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『sunrise 2020』ちょっとずつ織り進んでいます。
一越ずつ・・・。
今回のショール『sunrise』のタテ糸は、綾織りの
着尺に使う生糸です。
光沢のある薄色のタテ糸に、乗るヨコ色に乗らない
のもまたイイ(笑)ヨコ色・・・。
『sunrise 2020』ちょっとずつ織り進んでいます。_f0177373_19124381.jpg
一枚約2メートルの長さの中で、今回は大きく3色に
変化するタイプや、5色に変化するタイプなど
生まれつつありますが。たくさんの色で一つの色を
形成するので・・20センチくらいの長さだと、何色
って言えない途中の(!?)色だったりします。

「それって、有り寄りの無し?無し寄りの有り?」
チビッコのときからモノが好きな娘は、チョット
高価なモノが欲しいときは先に私たちに振ってみて
親の反応が悪くなさげなところを当たってみる(笑)
というテクニック(!?)の持ち主。
最近はかなり精度を上げてきまして、まんまと娘の
術にかかってしまうバカな私(トホホ)。。。

つい先日も。
彼女がずっと目星を付けていたヒョウモンリクガメ
のベビーちゃんを買わされまして。
まずはそのブリーダーさんがどれだけカメ愛のある
方で、幸せなカメちゃんかということから始まって
上手に飼えば50年ともいわれる寿命のものだから、
一刻も早いほうが・・・と熱弁のプレゼンで結局。
弾丸で南部町の家の草刈りに行った翌日。
レンタカー借りてるうちにと、クタクタのクニヒサ
まで・・。前橋まで受け取りに(笑)。
そうなると、これまた彼女の思惑通り!?
彼女と同じかそれ以上にメロメロのカメ主の私たち。

何色って言えない途中の色が、実は一番好きな色な
のかもしれません。。。










by senshoku-iwasaki | 2020-07-01 22:50 | 纏う布・暮らしの布
久々にショール『sunrise』に掛かろうと思います。
sunriseは、移りゆく時の色。ココロの色。
織りでしか表現できない、絶妙な色の変化です。
二度と同じモノが出来ないのは、エスキースも
何も作らず、ただ心のままに杼(シャトル)を
走らせるから。

iwasakiにしか作れないと自負しているのは・・。
使う絹糸は全て、今までに着尺や帯地、ショール
に使った糸たちで形成するということと。
何より私(エツコ)が織るわけなので、ほんの
少し残っている糸も確実に、更に効果的に・・
使い切るということも重要なポイント(笑)。

今回は秋冬向けの『sunrise』なので、まわたの
つむぎ糸も多めに入れようかと。。。
久々にショール『sunrise』に掛かろうと思います。_f0177373_19100267.jpg
大管に、ベースになりそうな残り糸を巻いて。
ここに同系、反対色の細め太め生糸に玉糸・・。
あれもこれも・・と大体8~10色の杼が並び。
ほぼ一越ずつ変化するので・・・。
一枚約2メートルのショール、本体を一枚織る
のに二日~三日かかりまして。
更に房のヨリヨリまで入れると・・・。
あらあら、iwasaki織物の中で
採算度外視枠ダントツの横綱です(笑)。

それでも作り続けたいと思ってしまうのは、
やっぱり。
自分でもキレイだなぁ、幸せだなぁと一番実感
させてくれるのも『sunrise』だったりするのです。

50を過ぎてから。
始末良く生き切ることが目標の私。
つくることと、生きることが一緒の私にとっては
糸も食材も道具もココロも全部一緒。
無駄にしない、無理をしない、ムキにならない、
今この一瞬の、移ろいゆく景色を閉じこめて。







by senshoku-iwasaki | 2020-06-23 22:48 | 纏う布・暮らしの布
なるべくいつものテンションで。
先月末に織り上げたショール『繋げてゆく日々』の
房のヨリヨリやら、織り込んだ繋ぎ糸の結んだ糸端
の処理やら・・・。
織りの作業の合間とか、どうにもココロがざわめいて
落ち着かないときとかに進めています。。。
なるべくいつものテンションで。_f0177373_17084771.jpg
iwasakiの大好きな「何でもないフツーの日」を、
そのまま織物にしたようなショールです。

