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by senshoku-iwasaki
| 2020-12-19 22:41
| いわさきのつながり
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by senshoku-iwasaki
| 2020-10-07 23:16
| いわさきのつながり
京都の嬉染居・谷尾さんご夫妻は、阿波藍染めでTシャツや手ぬぐい、かばんやポーチなど カジュアルな日常のモノを制作されています。 iwasaki夫婦とは古くからの友人のお二人。 1年置きに南青山スパイラルのshowcaseで『嬉染居の東京店』として出店されています。 2019夏は、昨日の8月1日(木)~8月7日(水)11:00~20:00 まで。 今回はポロシャツも新登場。清々しいブルーに、絞りのドットにボーダー。 使いやすくて愛おしい、嬉染居さんの藍染めの品々で嬉染居ワールド全開でした! 7日まで開催です。ぜひ、お出かけくださ~い! そしてもうひとつ。 写真家の早川倫永さんの写真展『MIRROR』が恵比寿のアメリカ橋ギャラリーにて。 7月24日(水)~8月5日(月)12:00~19:00まで。 このタイトル『MIRROR』の並ぶRの一つはます、ホントは鏡だけに反転しています。 ミラーレンズの向こうにあるモデルさんは、鏡を通して実は撮っている自分が出てしまうと。 「自分が思い描いた、撮りたかった人を撮れた時の喜び」 これは、先日ひょいと蔵前のiwasaki工房にこの作品展の案内状を持って現れたときにも 早川さんが言われていました。 今回の案内状のモデルさんは、女優の祷キララさんとのことで。 ずっと被写体として撮りたかった女優さんのおひとりとその時に話されて。 「駅ですれ違ってあっ!と思って、追いかけたんですよ。。。でも新宿で見失ってしまって。 後でその時のことを話したら、「それ、私です」って。・・・」 こちらの写真展では、祷キララさんのほかにも早川レンズの欲した(!?)透明感溢れる 輝いている被写体たち・・・ってことは、早川さんが輝いていました。 こちらは5日(月)まで。(最終日は17:00まで)です! ![]() 真夏にパワーを頂きまして。 汗だくで帰るなり直ぐに二人で仕事に戻りまして。 iwasakiも。 手掛ける織物全てが、HAPPYな織物になるように・・・心を込めて頑張りたいと思います! ▲
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| 2019-08-02 23:04
| いわさきのつながり
日置先生は、iwasakiにとって本当に。 特に私(エツコ)にとっては人生の、心の、真の師匠といいますか・・・。 若き日に、日置先生に出会えたことが私の何よりの宝物なのです。 日置先生は、故・宗廣力三氏の右腕とも呼ばれた方で。 郡上紬創生の頃から・・・職人として宗廣先生を支えた陰の立役者ですが、私が郡上の学校で 染織を学んでいたときには既に引退をされていて。 ご自宅に押し掛けては、たくさんのことを教えて頂きました。 糸染めのこと、織りのこと、民藝のこと。。。 何を訊ねても心を尽くして応えてくれる、日置先生は当時からまるで仙人のような存在でしたが。 今思えば。あらあら丁度今の私くらいの年齢かと気づき、ビックリ! 旧道にひっそりと、埋もれそうになっている石仏を見つけては墨絵で描いたり、版木を掘ったり。 日置先生は昔から味わいのある和紙も大好きでしたから・・・。 『日本の夏じたく』で徳島の拝宮和紙の中村さんが出展されると、紙を少し分けて頂いては 日置先生に送っていたのですが。 昨年送った厚めの和紙。 「ウチに古ーい本があってな、表紙がすっかりダメになってまったもんで。 えっちゃんが送ってくれた中村さんの紙でな、揉んで、呉汁と顔料で染めて表紙替えして遊んだんじゃ。 そうしたら友達にも同じような本を頼まれてな・・。余った紙で芳名帳を作ったから、 えっちゃんたちの作品展ときに使ってもらえたらと思って・・・」と先日お電話くださって。 