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織り上がってすぐの 新作の楊柳。
織り上がってすぐの 新作の楊柳。_f0177373_19325289.jpg
今回はチョット アフリカっぽいかしら!?・・・。
これが 湯通しをしてクシュクシュッとなると
また、印象が変わります。
こげ茶に 茜のオレンジレッドがよく合います。
今回はこの、レッド系のほかブルーの入ったタイプ、
ホワイトを効かせたタイプ、同系色でまとめたタイプ・・・
着尺も 帯も コート地も。そしてこのストールにこそ!
iwasakiがふんだんに盛り込まれているのです。
世界中捜しても
たぶん キット 絶対・・・『同じ』が存在しない。
使用している、いろんな絹糸は ツルツル着尺だったり、
フワフワ着尺だったり、織りっぱなしの八寸帯だったり、
チョット気取った、繊細九寸帯だったり・・・服地だったり。
iwasakiが バランスよく回っていたら
使っている糸の種類の多彩さと、色合いが
バランスの良い 楊柳が出来ている証だと思っております。
楊柳のストールを、一番誇らしく思い続けられる
染織iwasakiでありたいと思っています。

この、新作楊柳も23日からの
新宿伊勢丹でのイベントに持って参ります。
by senshoku-iwasaki | 2010-06-13 20:06 | 纏う布・暮らしの布
リネンと絹の八寸帯
リネンと絹の八寸帯_f0177373_2065336.jpg
山本きもの工房の山本さんご夫妻がスタッフの方々と
はるばる・・・iwasakiの工房まで来てくださいました。
山本さんご夫妻は とにかくたくさんの手織りの紬
作家の紬も(もちろん、染めの作家さんの着物も!)
仕立てておられるプロ中のプロなので。
規格がイロイロのiwasakiとしましては、とっても
興味深いお話が聞けるし、大変勉強になるのです。
一昨年前、「日本の夏じたく」でご一緒してから・・・
なにかとお世話になっております。
伊勢丹新宿店で開催中の『ニッポンの美しい手仕事
展』
で、iwasakiは23日~30日で参加することにな
りまして・・・。スペースの関係で、ストールと半巾帯
くらいを出展予定にしていましたが、この、リネンと絹
の八寸のお仕立てを、山本さんにお願いしました。
(仕立て上がりで出品しようと思いました。)
リネンの裂き織りの半巾もあるので、新宿伊勢丹なら
雰囲気かなぁ・・・と。ゆかたに合わせてもカワイイか
な~!?日本は苧麻の文化なので、手織りの帯では
あんまりリネン(亜麻)のものが無いのですが、
ヨーロッパリネンにニッポンの宮坂銀河シルクをキラッ
とさせて・・・仕立て上がったこの帯は新宿伊勢丹で!
by senshoku-iwasaki | 2010-06-11 20:47 | 着尺・帯
青木間道をモチーフにしたシリーズで、
青木間道をモチーフにしたシリーズで、_f0177373_208750.jpg
昨年からクニヒサが楽しく制作しているものの一つ。
今回は その色から『choco mint』となりました。
どんなジャンルにもあるのかもしれませんが・・・。
「お約束」みたいなコトってありまして。
手織りで着尺や帯を中心に制作されている方は、
中国の柞蚕(サクサン)種と呼ばれる、野生種の繭はB級的な扱いで
あまり使いたがらない傾向にあるものですが。
この帯地のタテ糸は、あえてこの柞蚕(サクサン)糸。
野蚕なので、ギラッと光ります。(日本の天蚕が光っているのも野生種だから)
この、『ギラッ』を時々ヨコ糸で消してしまう間道。
本来 たて縞はヨコ糸を入れても消えないのだけれど、組織になっているので
消してしまうのです。チョット・・・面白いでしょ?
帯地も着尺もショールも。そのつど、規格を変えたいクニヒサ。
国産のブランド繭だとしても、絹糸として必ずしも素晴らしいとは限らなかったり
またはその逆で、中国原糸でも素晴らしいものはあったり・・・と。
それらをそれぞれ どう調理して、どう食べていただくか。
今度は 長野の宮坂製糸さんの、超手づくりの絹糸を使って、上州式座繰りの
糸を引く息遣いまでも伝わってくるような・・・そんな着尺を織りたいのだけれど。
問題は 心ゆくまで買いたい糸がナカナカ買えなかったりすること(トホホ・・・)。
by senshoku-iwasaki | 2010-06-09 21:06 | 着尺・帯
銀河シルクと緒糸 山形斜文の八寸帯。
銀河シルクと緒糸 山形斜文の八寸帯。_f0177373_2012433.jpg
夏じたく展でKさんがお求め下さった帯、郡上より仕上がってきました。