「ものすごく楽しいかって言われたら、そんな
訳でもないけれど。じゃ、つまんなかったのかっ
て訊かれたら、そんなことはない毎日だよ。」
1歳から保育園にずっとお世話になっていた息子
が、たしか6歳の頃の保育園の感想。
それは高2になった現在も。ヘタクソな部活まで
含めて無遅刻無欠席で通う高校生活を尋ねても、
ほぼ同じ回答で(笑)。

「結局はそれが一番なのだと、つくづく思ったよ。
期末テストも無いまま突如休みになって、ラッキー
って一瞬思ったけど、このままじゃなぁ。」息子。

こういう仕事をしていると、世の中の大抵のことに
疎くなるのですが。存続の危機に関わるような内容
になってくると、アタマよりもココロが反応して。

織物はなるべく同じテンションで、同じキモチで、
同じ打ち込みがベスト。
せっかちでイライラしいの本来の私(エツコ)の
性格には向かない手織りの仕事。
30年かかって、焦ったりイライラしてたらゼッタイ
に良いものは作れないことを何度も思い知らされて。
ようやく現在に辿り着けまして。
とりあえず機に向かっているときが一番いつも通り。
何でもないフツーの日のキモチで。

なるべくいつものテンションで。_f0177373_17090715.jpg
グレーの中にもよーく見ると、ちっちゃく色んな色が。
織りを始めた時からずっと、切り糸を捨てることなく
繋いでは織物に戻してきましたが。
今回はとってもイイ感じに活きた気がしまして。
個人的に相当気に入っております(笑)。。。

ナカナカ繋ぐペースが追いつかず30年・・・。
ココロにどうしようもなく波の立つ最近の、寝る前の
30分の糸繋ぎが私の鎮静剤。



by senshoku-iwasaki | 2020-03-28 18:37 | 纏う布・暮らしの布
新しいショールのタイトルは『繋げてゆく日々。』
グレー礼賛なiwasaki。

昔から百鼠二百茶といわれるくらい、グレーや茶は
染める度、何通りにも。
黄味のグレーはやわらかく、早春の今頃の色。
青味のグレーはきりりとシャープな色。
赤味のグレーは深みのある優しい色。

穏やかなグレーがベースのシルクのショール。
iwasakiの大好きな
『何でもないフツーの日』そのもののよう。
春から夏にも心地よいように、シャリ感を少し。
地味に変化する地色に、更に地味に(!?)変化
するのは繋ぎ糸。
昨日から今日、今日から明日へ。「何でもない」
を繋げてゆきたくて。
秘かに強い意図を持った繋ぎ糸なのです。。。
新しいショールのタイトルは『繋げてゆく日々。』_f0177373_19175085.jpg
心穏やかに過ごすということが、実はナカナカ
難しいくらいの穏やかではない出来事が次々と。
どうか一刻も早く。
『何でもないフツーの日』に世界中が包まれる
ことを願いながら。。。
新しいショールのタイトルは『繋げてゆく日々。』_f0177373_19151895.jpg
着尺なら切り糸も一度に1,000本を超えるので
機結びも1,000回以上に。。。
結んで結んで繋げて繋げて。
白黒ハッキリしない、穏やかな中間のいろに
なりますように。


by senshoku-iwasaki | 2020-02-24 22:40 | 纏う布・暮らしの布
今年はブランケットも充実させて・・・。
ブランケットは幅広で。
整経をするのも機にセットするのも織るのも。
糸が太いので嵩高く、4枚分ずつしか機にかけられません。。。
冬の定番として
もう20年以上作ってきていますが、制作しない年もあるものの。
おそらく今までに
二人で100枚以上は織ってきたのかと思うと。
有難いなぁ。嬉しいなぁ。
当初はこんなに毎冬制作するなんて思っていなかったなぁ。。。
今年はブランケットも充実させて・・・。_f0177373_18173902.jpg
iwasakiのブランケットはジャコブウールを中心に。
初めは硬くても、使い込むほどに柔らかく馴染む『育てる系』の
ロングライフ規格です。
南部町で制作していた頃から何度か取り扱ってくださった、
南部町のセレクトショップの『おるがん』さんから
「来年の冬はブランケットをぜひ!」と昨年からお声をいただいて。
久々に里帰り(!?)のiwasaki織物となりそうです。

今年はブランケットも充実させて・・・。_f0177373_18175561.jpg
「黒っぽいのだとお葬式にも持てるからって、
お客さんに言われてるもんでお願いしますね。覚えとると
思いますけど、お通夜なんかだともう冷えるんですよ・・。」
ハイハイ。よーく覚えてます。
何につけても車移動なので。バサッと纏って外に出て。
車に乗ったら膝に掛けて。
ホントに重宝な重みと厚みでもあるんです。