そして今日。 届いた包みを開けると、郡上のハムとともに出てきたのは・・・。 ![]() ![]() うわぁっ!立派な芳名帳です。。。 でも先生、こんな素敵な芳名帳・・何だか恐れ多くてもったいなくて、名前書けないかも(笑) それでも書いてくださるようなお客様はきっと。超達筆過ぎて読めないかもかも(笑) この芳名帳は。 iwasakiの縞帳にさせていただこうかな。 この歳になればめでたくもないけれど。今日は私の誕生日でした。 50歳の節目の日に。 とてつもなく手間のかかった紙たちで出来た帳面を頂きました。 これまでとこれからのiwasakiの大切なお客様や、着尺のサンプルを綴るかもしれない、まだ真っ新。 まだまだ明日もこれからも、真っ新。 ▲
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| 2019-07-09 22:57
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小津和紙ギャラリーさんで、12月3日(月)~8日(土)開催されます! 彫刻屋 近正10周年となる展覧会だそうです。 近正匡治さんの木彫と、近正千広さんのカレンダー「コノミノコヨミ」。 今回は干支の兜をかぶった「ムシャ人形」のほかにも、肖像彫刻や新作小品も出品されるそうです。 近正ご夫妻の世界は、近正ご夫妻じゃなきゃ絶対に作り出せない世界でして。 iwasakiもお二人の大ファンなのです。。。 大好き過ぎて千広さんに、今年の『日本の夏じたく』展ではiwasakiの扇子(織物工程絵図)を 無理言ってお願いしてしまったくらい・・・(笑)。 もちろん大のお気に入りで♡、そのモチーフでiwasaki便箋も作って頂きまして。 仕事上お手紙添えるコトが多いのですが。 最近は漢字が思い出せなかったり、文章が書けなくて(涙)ブルーなキモチ続きだったので、 ステキなオリジナル便箋にキモチが上がっている日々です。 ![]() 「ポスターを作ったので貼ってもらってもいいですか?」と千広さんからお預かりして。 キャー(≧∇≦)。いのししカワイイ!すぐに工房のガラスに貼りまして。 ご案内ハガキも横に。。。 午前中に近所の保育園からお向かいの「御蔵前公園」に園児たちを連れて遊びに来るのですが。 チビッコたちにこのポスターが大反響。 毎日必ず同じ子が、指さしてギャハハ・・・ってウケている姿を見ると、子供もツボがあるみたい(笑)。 会場の小津和紙さん、蔵前からもほど近い日本橋本町です。 実はiwasakiも。7日から浜町の衣裳らくやさんでの展覧会なのですが。(只今悪足掻き中・汗) 近正さんの展覧会は是非とも!拝見したいと思っています。 ▲
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| 2018-11-30 22:38
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銀座のギャラリー新居東京さんで昨日から始まりました。 森くみ子さんの深いブルーの世界に、更に今回は。 森さんの約40年に亘る阿波藍の謎解きを『阿波藍のはなし』という1冊の本にされまして。 これがまた大変興味深い日本の歴史でもありまして。 蓼藍や、藍建ての方法にももちろん触れていますが、 そういった技法書とは一線を画す森さんならではの切り口なのです。。。 ![]() 森さんとはコラボを進めておりまして。 iwasakiの織物に、森さんが染められた阿波藍の絹糸を使って・・・。 今までに「阿波藍とアイボリー」というシリーズでは制作しておりますが、これから少しずつ。 来年の『日本の夏じたく』展までに考えている阿波藍の新シリーズをカタチにせねば!と思いました。 第9回 森くみ子展ー深遠なる蒼い時間ー 2018 10月5日(金)~10月20日(土) 11:00-19:00(土曜・10/8祝は18:00まで)日曜休廊 ギャラリー新居東京 〒104-0061 東京都中央区銀座1-13-4 銀座片桐ビル5F Tel 03-6228-7872 ▲
