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降りそそぐ粉
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工房玄関前


カビのように見える黄色い粉。
花粉です。
拭いてもすぐこうなります。
by senshoku-iwasaki | 2009-03-14 19:43 | 工房周辺
角帯 2種
角帯 2種_f0177373_19585994.jpg
4、5年くらい前から男性のご注文を、時々受けるようになりました。
紬着尺だったり、紬羽織だったり、アンサンブルであったり・・・。
角帯も 昨年から少しずつ織り始めました。
この角帯は、経糸は半練り(セリシンを残した)生糸を墨染めにしたもの。
緯糸は写真左が 古い泥大島を細く(約5ミリ)切ったもの。
右は 長野の宮坂製糸所の緒糸(ちょし)と銀河シルク。

大島を使った裂き織りは、8寸も作りました。
しっかりさせるには、経糸の密度をたてて。
きれいに仕上げるには、大島はなるべく細く切って。
いい感じの大島が手に入ったときにだけ、作る裂き織りです。

緒糸は生糸をとるときに、糸口を探すときにでる副産物のような糸。
高級なものではないけれど、味わい深い糸です。
今回の墨灰色のシリーズでは、8寸の帯地にもイロイロ使っています。
宮坂製糸さんの銀河シルクは、昨年からショール、帯などに使っていますが、とにかく ツヤツヤでピカピカな、まったく新しいオリジナルの原糸です。


『岩崎 訓久・悦子 染織展  墨灰色から乳灰色へ』2009年3月26日(木) ~ 4月5日(日)    
※月曜定休
11:00~20:00 (最終日は18:00まで)
伊と忠GINZA にて
by senshoku-iwasaki | 2009-03-12 20:41 | 着尺・帯
緯吉野 九寸帯地
緯吉野 九寸帯地_f0177373_14482840.jpg
前回のグレーバージョンの色違い。
白地は、やまももの木の皮でごくうすく白茶に染めたもの。
そこにロッグウッド、矢車附子で染めたグレーが入っています。
今回のDMには 伊と忠さんとのコラボで作った草履も載ります。
この白い緯吉野を少しだけ変えた生地が
鼻緒になりました。


一緒に写っている、細い墨色のものは角帯。
これはまた後日 ご紹介いたします。


『岩崎 訓久・悦子 染織展  墨灰色から乳灰色へ』2009年3月26日(木) ~ 4月5日(日)    
※月曜定休
11:00~20:00 (最終日は18:00まで)
伊と忠GINZA にて
by senshoku-iwasaki | 2009-03-08 14:52 | 着尺・帯
 緯吉野九寸帯地
 緯吉野九寸帯地_f0177373_216271.jpg
緯吉野(よこよしの)と呼ばれる織りの技法。
4枚の綜絖で生地に凹凸ができます。
影があるから光りがうまれます。
矢車附子(やしゃぶし)で染めたシルバーグレーを引き立たせる、濃いグレーは化学染料。

植物染料の気配感。
それを最大限に活かしつつ・・・・、

着物や帯などは、着る度に洗うものではないだけに
なるべく絹糸にとって良いように・・・と制作しました。
吉野の幅が小さいことで、
まるで花びらが幾重にも重なったような、
「地味なんだけど可憐」といった趣です。


『岩崎 訓久・悦子 染織展  墨灰色から乳灰色へ』2009年3月26日(木) ~ 4月5日(日)    
※月曜定休
11:00~20:00 (最終日は18:00まで)
伊と忠GINZA にて
by senshoku-iwasaki | 2009-03-06 21:48 | 着尺・帯
『岩崎 訓久・悦子 染織展  墨灰色から乳灰色へ』
2009年3月26日(木) ~ 4月5日(日)    ※月曜定休
11:00~20:00 (最終日は18:00まで)
伊と忠GINZA にて

見えないけれど見えるもの。
見えているけど見えないもの。

4歳の娘と視力検査をした6歳の息子が、なぜか興奮気味に
「かぁたん、『見える』ってスゴイね!しょうこちゃんと僕はおんなじものが見えていたんだ・・・。」
「・・・ん!?」

織物を日々つくっている私達。
実は目の錯覚、けっこう好きだったりします。
一見、何てことはない無地のような・・・。でも寄ってみると、無地ではない。
離れて見ればグレーのような・・・。でも近づくと、何種類かの色で構成されていたり。
とくに着尺や帯地となれば
織り地として 見える面積が多いもの。
今回、ギリギリの引き算から多くのものが見えてきたような気がしています。

今日は啓蟄。
伊と忠ギンザさんで発表する新作を、
これからひとつずつご紹介してゆこうと思います。
by senshoku-iwasaki | 2009-03-05 21:40 | 展示会・お知らせ
飼いはじめて15年くらいの亀。
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3月に入り、動きが活発になったような。

そろそろiwasakiも動きだします。
by senshoku-iwasaki | 2009-03-04 20:15 | 岩崎のある日
「ふきみそ」はキコリの味。
このところ2日に一度くらいのペースで、工房の庭でふきのとうが4つ5つ発見できる。
工房にはいつもお弁当を持っていくので、最近は毎日ごはんのところに「ふき味噌」をのせている。
「ふき味噌」は私(エツコ)にとって、「おとうの味」。
父はもともとキコリだった。本当に。
「えぇっ~!!えっちゃんのお父さん、川鉄に入る前ってキコリだったのぉ~!?」
って子供の頃は必ず、ものすごく驚かれて・・私のほうが逆に面白がっていたけれど。
戦前、ティーンネイジの父は 山の仕事が本当に楽しかったみたいで、
酔っ払ってはキコリ時代の武勇伝を話していたような・・・。
春が近づくと、夜勤明けの帰り道にどこかで「ふきのとう」をどっさり摘んできて。家事なんて普段は
絶対にしないくせに、「ふきのとう」をみじん切りして、鰹節をこれまたどっさり削って・・・。
父が楽しそうに台所に立っていたのを思い出す。
味噌を加えて弱火で焼いて・・・香ばしくなったら出来上がり。
子供の頃は、なんだか苦くてしょっぱくて、ちっとも美味しいと思わなかったけど、
工房で 静かな山の景色のなかでこれを食べると、なんとも美味しくて。
キコリ時代の、若かりし「おとう」がチラッと見えたような・・・?
いやいや・・・おびただしいスギ花粉の風だったかも?
by senshoku-iwasaki | 2009-03-02 20:22 | 工房周辺