あぁ。南部町。
ブランケットと一緒に。
私(エツコ)も里帰りしたいなぁ。
あの、暑かったお盆の日には考えられないくらい肌寒いんだろうなぁ。
そうなると。
あら。お山のお家の薪は、使い切って無いから・・・
寒いじゃん!(涙)
ブランケット一枚じゃ耐えられないかぁ・・・。

by senshoku-iwasaki | 2019-10-22 22:29 | 纏う布・暮らしの布
せっせとヨリヨリ、しこしこと湯通し、アイロンで仕上げ。
7月から取り掛かっていた、ストールやショール類。
途中でご注文の飾り布を織り交ぜながら(まさに)。

自分のなかでは「すっげぇ~つくった!」感ですっかり満腹なのですが(笑)。
実はそーでもないのが織物で。
それはヨリヨリの房の仕上げでも全く同じ現象が。。。

Rさまにご注文頂いている『お柱織り』に取り掛かるまでにもう少し。
クニヒサが糸染めをして整経して、二人で機にセットするまでの間に・・・。
私(エツコ)のヨリヨリのペースも上がっております!

せっせとヨリヨリ、しこしこと湯通し、アイロンで仕上げ。_f0177373_19104615.jpg
こちらはシルク100%の「平織りと綾織りのショール」。
若干地厚なので、秋冬に絹のマフラーとしてぐるぐる巻いても軽くて温かいショールです。

せっせとヨリヨリ、しこしこと湯通し、アイロンで仕上げ。_f0177373_19112121.jpg
こちらも「平織りと綾織りのショール」ですが、タテのシルクは大きなグラデーション。
ヨコ糸は肌触りの良い、エキストラファインウールです。
このシリーズはクニヒサが織りまして。シックなタイプが揃いました。

秋から冬への季節は。
コートやセーターやお着物が、ダークでシックな色味が増えるので。。。
首元は少し明るめ、個性的もイイんじゃないかなぁ~。と、私はイロイロ作りました(笑)。
この2ヶ月ほど・・私はいつもの妄想の古今東西世界旅行をしながら。
チョットだけ東欧、チョットだけ南欧、チョットだけ中東・・・チョットだけ江戸中期(!?)
えへへ。
これから少しずつ。仕上がる予定です。




by senshoku-iwasaki | 2019-08-22 22:40 | 纏う布・暮らしの布
織りたてほやほや、ショールブランケット。
先日経てたグレーストライプの広幅は、ヨコに細いエキストラファインウールを入れて。

チクチクしない肌触りの良い、軽量の絹と毛のショールブランケットととして・・・
クニヒサ、シックな6枚を織り上げました。

その前に私(エツコ)がグリーンストライプでカラフルな4枚を織りましたので、
これから房をヨリヨリして、湯通しをして・・・仕上がりまでにはまだ手が要ります。。。
織りたてほやほや、ショールブランケット。_f0177373_17483115.jpg
平織りの中に綾織りが入るこのタイプ、肌触り抜群のエキストラファインウールがたくさん
入るので。織り進みが悪く、こう見えて(!?)制作には時間がかかりまして。
毎年はナカナカ揃えられないのが、絹と毛の交織のショール類だったりします。

iwasakiでは一年置きに、ショールやブランケットなど纏う織物にチカラを入れる年と
440シリーズのように工芸的な技法を多用した帯、着尺にチカラを注ぐ年がありまして。
正確に言うと、二人がかりで精一杯頑張っても一年では両方は出来ないというのが現実で。
時間が足りない・・・いや、作るのに時間がかかり過ぎなのは分かっているものの。。。

働き方改革というけれど。
つくる手が9時→5時、週休二日になってしまったら。
私だったら、何も作り出せないストレスできっと・・・ビョーキになってしまいそう(笑)。
今は何かと・・削がれる時間も多くて(涙)。そのぶん休日は、基本的にはありませんが。
つくる喜びは、何よりも。
私に幸福感を与えてくれているということに気づかされます。

