
♪~あかいスイートピーぃ~♪
「・・・お口チャックでお願いします。」クニヒサ。
ハイハイ失礼いたしました。



by senshoku-iwasaki | 2020-01-18 22:51 | 着尺・帯