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| 2018-10-06 22:47
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今回の夏じたくでは扇子展も開催されます。 出展者もそれぞれ趣向を凝らして。 iwasakiはどうしても。 大好きな近正千広さんに織物工程絵図を描いて頂きたくて。 独特な世界観の木版画を描く近正千広さん。 千広さんの描く世界は、動植物やモノまでもが個性や魂を持って・・生き生きと動き出すような エネルギーに満ちたものでして。 ![]() 『日本の夏じたく』展リーダーの久保紀波さんに分けて頂いた扇面に・・・。 こんな感じで絵図が仕上がってきたのが3月下旬。 そこから紀波さんより京都のほうで国産の骨を使って仕立てていただき・・・鶴翔閣玄関スペースに 並びます!(iwasakiもまだ完成品を見ていません) 近正千広さんによる、iwasaki織物工房の風を感じて頂ける扇子になったと思います! 税込み10,800円で、10本限定です。 織物好きに限らず楽しめるかと思いますが、芹沢銈介の機道具には出てこないけど、iwasakiはとても 大事にしている『筬通し』という小さな道具も入れてもらった、近正千広の『織物工程絵図』。 是非とも会場でご覧くださ~い!! ▲
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| 2018-05-13 22:18
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お能を観て(あ、いや・・感じて・笑)きました。 観世流シテ方能楽師の鈴木啓吾は、研究公演として97年から『一乃会』を主宰しておりまして。 毎年公演しており、今年は『融』でした。 鈴木啓吾は、私(エツコ)の6歳上の次兄です。 学生の頃から能に魅せられて、そのままお能の世界へ旅立ち30余年・・・。 お能はさっぱりワカラナイ(涙)残念な私ですが、そんな私でも凄味を感じる舞台でした。 兄も私も。18、9の頃に好きになってしまったモノに取りつかれてしまった半生。。。 無知な私にとってお能は、格式と形式と決まり事と、とても窮屈な世界に思っていたのですが。 古文を、演じ手の読み解きと見解で・・厳しい制約の中での自由がある奥深さなのかも!? だとすると、織物とも通じるなぁ。。。なんて思いながら。 制約の中での自由といえば。 3月に国立能楽堂で、兄が特別公演いたします『復曲能・鈴木三郎重家』。 全国の鈴木姓のルーツとされる紀州藤白の鈴木本家は、昭和17年に第122代といわれる鈴木氏が 亡くなられてから途絶えまして。 その鈴木氏が住んでいた鈴木屋敷はその後、藤白神社が管理をしてきましたが。大規模な修復が 必要となり、藤白神社・海南市を挙げて復元プロジェクトに取り組んでいるそうです。 また、鈴木屋敷の存在とその現状を広く知ってもらえるよう平成10年から「全国鈴木サミット」と 称した開催して・・・支援の輪を広げることに尽力されていることを知って兄は。。。 能楽に携わる「鈴木」として何か出来ることはないか・・。の思いから藤白鈴木氏出身の、 鈴木三郎重家、亀井六郎重清兄弟の事績を扱った古曲『語鈴木』を、『鈴木三郎重家』として 復曲。全国200万人の鈴木さんに、また一人でも多くの方々に興味関心を持っていただいて、ご支援 を仰ぐ「勧進能」として上演をすることになったそうです。 この『鈴木三郎重家』の元となる能『語鈴木』は、室町時代後期に作られて江戸時代まで上演記録 が残っているものの、現在は廃曲となっているそうで。 時代の落ち葉に隠れてしまった演目のひとつ。 屋島の合戦、壇ノ浦の合戦で活躍しながらも『平家物語』に語られることがなかったために、 ほとんど知られていない鈴木三郎重家と亀井六郎重清の兄弟。 もちろん(!?)私も全く知りませんでした~(笑)。 普段見聞きしているものや、生活する現実からフワッと・・・別の世界に。 鈴木啓吾が出演・節付・演出いたします『鈴木三郎重家』。皆様に興味関心を持っていただけたら 元鈴木姓を名乗っていた私も嬉しいです。 ◆第19回一乃会特別公演 『復曲能 鈴木三郎重家』 平成30年3月29日(木) 午後6時半開演 千駄ヶ谷・国立能楽堂 お問い合わせ・チケットの申し込みは一乃会・鈴木啓吾まで。 ▲
