![]() 最近よく工房の軒下に現れ、なにやらコソコソやっております。昨日もあっちの軒下、こっちの軒下と忙しくしておりました。 始めお会いしたときは、たぬきさんかと・・・思いましたが、まるまる太った体を見ますと、アナクマさんではないかと・・・。 ![]() ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-30 19:09
| 工房周辺
![]() 若いときの、クニヒサの仕事。たて絣です。 iwasakiは今は、はたに糸がかかるまでは、どっちも かかりますが。(でも織り始めたら、織り上がりまで 織り手が変わるコトはありません。) 今の、『ツーと言えばカー』みたいになってしまう前の 構想からデザイン、糸選びから染め、整経、たて巻き 織り、仕上げ・・・までの一連の作業を、それぞれ別々 にやっていた頃の懐かしい・・半巾帯。 クニヒサもまた、私と同じでチョットやってみたかった、 だけどカナリ時間がかかってしまったクチみたいです。 「これは エツコさんが使ってください」と渡されてから 随分と永いこと使っています。もちろん、何度も洗って。 特に今年の夏は、マイブームになっておりました。(笑) 二昔なんてなんのその。ロングライフです! 同じように不器用な二人が、同じような失敗を、お互い 何度も繰り返して・・・最近は少しだけ失敗が減りました。 それでも、今でもやっぱり新しいコトにかかると必ず 一回でうまくいった試しがありません。でもでも!! よこもたても、ずらし絣なら一応(!?)二人とも経験者。 ひょっとしたら、iwasaki的な絣も・・・近い将来出来る かも!?・・・どうかな・・・? ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-29 20:14
| 着尺・帯
![]() ずいぶんと前に作ったモノです。 ずらし絣を5色に染め分けて、シャープに 三角を出すのは、結構ムズカシイのです けど。それがイイのかどうかは・・・・?。 もともと 絣で柄をデザインすることには そんなに興味がなかったのだけれど、 これはチョットやってみたかった・・・ でもチョットやるには、カナリ時間の要る 『織り』のジャンル。 私の場合は、これでずらし絣をするコトに 満足してしまったようです。(笑) 『織り』は深いなぁ・・。時間をかけて緻密 な手仕事の集大成のような、工芸的な 織物(それもため息つきながら見るだけで好き)と同じくらい、土着的な、必要にかられてありあわせの繊維を紡いでざっくり平織りした布に、信じられないパワーがあったりする・・・。ドッチも好きなんだなぁ・・・。 たぶん、これから先しばらくは・・・こういった絣で柄を作ることはしないだろうけど、このチョット若いときの仕事、 久々によーく眺めてみたら、最近のパントンカラーのシリーズに通じるモノを感じました。 ![]() ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-27 21:10
| 着尺・帯
iwasakiの 今年の秋の工房展は、10月16日(木)~26日(火)を予定しています。
いつものことだけど、先々がなかなか読めないiwasaki。 それまでにコレとコレとコレはやっておかないと・・・。 あーっ!まだ頼んでいた糸が届いていなかった・・・。とか。 新しい、ブランケットの規格をどうしよう?とか。 手指を動かしながらでないと、なーんにも考えられないのです・・。 ムムム・・・。 それにしても、工房の庭の草が伸び放題。 この間 外まわりをキレイにしたばっかりに、より一層 中の草だらけが目立つような・・・。 チビッコ部隊も総動員で、庭の草むしりを今日はしました。 土曜や、日曜に仕事の続きだったり、草刈りだったり、こんなコトが出来るようになっただけでも 子供らの成長を感じます。今日は(チョットだけど)手伝ってももらったし・・・。 もっと頼りになる頃には、付き合ってももらえないんだろうケド。 工房展までに少しずつ・・・片付けながら仕事も進めたいと思います。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-26 19:49
| 展示会・お知らせ
工房に子供らがいると、ヤレ12時だ。3時だ。にぃちゃんが叩いた~!とか・・・。ウルサイのだけど・・・。
