![]() 流れる川の水のよう。 前回と同じ、クールなグレーをベースに、ブルーパープルと ちょっとだけグリーンがちらちら・・・と。 たて糸の縞は、これまたクニヒサの気まぐれライン(笑)。 (『計算ラインと言ってくれ~』と声が・・・。) 工房裏の土手の土を掻き出したら・・・出てきた石積みは、 もともとこの家の主が、なんと1キロ坂を下った先にある 川原から、1個ずつ持って上がったものだそうで。 『えぇ~っ!?』ってくらい大きな、抱えきれない岩も入って いたりします。 「俺っちが二十歳くらいのときにョ。 親父と一緒に積んだんだ。まだ車がなかったからナ・・・。」 おととし、天国に旅立つ直前まで、竹やぶを整備していた 元気なお爺ちゃんでしたが。 その、お父さんが積んだ石に、ちょうどこんな色目の石が あります。水に濡れると特にキレイ。 『井戸端のお父さん』が積んだ石がもっと見たくって。 大量の落ち葉と土砂の掻き出し作業、仕事の合間を見て は・・・まだまだ続いております。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2011-01-31 20:46
| 着尺・帯
![]() な・なんと!ルーミスシジミでは?・・・と。 昨日のブログにコメントをいただきまして。 無知なiwasaki、「るーみす?なんじゃソレ??」 ちょっと調べてみると・・・。 うんうん。確かに体長3センチくらいで 羽を閉じると、ただの茶色いシジミチョウだった・・・。 なんでも貴重な、地域によっては絶滅危惧種らしい ということがわかり・・・。 「ほっほぅ~。・・・・。」二人して口あんぐり。 冬休み明けに、とうとう肥満度33%になってしまった 正真正銘の肥満児の息子まで大興奮。 裏の土手。今日は家族で先日掘り出した石垣に リュウノヒゲを植えつけて・・・。息子は重たい土運び を買って出て。 「幸せの青い蝶さん、痩せますように!」・・・って、 蝶に頼むコトかいなぁ・・・。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2011-01-29 19:54
| 岩崎のある日
![]() ・・・ではなかった、ホントにフワフワ~っと 舞い降りてきた、真冬の蝶。 こんこんと水の湧く場所はパワースポット とかってよく聞くけれど。 工房の元々の家の屋号は、『井戸端』 崩れた土手の下は、池。 昔は下からも水が湧いていたらしいけ ど。この間二人で泥を掻き出した限り・・ 下からは反応は無かったけれど。 土手側から山の水がチョロチョロと浸み だして溝を切ると、小さな小さな川になり ます。今はワサビが育っていますが、 せっかくなので、カキツバタでも植えて ビオトープとしての環境を整えてから・・ ホタルでも育てようかしら・・・。 「昔話とかだとさ、荒れ果てた家を愛情 ![]() 『その家は大変繁栄したとサ』なんてお蔵とか 建っちゃったりするよね~エヘヘ・・・」私。 「エツコさんの、そーゆー発想自体がすでに強欲な 意地悪爺さんだと思いますが・・・。」クニヒサ。 「おぉっ!強欲な爺さん、日本茜を発見っ!」私。 「たったそれっぽっち!? それじゃ、何も染まんないな。」クニヒサ。 強欲な爺さんは、誰? ▲
by senshoku-iwasaki
| 2011-01-28 20:03
| 岩崎のある日
今週は、日曜から火曜までの3日間、工房裏土手の崩れた土砂運び・・・。
土砂といっても、粘土質で水をたっぷり含んだ、重たい土と泥をクニヒサとバケツに入れてはネコに入れ・・・ 大きなバケツに4杯で一杯になるネコの重たいこと・・・。全身泥だらけ・・・。 美輪さんの、『ヨイトマケの唄』がアタマの中でグルグル・・・足はフラフラ・・・。二の腕はパンパン・・・。 「そうは言ってもね~。あーたでも重いこのネコを!同じように運べる41歳の主婦はそうはいないと思うんだけど。」私。 「確かにエツコさん、デキル人みたいですョ(笑)」クニヒサ。 「ホント!?ヤッタ~!」んなワケないだろう・・・。私。 「そうそう、やました。さんの桃林堂でのグループ展っていつからなんだろう・・・?」私。 「えっ!?エツコさん、ずいぶん前にDM届いてたじゃない」クニヒサ。 「うへっ!?いつ!?ありゃ・・・アタシ見てないっ!!」私。 どこがデキル人なんだ・・・。まったく・・・。今年もボケボケiwasaki(泣)。 始まっておりました。30日までです!やました。さん、スミマセン・・・。 「はつはる展」 2011・1・25(火)~1・30(日) 11:00~19:00 陶・高橋亜希子*木・富沢麻子*布・山下枝梨子 桃林堂 東京都港区北青山3-6-12 phone:03-3400-8703 布きれやました。さんの優しい色合いと風合いの織りは、梅春のちょうど今頃の季節とイメージがピッタリだと・・ お隣の、日当たりのいい場所からチラホラ咲き始めた・・・梅の花を見て思っております。 iwasakiは、二人してシャベル筋肉痛に苦しみながら・・・昨日から本業の巻き返しに勤しんでおります・・・。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2011-01-27 21:18
| いわさきのつながり