やはり小さい頃から手指でつくる喜びを感じていたらしい・・中3の娘。
私たちと違うのは、同じ手動でも動力のある道具を使って・・織物よりも普遍的なモノを
少量生産したいと思っているそうで。単純に工業系のマシンたちがカッコイイし、それを
使いこなせたらもっとカッコイイじゃん!くらいのものかもしれません。。。
ただ本人の覚悟(!?)は大したもので。
昨日の三者面談で、何度か見学や、体験をさせてもらって行きたいと思った、高校の
マシン科を第一志望にあげて。
第二希望は?との先生の問いに、
「同じ高校の同じ学科で2次募集があればもう一度受験します。なければ定時制のほうでも
とも思っているのですが、これから一応工業高校の機械科も見学するつもりです。」娘
「えっ?定時制?美大付属の私立とかは考えてないの?」先生
「あ、別に絵が描きたいわけではないし、それに勉強がキライなんで。」娘
「成績は悪くないですよ。お母さんもそれでいいんですか?」先生。
「本人がよければ。」私。
「自分で一貫して『一点モノ』を作りたいわけでもなくて、小さな工場や工房で機械を
使いながらも手仕事ならでのコツとか、数をこなすことで生まれる喜びって、両親の仕事
を見ているときっとあると思うんですよ。私も近い将来は、会社の規模とかじゃなくて、
喜びのある仕事が出来たらいいなと思うんです。」娘

あらあら。
もしかしたら娘にも。
働き方改革は無いかもしれないかわりに、手のひらの神様は見え隠れしているのかも。














by senshoku-iwasaki | 2019-07-25 22:52 | 纏う布・暮らしの布
ショール、ストール月間。
Kさま邸の大きなグリーンストライプから始まって。
Sさま邸のブルーストライプ。
大きくグラデーションするブロックでのストライプが新鮮で。
しつこいiwasaki(笑)、同じような広幅と細巾でグレーストライプとミックスを。

ショール、ストール月間。_f0177373_17542885.jpg
外は連日雨。
どんより暗雲⁉いやいや、都会的な⁉モノトーンのショールブランケットになる予定です。
グリーンストライプのときに・・・ヨコ糸に肌触りの良いエキストラファインウールや、
リャマ、アルパカなどを入れまして、タテのシルクの光沢も良く。
軽くて暖かでかさばらない、良質なシルクウールの織物が出来まして。
これは、今年の秋冬のiwasakiのニューフェイスに!と、企んでおります(笑)。。。
ショール、ストール月間。_f0177373_17545003.jpg
ミックスストライプは巾32センチほど。前作のブルーストライプもこの巾でしたので。
Sさま邸の飾り布を織りあげてから、制作したのは『帯揚げにもなるストール』。
今まで『帯揚げにもなるストール』は、ギンガムチェックのような小弁慶でしたが。
この秋冬コレクション(!?)は、新しいタイプです。
このミックスも、新しい『帯揚げにもなるストール』です。

今年は。
昨年あまり作るコトの出来なかったショールや、ブランケットなどを秋冬に揃えたい
と思っておりまして。
そうなると今から掛からないと。(たぶんそれでも間に合わないのだけれど・・・汗)
いつものことだから慣れっこだけど。
暑い夏に真冬の織物づくりになってしまうので、暑苦しいのは覚悟の上。。。
ただ、秋冬のイメージが妄想でも湧きづらいものですが。
奇跡的に涼しいこの数日間で、暖かい織物づくりが出来てあら!幸せ。

なんかイイ感じの秋冬コレクションになりそうです。(希望を込めて・笑)







by senshoku-iwasaki | 2019-07-14 22:52 | 纏う布・暮らしの布
大きなストライプでグラデーションカラーは三部作。
南部町にいたときに・・・。
市川大門の造園家のKさまのご依頼で、何度かご自宅の飾り布を作らせていただいた事がありました。
ご自宅にお伺いさせて頂いたときに
「iwasakiのショールやストールの感じで、この窓にかける布を」というリクエストから始まって。
直射日光の当たらない、だけどとても印象的なKさま邸の窓たちに『窓のショール』はその後も。

昨年東京へ移る前に、Kさま邸にお招き頂いて。
Kさま邸、いつお伺いしても本当に素敵なのです。。。
Kさまご夫妻の暮らし方、生き方がきっとそのままお住まいに反映されているのだと思うのですが。
初めてお伺いさせて頂いたときに、まだ高校と中学生と聞いたお子さんたちが。
立派な社会人になられていて。
あぁ、やっぱりご両親なのかぁ~。(こりゃ、ウチはダメな訳だとミョーに納得したりして・笑)