今日は娘は保育所。息子のほうは先週の運動会の振り替え休日でマッタリとマンガ三昧。 息子一人だと、静かで仕事ははかどりますが・・・。 「他にする事ないんかいっ!?」とも思うものの・・・。怒るのもエネルギーが要るので。 クニヒサと次の着尺のたて巻きやら、『内気な男性でも照れずに巻けるマフラー』の第2弾やら・・淡々と 仕事が進められる方を 選び取って(笑)過ごしている感じ・・・。 次の着尺は、近江刈安の黄色で縞です。 iwasakiの縞は、小径(こみち)シリーズと名づけて其の1から其の5までありますが、中でも一番気に入ってるのが 其の2。粋になり過ぎないけど、スッキリもしているイイ縞だと思っているものです。 今回も 其の2を採用。 玉糸の風情が、縞の中でビミョーに縞をキリッとさせ過ぎない(心憎い!?)仕事をするハズです。 昨日。 観世流の能楽師をしている兄のところから、兄が主宰する『一の会』の公演のチラシが届きまして。 今年は、12月19日(日)とのことで、兄は今回 楊貴妃をやるようです・・・。 兄、高校生の頃から今日に至るまで何故かずっと、旧仮名遣いの明治の人のような文章を書いておりまして。 パソコンがなかなか導入できないで(その辺りはiwasakiも似たようなものですケド・・・)ほとんど手書きで なんでもやっておりましたが、このたびやっとホームページhttp://ichi-no-kai.jpができたようです。 よろしかったら 覗いてみてください。 そしてもし・・・よろしかったら12月19日・矢来能楽堂のほうにお運びくださーい!! ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-24 21:18
| いわさきのつながり
「エツコさん、『スルメの仕組み』って、まさかアントニオ猪木の『風車の理論』じゃないよね?」クニヒサ。
「ん!?そういえば・・そういうのがあったわね・・・。ハイ、『風車の理論』とは?」私。 「たしか・・・風が強ければ強いほど風車もよく回ることから、相手の力を限界以上に引き出した上で、 自分がさらにその上の力を出して・・・・」クニヒサ。 「それっ!まさにそれや~っ!!」私。 「・・・・やっぱり。」クニヒサ。 「ソレって、どれ!?」たまたまやってきた息子。 「あーたの好きな、ワンピースの白ひげのモデル(と勝手に私が思ってる・・・)の人のお言葉よっ! まずはですね。iwasakiの織物を身につけることで、その身につけた方自身の魅力を最大限に引き出す・・・」 ここまで言ったところで・・・何故か息子は退散。 「コラ、話はまだ途中!身につけた方の魅力を最大限引き出すことで、なんとiwasakiの織物がキラリと光る・・。 つまりですね、自分だけでなく相手も輝かせるという、猪木さんの理論がそのまんまなワケなのですヨ!」私。 「・・・・。なんかエツコさん、本気ですか?」クニヒサ。 「いーえ。イノキです!大マジです。そして私はゲンキです!」 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-23 20:43
| 骨子・背景
![]() やーっと織り上がりました。 なんか、思っていた以上に時間が要りました。 たて糸も 右から左にグラデーションしていて よこ糸は、段でぼかしているので、もうチョット 作家モノっぽい(!?)感じになるかな・・? (なんかヘンな表現ですが)と若干心配(!?) していたのですが(笑)。 ちゃーんと(!?)iwasakiらしく仕上がりまして。 限りなく・・無地感覚といいますか・・・。 これならキット 持ち合わせの帯の中に、合う ものが見つかるハズ・・・。パッと見よりもジワジワ と好きになってもらえる柄なハズ。 iwasakiの織物は、たぶん、恋する織物ではない のだなぁ・・・とつくづく思うのです。このごろ。 熱にうなされるコトは無いと思いますが(笑)。 一度好きになったら、ジュワァ~と・・・少しずつ スルメのように味が出てくる仕組みでして・・。 (どんな仕組みでしょう!?ヒミツです笑) もう一つの、パントンカラーの太織りのほうは 一見『パッ』としていますけど、よく見たらこの紬 とちゃんとリンクしてるハズ(スルメの仕組み入り) なのでーす。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-22 21:40
| 着尺・帯
携帯電話とデジカメが水没して。
電話はとりあえず新しいものにしたものの・・・。 ここは山間。携帯なのに、外付けのアンテナで電波を拾っていたのだけれど。 おや、そのアンテナが効かない!! うぅっ(泣)・・まったくいろんなコトが降りかかるiwasaki。 まぁ、携帯自体の感度が前のものよりイイようなので、工房内でうっすら電波の立つところに置くしかないか・・・。 カメラも。新調することで、厄を落とそう!(・・・と、自分に言い聞かせ・・・) 前向きついでに 最近イロイロ考えている着尺の構想を、はた織りしながらクニヒサと・・・。 飽きのこないモノって? そんなモノは、ひとそれぞれ。 iwasakiの織物は、できたら長く永く使い続けて欲しいから 単衣で丈夫。そして温か。も理想。 綾織りの紬を 自分で作って使ってみて、この丈夫さとしなやかさは かなりの魅力だと・・・。 