![]() たタテ糸がシルバーグレーと金茶です。 ヨコ糸のイメージ的には『デメル』のクッキー缶やボックスの パッケージ。(ウィーンのアーチストによるものらしいです) 上田馬之助とタイガージェットシン、そしてそしてデメルとい う・・クニヒサとエツコの頭の中は異色のタッグマッチ(笑)。 でも、決してふざけていませんっ!大真面目です! 今は寒いけど、もうすぐ立春ですもの。心躍る、春の色を。 伊勢丹に出展する、これらのストールの荷造りを終えて。 ずっと気になっていた、裏山の片付けをこの週末にしました。 昨年秋の台風で、大きな樫の木が折れてようやく所有者の 方が業者さんに剪定を頼んでくれまして。枝を処分するのも 大変だから、薪ストーブがあるなら使ってくれと言われ・・・。 有難く使わせていただいているものの、枝といっても大きく て。クニヒサが丸ノコで切れそうな、直径10センチくらいまで のものを引き出していたところ・・右腕が腱鞘炎に(トホホ)。 運び出しを喜んで手伝ってくれたチビッコたちが使える! やっぱり若いってスバラシイ(涙) 「2時間は働いてくれたから、今日は1時間ゲームしてよ し!」小3の息子は、DS(ゲーム)に溺れて依存症気味だっ たので、自主勉強30分でゲーム30分の我が家のルール。 「かぁちゃんっ!ホントいいの!?テストで100点とっても 100分って言ってたのに!?」息子。でも100点はナカナカとれないダメ息子(笑)。 「そーよ。労働はペンより尊し。これからもよろしく頼む!!」 少しでも、手を入れるコトで見事にキレイになる山。おまけに暖もとれ・・。息子は二宮金次郎のようにはなれそうもないけど、金太郎のように力持ちになってくれたら助かるなぁ。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-30 21:46
| 纏う布・暮らしの布
![]() 決めてたてるのはクニヒサ。 ヨコ糸を決めて織るのは私(エツ コ)。まるで中島みゆきサンの 名曲『糸』みたいな(笑)。でも、 結成当初から『なんとなく』 一番お互いストレスの無い方法 なので、きっとベストなのだと。 今年で結成20年ですからね、 初期の頃は、「私のタテを、エツ コさんがいつも消す・・」などと クニヒサに嘆かれたコトも(笑)。 それは今もかも!?でもでも 今回はランダムなクニヒサのタテ 縞を、ちゃーんと活かしました! (・・と思います)絹らしいツヤだっ たり、柔らかさだったり、未精錬糸の硬さだったりを複雑に見える糸の交差のなかで感じていただけたら嬉しいデス。 2月1日~7日までの新宿伊勢丹に出展いたします! ジャパンクラフトエナジー~工房からの贈り物~ 2月1日(水)~2月7日(火) 伊勢丹新宿店本館5階=ザ・ステージ#5 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-28 21:27
| 纏う布・暮らしの布
あ
![]() 山の水、ポタポタと蛇口から出ていたのね・・・。 新作の楊柳のストールを、ここのところずっと 夜なべで房ヨリヨリ・・。 手指が慣れると、どんどん加速する私なので(笑)。 クニヒサは「嫌になった」と、後半付き合ってくれなくなり・・。 子供のころ、千葉駅の周りに季節になると、アサリ売りの おばさんたちがいて。 そのおばさんの、アサリを剥く手の早かったこと・・・。 何に憧れたって、その手指だったコトを思い出して、生きてる とそのうち何かに繋がるんだなぁ・・・ なんて変な(!?)実感。 「それでこの寒い中、エツコさんが織って、エツコさんが房を した楊柳のストールを、私が湯通しして仕上げるワケです ね?」クニヒサ。厭味その1。 「いやいや・・これからiwasakiのネームタグ縫い付けたり 地道な作業を私もしているワケですョ。」私。 ![]() けて、まるでここはハワイですねー。」クニヒサ。厭味その2 「いやいや・・ハワイじゃなくて、韓国にしよう!」私。 どっちも行ったコトもないけど(笑)。 田宮亜紀さんの、直火にかけられる鉢を手に入れてから 『スンドウプ(豆腐チゲ)』が寒い日のお昼の定番に。 今日は、ネギとニラもたっぷり入れて・・グツグツの地獄鍋 の状態が食べ終わる頃まで続く・・本当にホットなうつわ。 計画をたてて出かける旅行が、あんまり好きじゃない私は いつも行き先だけ決めて、あとは成り行きまかせ。 そうなると、言葉の通じない海外は絶対ムリ・・・(笑)。 生まれてからずっと鎖国中だったコトに改めて気づき・・。 生きていれば、そのうちどこかに繋がるかも・・・? アサリが入ったら、ダシが出てもっとおいしくなるのかも!? 今なら牡蠣か・・・。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-27 21:59
| いわさきのつながり