![]() 古い対馬麻の風情の半巾が作りたくて、前回作ったものは たて糸の絹が黒でしたが。 前回よりも 更にしっかりとしたものが作りたくて、たて糸の 密度がかなり たっているので・・・。開口の度、パラパラ・・・ 雪のようにジュートの繊維が降ります。 綱麻(つなそ)とも呼ばれる、ジュート麻。 呉服の世界では、まず使わない素材。 理由は・・・、 『高級じゃない』から『パラパラ落ちる』から・・・かな。 高級な絹糸と同じか、もしくはそれ以上の手間をかけて織る のに、荷造り紐を使うなんて! 「それなりに高いモノに見えな~い!」って声が聞こえてきそ うで・・・(笑)。 iwasakiでも作るのに勇気が要ったもののひとつ。 でも、だから面白い素材のひとつ。 織ってる間、ただひたすらに繊維を落とします。 織り上げたら、よーくよーく洗います。ザブザブと。 ぱんぱん!と叩いて、更に余計な繊維を落として乾かして。 何度かお使いいただくうちに・・・ ジュート特有の匂いも、余計な繊維も落ちた頃・・・。 しっとりとした、美しいツヤまで生まれます。 ![]() 全然カッコつけてないのに、カッコイイ男前な感じがして・・・。 半巾帯大好きな私(エツコ)にとっては、このシリーズが キングオブ半巾。締め心地バツグンです。 なんせ、荷造り紐ですから~(笑)。 ただし・・・。織るのは大変・・・。 蔵前のクニヒサの実家で、先代からお付き合いのある酒屋 さんに頂いた前掛けが助かります。 これは(沖縄の泡盛なのかな!?)、最近のモノらしいのだ けれど・・・。「エツコさんは、汚い古いモノも好きよ~」と、 母が言ってくれたらしく・・・。先日どっさりと、年季のたった 「お年賀」とのしのついた前掛けを頂きまして・・・。 それらがまたイイ感じなのです!! 染めの具合も、腰紐の織り紐も・・・。 長いこと倉庫の片隅にあったらしく、「カビ臭いから洗ってね」 とダンボール一箱分!! ジュート麻を使ったシリーズ・・・。こりゃ、一生作れそう(笑) この新作の半巾帯は、2月に名古屋のMONONさんに出品を予定しております。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2011-01-26 21:39
| 着尺・帯
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by senshoku-iwasaki
| 2011-01-24 20:21
| 工房改築
青木間道をモチーフにしたシリーズの最新作は、赤い縞。
南方渡り・・・っぽい間道らしい間道かと。アフリカの縞のように見えたらいいなぁ・・・。 iwasakiの織物は、アイティムとしてより、織物として捉えてもらえたらとってもウレシイのです。 「私、赤は着ないのよ」という方も。 「この生地の感じ、面白いかも!?」と思ってくれたらイイなぁ。 ![]() ![]() ▲
by senshoku-iwasaki
| 2011-01-23 21:31
| 着尺・帯
![]() 時間が・・・結構かかりました。 前半はクニヒサの屋根裏改装で、落ち着かず。 後半は、本職の大工さんが工房の改装に入ったりで。 クニヒサのインパクトドライバーは、安物なので軽~い音 がしていましたが、さすがプロ、お道具の音から違います。 「私もマキタ製の力のあるヤツ欲しいかも!?」クニヒサ。 「日曜大工とかキライなのに?」私。 「そーでした。でも、道具もイイのはカッコイイ。」クニヒサ。 そういえば。 iwasakiのはた織りのお道具は、ほとんどが京都西陣の はた道具だけれど、確かに他の地方の道具に比べると 『シュッ』とした京都らしい美しさがあるかも・・・。 オール手動の古典的なお道具類だけど、さすが都製です。 今日はクニヒサも『ガーナチョコ』のような八寸を織り上げて。 午後3時ころから二人で 裏庭の積もり積もった落ち葉と、 山の水が湧いてくる溝のドロ払いを。ちゃんととりかかった のは七年ぶりなので、ものすごいコトになってました。 今度は その湿気た裏に、コンクリート工事が始まります。 ・・・じゃないと、夏場の『ヤマヒル』が怖くてぇ~。 考えてみたらこの工房、実に七年掛かりでやっと住めるよう になりつつある・・・感じ。お金がないから、一つずつしかプロ に頼めない分、イロイロ考える楽しみがあります。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2011-01-19 20:24
| 岩崎のある日
![]() 3ツ又になった樫の枝に、お団子を刺して・・・。 お正月のお飾り、お習字なんかと一緒に燃やすどんど焼は、 我が家のチビッコたちも楽しみの一つらしく。 寒空の下、その後は近所の子供たちが珍しく外で楽しそうに 遊んでいます。 「Sくんのお習字、ビックリする程上手いんだ・・・。」クニヒサ。 「Sくんは坂下(この集落)の『デキスギ』だからなぁ。」息子。 「宿題済ませてから遊びに行くように!!」 私に睨まれて(笑)仕方なく(!?)大急ぎで宿題を済ませて すっ飛んで出ていった息子・・・。なぐり書きの宿題は、 もともと汚い字が更に躍っていて・・・『ヒドスギ』。 『ドラえもん』に出てくる、『出来過ぎ』クンは確か・・・有名大 学を出て、立派な社会人になるんだったっけ。 んまぁ、『しずかちゃん』と結婚できるのは、『のび太』クンと いうのが救いかなぁ・・・。 それにしても。バカには効かないようだけど(笑)、どんど焼 のお団子は、毎年我が家に健康をもたらしてくれ・・・。 今年もとりあえず、健康第一で過ごしたいものです。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2011-01-16 15:04
| 岩崎のある日
![]() いつもお世話になってる、 川合さんのご出身が足助町。 白粒餡の最中。おいしい煮豆 をサクッとした皮で頂いてる~ って感じがします。 当然のことながら・・・。 ご当地最中って、ご当地の数 だけ違ってて、それぞれに 味ワイが違います。 帰省のお土産に何度か頂いて いるのだけど、食べながら・・・ まだ行ったコトない、足助の町 とか、この最中のお店とか・・・ 勝手に想像するのが、 また楽しいお茶のひとときです。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2011-01-14 21:03
| 最中
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