黄八丈には 綾織りのタイプがあるけれど、丈夫さ、というより織り模様の柄ゆきに重きがあるような・・・。 それはそれでもちろん、イイと思うのだけど、 もっとシンプルに。デニムが綾織りのように、デニム感覚の紬だからこそ綾織りはナイスだと。 産地の織物にも、個人の作家の織物にもあんまりなかった、綾織り。 平織りに比べると、糸もたくさん使うし、時間もかかるのだけれど。 色 柄だけではない、織物の魅力。 我が家の携帯電話のアンテナのように、うっすらぼんやりですが(笑) 今までもiwasakiではやってきていたことだけど、またあらためて、道が見えてきたような・・・。 まったくもっての普段着に、バカみたいな手間をかけて『なんてことのない』キモノを織る。 うーん。人知れずの贅沢を、作れることの贅沢。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-21 22:15
| 骨子・背景
今年クニヒサは、自宅にしている町内会の『公民館役員』。
なんでも・・敬老の日は、ご近所のご老人に集まってもらおう・・・とお楽しみ会を催してるのだそう。 なんだけど。 この時期、町内のお父さんもお母さんも稲刈りに大忙し。 みなさん現役!という感じだもの・・・。 お誘いするにも年齢層が・・・。 やっぱり、60,70代はまだまだ年寄りじゃないっ!!というオーラが。 うーむ・・・。ムズカシイ・・・。 この、70代と80代の壁は、子供の学校行事で感じる、ママたちの30代と40代の壁に匹敵(笑)。 私のほうは『役』がないので、今日は子供を連れて工房のほうで近江刈安の着尺の続きにかかっていたところ・・・。 息子の友達が、おじいちゃんの軽トラに乗って遊びに来て。 工房のエリアも独自の敬老会があって、おじいちゃんは参加されて帰ってこられたところらしく・・。 「お父さんは いつもお元気ですね~。おいくつでらっしゃるのですか?」 「わたしはネ、84になりました。」 なーんて会話を・・・。やっぱり、80代になると 参加してもらえるのね~。と思っていたら 予定よりずっと早く・・・クニヒサが戻ってきて。 「やっぱり・・あんまり来てくれた人がいなくて・・・早く終わっちゃった」 同じ町内でも、自宅にしているエリアは、工房のあるエリアより町の真ん中で、 便利だからと、40年ほど前に新しくお家を建てて移住された方が多いエリアでチョットだけ都会的。 都会人ほど エイジレスだもんなぁ~。と実感。 そういえば 先日の玉川高島屋で、7年ぶりにお会いできたお客さまに 「エツコさーん!!お久しぶり~っ!あれっ!?なんか、エツコさん、印象が変わった!?」と。 「いやいや・・・正直に老けたとおっしゃっていただいて大丈夫でーす!」私。 そのお客さまは、最近お孫さんが出来たというけれど、なんのなんの!7年前よりツルツルウルウル・・! 益々お美しくなっておいでで・・・。 なんか・・・30代40代でパチパチしてる電流壁(!?)がヒジョーに虚しく思えます。 私は いつでも敬老会、参加できる大人ゴコロ持ち合わせているんだけどなぁ・・・。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-20 20:59
| 岩崎のある日
![]() 富士山こどもの国。 随分と前から子供らに「行ってみた~い!連れてって~!」 と頼まれていたものの。冬は寒い、夏は暑いと先延ばし・・。 「明日も休みだし、仕方ない・・・じゃ、行くか!」とクニヒサ。 昨日の運動会で、親のほうが疲れて寝過ごして(笑)。 お弁当を買って、午後から入国。 娘は嬉しくって、ターザンロープで遊ぶんだ!と大はしゃぎ。 入ってすぐに、ススキの迷路。このあと地図を見て息子が、 「まずはカヌーに乗ろう!」と。 係りの方に、「まずは後にお父さん、前にお母さんが乗って ください。真ん中にまずお嬢さん、そしてボクね。」 息子が乗った瞬間から、なんとなくイヤな予感が・・・。 考えてみたら、17キロの娘と37キロの息子。どうあっても 息子側に傾くので、(しかもカヌー、全員初心者。) 「あーた、真ん中にいてオールは漕がないでっ!!」 何度も動けなくなりながら・・ようやく元の乗り場が見えた時 なんと、息子が急に左に動き・・・。転覆。 ケータイはもちろん、今年買ったばかりのカメラも水死。 子供の着替えは持ってても、大人の準備まではしておらず Tシャツだけお借りして、ビチョヌレで帰宅。 たった1時間ほどの富士山こどもの国。 全然遊べなかったと泣く娘・・。息子の円形脱毛症、どうも ツイてないのは毛だけじゃなくて、息子自身?それとも親? ▲
by senshoku-iwasaki
| 2010-09-19 20:48
| 岩崎のある日
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