かなり『iwasaki的』代表選手のような帯だと思います。

(たしか・・・ヴェルナー・パントン「白と黒には、税金をかけるべきだ」見たいな事を言っていたような・・・ハハハ笑。)
by senshoku-iwasaki | 2010-06-08 20:47 | 着尺・帯
iwasaki的。
というものは ワカラナイけど。
派手とか地味とかでいうところの、『好み』でいえば多分・・・地味好き。
赤とかピンクとかがキライなワケではないけれど、まず自分ではなかなか取り入れないカラーではあります。
着るものともなれば尚のこと・・・。
私自身のコトだけど。
iwasakiでつくる織物は、そのほとんどが どなたかのご注文ではなくて自分たちが作りたくて作ってる織物。
自分達のなかでは そのつど規格だって違うし、糸だって絹でもいろんな表情のもの使ってるし・・・
それぞれが 劇的には違わないけど、違うのです。確かに・・・。
あんまり考えたくないけれど、もし、もしずーと売れ残っちゃったら、
「アタシが着るっ!」(半分ヤケクソ!?)覚悟で作っているので(笑)どうしても私たちの好みの色になってしまいます。
でも・・・。
たまには ヴェルナー・パントンをモチーフにした帯とかもイイかな!(いっきにここまで飛びます!)
赤に紫、黄色にブルー。
iwasaki的、カラフルな着尺や帯・・・・。
70年代っぽい感じが好きなんだけどなぁ・・・。
と言うことは・・・、
iwasakiが織るものがiwasaki的ということで。
iwasaki的。_f0177373_20294388.jpg

by senshoku-iwasaki | 2010-06-07 20:30 | 骨子・背景
『ハルヤのカニチップ』の昔話。
『ハルヤのカニチップ』の昔話。_f0177373_2091029.jpg
最近 年をとったなぁと実感することの一つに、
突然急に血糖値が下がるというか、突如お腹が
すく・・という、若いときには無かった現象が。
それはなんと クニヒサもおんなじタイミング
だったりして(笑)
今日は お昼にお蕎麦を軽く食べて、二人して
はたに座っていましたが。夕方5時になって
「エツコさん、なんか食べ物ある?」クニヒサ。
「お茶うけなら・・・おまんじゅうとかで良い?」
おまんじゅうとお茶をズーツとやったところで。
「まだ なんかない?」クニヒサ。
「子供らに頂いた、駄菓子ならあるけど・・・。」
普段はまず手を出さなそうな、スナック菓子を
「これ、なんだ?あ、ウマイ!」クニヒサ。
「これって・・懐かしい『ハルヤのカニチップ』!」
「エツコさん、知ってるの?」
「あら、ヤダ。22年前に一緒に食べたじゃーん」

郡上八幡で紬を勉強していたころ、私(エツコ)は齋藤美術館でアルバイトさせてもらっていて、齋藤さんにはとてもお世話になったのだけど。とくに亡くなられた、奥さんには 娘のようにかわいがってもらって・・・。私も郡上の母と今でも思っています。
夏休みともなると、郡上は観光客でいっぱいで、齋藤美術館も忙しく・・・。
奥さんは とっても気さくな人で、名家のおかみさんとは思えないくらい・・・。美術館は、旧家で代々茶人の齋藤家に伝わるお茶道具が中心なので、水琴窟脇の茶室で お茶を飲んでみたいというお客さんがあれば、
「ほんなら~。早朝なら町も静かやでぇ~。水琴窟の響きが聴こえるでぇ。朝来なさる?」なーんて感じで
早朝から 見知らぬ旅の人にサービスしちゃうような方でした。
そんな ある日。いつものように齋藤家にいくと・・・。
ダンボールにいっぱいの『カニチップ』。
「えっちゃん、こないだ来とったお客さん、覚えとる?」
多分、小母さんがいつものようにサービスしていたご一行かな・・・?「んー。どなただったか・・・。」
「なんやぁ・・。覚えとらんのん。つまらんわぁ・・・。あん人な、このカニチップのハルヤの奥さんやったんやて!」
どうやら・・・小母さん的には大ニュースらしい。
小母さん同様、妹のように私をかわいがってくれるお嬢さんに、「これは、何?」と聞くと・・・。
「えぇ~っ!!えっちゃん!もしかして『カニチップ』知らんの!?」
「『ハートチップル』なら知ってるんだけど・・・。」
「あ~!アレはあかん。にんにくっぽいヤツやろ?あんなんと一緒にしたらダシカン(いけない)のやって!」
いつも優しくて、明るいチーチャン(と呼ばせてくれた)が、中日とカニチップについてだけは熱かった・・・。
小母さん同様、大ニュースらしい・・・。という事件があって・・・。
どうやら たまたま寄った、齋藤美術館で奥様に大変良くしていただきまして・・・。ウチの商品なのですが・・・
と、送られてきたのらしいけれど。
「えっちゃん、悪いことは出来んな。人はどこで誰に出会ってるか知れんな。一期一会やわ。まったく・・。」
茶人の精神というものは、ちゃーんとこの人にこうやって受け継がれてるんだなぁ・・・。じゃなきゃ、赤の他人の私のことだって、こんなに身内みたいにしてくれないわなぁ・・・。と痛感した、あの日。
どっさり私にもくれた、『ハルヤのカニチップ』