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| 2017-12-25 22:15
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今回の旅の目的のひとつ。
森くみ子さんは、徳島で阿波藍を建て染めて。研究者でもある方です。 藍染めというと、さまざまなイメージが人それぞれあるかと思いますが。 工房に伺って。 あぁ。やっぱり。森さんだ・・・。と二人で納得しました。 計算された設計で、特注の藍甕はステンレス製。甕の周りは、驚くくらいキレイです。 20年以上・・・ここで日々、藍染めをしているとは思えない、シミひとつ無い床です。 こちらは森さんの御祖母さまが暮らしていたお家だそうで。東京・千葉で育ち、東京で暮らしていた 森さんが御祖母さまの介護に徳島に戻られたのが・・・藍とのきっかけになったそうなのです。 徳島の街の中心地。 ご近所にはデパートや、ホテル、マンション・・・。 とても藍染め工房のあるような雰囲気ではないのだけれど・・・。 あぁ。なるほど。森さんの藍の建て方なら、込み入った住宅地でも大丈夫だろうと。 臭いがほとんど無いのです。 藍液の中は、多くの菌が働いているので・・・雑菌が増えれば異臭もするし、ハエも発生するはず。 森さんは慎重に、でも確実に眼で藍液の調子を見極めながら管理しています。 なんせ、この染め場の隣がダイニングですから。 そのダイニングのほうでいただいた、お庭の柿の実を昨年凍らせたもので作ってくださった・・・ デザートが美味しくて。丁寧で、豊かなお暮しがわかります。。。 ![]() 森さんとのプロジェクトの第一弾となる、森さんと私(エツコ)の生紬を2反織りまして。 縞なので、ほとんど姉妹のようにそっくりなのですが(笑)。お好きな方を選んでいただいたり、 藍のお話をうかがったりしている間・・・なんと我が家の二人の子供たちに藍染め体験をさせて くださいまして。 ![]() 三木文庫で、藍の葉っぱからすくもを作って、すくもに灰汁と石灰とふすまでこの藍液を作る・・・。 という工程は眺めてきた子供たちでしたが。実際は不思議がいっぱい。 子供たちには、森さんのような大人も初めてのタイプの大人。 今回森さんのアトリエにお伺いして。 やっぱり、森さんが情熱を注いでいる阿波藍を、森さんが建て染めたものだからこそ!使ってみた いし、iwasakiの商品としていいものを作りたいと心から思いました。 晩秋ころから始まる、森さんの今年の仕込みから本格的に糸染めをお願いする予定です。 シリーズタイトルはもう決まりました! フツフツ・・・と沸いてくる、藍の中の妖精のような菌たち。 森さんには見えているのかもしれません。 私もこれから・・・目を凝らして(!?)その妖精たちと一緒に仕事が出来るのが楽しみです!! ▲
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| 2016-08-09 23:45
| いわさきのつながり
森さんは、ご自身の作品のなかで・・・木綿や麻の藍染め着尺を制作されています。
驚くことにそれらの作品は、ほとんど襦袢や帯に色移りしないというのです。 『藍染め』と呼ばれるものの中には、インド藍や、琉球藍のように還元建てして染めるもの。 すくもから天然灰汁と石灰、ふすまで地獄建てで染めるもの。苛性ソーダやハイドロといった 薬品を使うもの。合成藍で染めたもの・・・。 森さんも私も。 どれがホンモノで、どれがニセモノとか。だれが正直で、だれが嘘つきだとかとか。。。 そんなコトには、そもそも全くキョーミが無いのです(笑)。 江戸時代に確立された、阿波藍の極上のすくもから江戸時代と同じ方法でシンプルに藍を建て 染める森さん。藍液の微生物の栄養となるのは、ふすまだけ。森さんはお酒も入れません。 