昨年ご依頼いただいたのは、絹が多めの規格の暖簾と。
やはり絹が多めの規格の、大きな布。夏場に暖房器具の目隠しも兼ねたいとのことで。

タテ糸はシルクで、暖簾のほうはKさまのお好きなグリーン系で長めに経てまして。。。
大きなストライプでグラデーションカラーは三部作。_f0177373_18420380.jpg
残りでショールを5枚制作しました。
今回タテ糸は空羽になっているのですが、この感じで30代の頃『カラーパレット』というシリーズの
ストールを作っておりました。久々に、懐かしい友人に出会った気分です。
当時は平織りで巾も狭かったのですが。
今回は平織りの中に綾織りも入りまして、巾と少し凹凸もあり、中判ショールとなりました。

大きなストライプでグラデーションカラーは三部作。_f0177373_18413343.jpg
大きな布のほうは、通し巾で75センチほどありまして。爽やかな大きな追いかけストライプ。
(Kさま邸用は、これで織ったものを更に2枚はぎ合せます・・・)
こちらも長めに経てまして。
Kさま邸用には、ヨコ糸に木綿と麻を考えているのですが。
それを織りあげたら、残りはヨコ糸にウールを入れて・・ショールブランケットを考えております!

この大きなストライプのシリーズ。
やはり暮らしの布として、南部町のSさまにも昨年からご依頼頂いている・・・春夏用タペストリーも
制作すべく、それはSさまのご主人の「ブルー系が好き」の一言で(笑)。ブルーグラデーションです。

大きなストライプの三部作、どれも寒色系のタテ糸ですが。
秋冬のストールにもなるとイイなぁ・・・と思っています。
このところ・・帯地や着尺を織ることが続いていたので、2メートル足らずで完結のショールたちに
取り掛かるのは新鮮なキモチです。。。






by senshoku-iwasaki | 2019-07-04 23:06 | 纏う布・暮らしの布
今年のショール『港町parade』は、阿波藍バージョンです。
コットンベースの『parade』は、小さな国の小さな街の小さなお祭りがテーマ。
初めて登場したのは・・・今から6年ほど前の冬のころ。
春を待ちわびて。
マットな木綿にほんの少し光る、シルクのストライプ。

iwasakiらしいといえば、とてもiwasakiらしいのかもだけど。
地味なんだけど。実は作るのには、結構手のかかるコでして(笑)。
伸び率の違う木綿と絹をタテにしているので、機にかけるまでに時間とコツが要ります。。。
が、そのぶんだけの愛おしさがありまして。
ピンク系のストライプだった『parade』の後にブルー系の『港町parade』が生まれまして。
今回は、阿波藍編の港町です。
今年のショール『港町parade』は、阿波藍バージョンです。_f0177373_17421064.jpg
阿波藍の研究者でもある、森くみ子さんと一緒にお仕事をさせて頂くようになって。
お話を伺うたび・・やっぱり私たちのご先祖は、海を渡ってやって来たんだなぁ・・・と。
どうりでiwasaki夫婦は、九州や四国の海に惹かれるわけだとミョーに納得しまして(笑)。
森さんに染めて頂いた藍の絹糸が、このショールの主役。(控え目ですが・笑)
ちゃんと(!?)マリンになっているはず・・・。だと、イイなぁ。
今年のショール『港町parade』は、阿波藍バージョンです。_f0177373_17422112.jpg
コットンのほうが藍染めというのがフツーかと思うのですが、それじゃないからiwasaki(笑)。
森さんの藍は、絹糸なので。よく見ると地味にキラキラ・・海の水面のよう。

偶然ですが。私(エツコ)の父方、クニヒサの母方の祖父は房総半島の出なのですが。
ショールを織りあげて、房をヨリヨリするたびに。
本当は房は糸なので、糸偏の総と書きたいのだけど。
一般的じゃないかぁ~と思って房の字を使っているのですが。
ふと。あら!これって、房総じゃんっ!
そういえば確か・・・房総半島の先端に、とっても古い神社があると聞いたことが。
気になって調べてみたら、織物にもとても関係しているようで・・・。

今回の『港町parade』、なんだか私の中では壮大なロマンが経緯(タテヨコ)に
詰まっている気がしてなりません。。。





by senshoku-iwasaki | 2019-04-17 18:53 | 纏う布・暮らしの布