岐阜羽島に工場のある ハルヤ。
中部地方では それはそれはメジャーなお菓子のようでした。
今なら、秘密のケンミンショーみたいな思い出話。
by senshoku-iwasaki | 2010-06-04 21:20 | 岩崎のある日
「おバカだョ!全員集合!」
年度末から新年度にかけて 何故か円形脱毛症になる、我が家の肥満気味の息子。
あれは確か・・・保育園で年長さんになるときだったから、3年になるのかしら!?
ご近所の富河医院の先生に出してもらう、塗り薬で いつもならもうそろそろ治っているんだけど・・・。
今回は・・・デカイ。直径4センチはあるんじゃないかと・・・。それも今年は 脳天!
彼自身は どうやらまったく気にしていないのだけど、コッチが気になる・・・。
「あーたさぁ・・カッパとかブタとか友達に言われない?」
「誰がカッパだぁ~!(最近かかさずツッコむ息子)そんなこと、小学生だって気を使って言わないよっ!」息子
「そっか~。みんな優しいんだねぇ・・・。(ホントにそう思います)」私。
「でもさぁ・・いきなり他人にそんなコト言われると、あーたが傷つくといけないから・・・お母さんがいっぱい免疫作っといてあげるね。」
「別に・・いらないと思うんだけどね。」息子。
「遠慮するなョ~!あーたさぁ、西遊記やらせたら 猪八戒も沙 悟浄も!一人で二役もできるじゃん!!」
「だから~!オレはブタでもカッパでもないぞー!!」息子。
「ハハハ・・・猪八戒は、イノシシ。」
「どっちもおんなじだ~!!」息子。
「しょーこは?しょーこは?」娘も入ってきた・・・。
「あーたは おサルだから、主人公の孫悟空だわよ~!」
「ヤッター!!」何故か?こんなことで喜ぶ娘。
「エツコさんは、三蔵法師だね」クニヒサ。
「えぇ!?うっそぉ~!アタシ、夏目雅子!?」
「エツコさん、そうじゃなくて・・・。」クニヒサ
「あーん、古かったかしらん?最近なら深津絵里だったっけ!?」すっかりイイ気分の私。
「・・・だから、そうじゃなくて。オレが思ったのは、『いかりや』のほう・・・。」クニヒサ。
by senshoku-iwasaki | 2010-06-03 20:42 | 岩崎のある日
絹ボコリのミノムシ?
絹ボコリのミノムシ?_f0177373_2044533.jpg
工房の麻生平の日よけについたミノムシ。
どうやら 一歩も外に出ず、窓の桟のホコリと外から
入り込んだ木の葉の破片でお家を作ったらしい・・・。
絹ばかり織っていた時かな!?
今なら、リネンのホコリやら糸くずなんかも豊富に
あるんだけどなぁ・・・(笑)。
でも なんで?
家の中で、ウチつくって当然のように暮らしてるの?
虫ギライの私(エツコ)、なんとなくミノムシさえ素手
じゃなくてそっと紙に挟んで・・お外にお引越し。
たま~に、繭を煮て自分でまわたを作るときにも
(心のなかで大丈夫呪文を唱えつつ・・・)
なるべく蛹には目をやらないようにしています(笑)。
それにしても・・・
蚕じゃないのに、シルクの繊維で出来てる、
ミノムシのおウチ。このおウチ、ひょっとして煮たら
まわたになっちゃったりして!?
by senshoku-iwasaki | 2010-06-02 20:34 | 工房周辺
ニッポンの美しい手仕事展
6月2日(水)~6月30日(水)
伊勢丹新宿店本館5階=ザ・ステージ♯5

染織iwasakiは、6月23日(水)~30日(水)に参加
 
新作のストール、現在制作中のリネン裂織り半巾帯など・・・出品予定です。

夏じたく展でご一緒した、荒川尚也さん(ガラス)、吉田佳道さん(竹)のほか・・・
20名ほどの作家、工房が出展いたします。
by senshoku-iwasaki | 2010-06-01 21:00 | 展示会・お知らせ