「お酒を入れると、還元してしまうんです。 私は、その還元が色移りの要因のひとつに思えるのです。」森さん。 たしかに、私が以前作っていた沈殿藍も還元染めでしたが。 色止め剤を使っても、色移りがとまらない・・・それで自家製藍を諦めた口ですので(笑)。 麻や木綿と違って・・・動物性繊維の絹糸は、そもそも藍液のアルカリで糸が痛むのではないかとか。 と繊維の周りに藍が付着するだけで、浸透しないのではないか・・・等々疑問がありまして。 藍の成分だけではなく、歴史の研究もされている森さんから 「絹糸のセリシンを残した生紬なら、糸を痛めることもないのでは?古い織物にも精練されていない 絹糸を藍で染められているものがあります・・・」のお話しになるほど! 今回はまず森さんと、私(エツコ)の実験台!?プロトタイプです。 あえて色移りが一番しそうな(!?)濃い藍色で。 プロジェクトと言っているのは、早期の商品化を前提としているから。 iwasakiが商品として・・・この森さんが手掛けた、美しい藍の色バリエを楽しめる手織物を作るなら 時間のかかる織物とはいえ、作りやすいものでなければいけません。。。 段取りと下拵えとシュミレーション、工房の機と、仕事のローテーション。今まで(子供の急な病気とか、 予期せぬ事態も踏まえて・・・)予定プラス10日という、余裕をもって計画してきましたが。 今年に入ってから・・・余裕時間、休日無しでキッチリ予定日上げでなんとか・・・。の日々(汗)。 今、このプロトタイプを織っております! 今度の日曜日に・・・東京で森さんと、この反物を持って打ち合わせをするべく・・・・。尻カッチリで(笑)。 ![]() ![]() 報告8 『微妙な薄い色を染めるには藍液の濃度の具合が適さず、保留にしていました縹色のバリエーションを 染める順番になりました。 藍建てしてから3ヶ月が過ぎ、濃い色は染まらなくなり、折り絞りや込み入った絞りの襞の中の藍液は 酸化しにくい状態になりました。 この間藍瓶には麸を2回、石灰を7〜15日毎に、1〜2番灰汁(PH14前後)が藍液の減り具合に 合わせて投入されています。 藍の色を上手く布、糸に染め付かせるのは、藍液の状態に合わせて素材(絞の種類、布の厚さや 密度、糸の細さや撚りの強さ、繊維の種類など)を的確に判断して染めることが必須です。 藍液は日々変化しますので、特に絹や細糸の布は変化した色が如実に表れます。 欲しい色を染めるためにも藍の管理に気を使います。 藍分(インジゴ)の含有量も染める毎に減っていきます。以前数人で工房を運営し染めていた時は、 だいたい3〜4ヶ月で藍分が無くなり廃棄していました。 今は1人ですので毎日の使用量も少なく、藍菌の負担も少ないからでしょうか、最終的には2年ほど 藍液の中に藍分が残っています。 そのころには何度染めても「瓶覗」といわれるごく薄い青色しか染まらなくなります。 絹糸にとっては石灰も多く入りよい環境ではないのですが、薄い色を染めるには1回藍液に浸しても それ程濃くならず、2回と3回染めたものの色の違いも左程ではありません。 瓶覗、水色、浅縹、浅葱色などを染めます。 染まる力も弱いので液の中にゆっくり浸して、糸を硬く絞りよく酸化させます。 「60中x3玉糸」は水色、花浅葱「42中x5玉糸」は縹、瑠璃色「110中x2玉糸」は水色、浅縹、瑠璃色 に染めました。 前回と同じ糸の同じ色名もありますが、微妙に違う色に染まっていると思います。染まった色に合わせて 13段階の色名で都合上識別していますが、毎年、毎回、同じ色に染まらないのが藍染です。 良さでもあり短所でもありますが、色名で注文をいただいても同じ色に染めるのは大変難しいです。 商業ベースでは欠陥技術の扱いになりますね。 染織iwasakiさんとのお仕事は、欠点でもある揺らぎのある藍糸が個性的な織物になると楽しみにしています。』 2月1日 報告0はこちら 報告1・2はこちら 報告3・4はこちら 報告5・6・7はこちら ▲
by senshoku-iwasaki
| 2016-06-21 22:46
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