![]() 『山の水』の、ホースが凍って 砂利をくつけたまま・・・。 ストーンとは落ちません。 落ちないってコトは、今日の仕事 は合格ってコトで・・・(笑)。 クニヒサ、糸染めや、糊付けの 仕事をしつつ・・薪の準備に、 次に織る半幅帯のタテ糸巻きに整経・・。 「あれやこれやとデキル男のよう ですヨっ!」(持ち上げて)私。 「なんだかエツコさんの尻拭い をさせられてるようにも・・・」 クニヒサ。 ど~ゆ~コト!? ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-26 22:17
| 岩崎のある日
![]() 暮れに、お隣の万沢町で 造園業を営むマドカさんから いただいた桜の枝と皮を昨日から煮出しはじめ・・。 やわらかな、春の色に。 これはタテ糸になる、宮坂製糸所の『座繰り玉糸』。 ヨコ糸になる、まわたのつむぎ糸はこれから・・・。 無地の紬だからこそ、ゆっくりじっくり進めながら Sさまのご希望に近づけたらなぁ・・と。 一年のうちで一番寒い頃。 『山の水』も朝方は凍って出ないので、午後からの仕事。 チョットずつチョットずつ、春に近づく・・・ 今日は春節。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-23 21:12
| 着尺・帯
![]() 綾を落としてしまっては、織物は出来ません。 織物の見所は、色、柄、詩情・・・ばっかりじゃなくて。 淡々と、積み重なってゆくこの綾に、次に出来る織物の イメージが明確にフツフツ・・・と。 織物のイメージは出来るのだけど。 『染織iwasaki』なんていうと、まるで企業みたいだけど 実はたった二人っきりの手織り業(笑)。 展示会や、個展、注文制作・・・。やってみたい試みや、 新しいコト・・。自分たちの全体の仕事のイメージはなかなか 出来ませんで(涙)。おまけに天然のボケが加速中。 今まではスケジュール帳は、クニヒサと共有していました が、そうなるとすぐにお互いを当てにして忘れる・・(笑)。 もともとiwasakiは二人して、 『オレがオレが』じゃなくて『キミがキミが』の精神・・。 2月3月と新宿伊勢丹のイベントがあって、2月には今年も 名古屋のMONONさんでの『伊勢木綿展』に、半幅帯を出展 を予定してまして・・。 4月~5月には愛知県刈谷市の雅趣kujiraさんで、新作の 帯、着尺を出展・・そして5月には夏じたく展のほかに 能楽師の兄の神楽坂のスタジオでイベントを計画中・・・。 あわわ・・。先週、今週、来週・・とずっと手は動きっぱなし。 スケジュール帳を確認しつつ、綾をしっかりとらないと・・・。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-20 21:39
| 工程
出展いたします。今回は新作のストール、ショールを持って・・・。と、年末からかかっておりまして。
年明けからは、新作の楊柳をイロイロ・・・。織っております。 2月初めなんて、ホントは一年で一番寒いときなんだけど。デパートだし、それもオシャレな新宿伊勢丹だもの・・ シルクでも、春夏向けのカラーと肌触りのものを・・・とせっせと制作中。 日本っぽい色、ヨーロッパっぽい色、アフリカっぽい色・・・。色もイロイロ。 まわたから紡いだ太めの糸、細めの糸、セリシンを残したシャリシャリの生糸、よく練った絹なりのする生糸・・。 夜は房をヨリヨリ・・・。 「エツコさん、早すぎる~!」クニヒサ。 「はっはっはっ~特技と言えるかね?」 「・・・言えるでしょう。」クニヒサ。 息子と同じ、褒められると伸びるタイプと思いたい私(笑)。 まわたつむぎと房のヨリヨリ、こうなったら今年は更に、磨きをかける年にします! ジャパンクラフトエナジー~工房からの贈り物~ 2月1日(水)~2月7日(火) 伊勢丹新宿店本館5階=ザ・ステージ#5 出展作家 おかや(木工) 神田正之(ガラス) 工房フジサワ(木工) 松野章弘(陶工) 村田肇一(動物オブジェ) LIFE afa(ルームウェア) 大原工芸(木工) 染織iwasaki(染織) 渡辺彰(江戸指物) 蜂谷隆之(漆器) ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-17 20:56
| 展示会・お知らせ
![]() 隣の集落などは、獅子頭がいつの頃か・・酒代に消えた という噂もあったりで(笑)町内でも少ないらしく。 いつもはひと気の無い、我が家の周りが朝方からなんとなく ザワザワ・・。お神楽も回ってくるから、庭の掃除でも・・ と思ったときには、カメラを肩から下げたギャラリーが・・。 それも一人や二人じゃないものだから、結局家から出るのも 気が引けて・・・そのままに(笑)。 新築や新入居の場合は、『松』コース。フルに舞ってくれる ので、いつの間にやらいろんな知らない人も我が家の中に。 「カメラ持ったおじさんにさぁ、『あの辺に自然に立って』 『もっと素朴な感じ・・』って言われてもなぁ。」息子。 「あーた、バカボンみたいなキモノ着てたら喜ばれたかも ね~(笑)。」 この集落のお神楽は、30年くらい前に当時の青年部が復活 させたとか・・。 「イワサキさん、来年から一緒にやりましょう。」と、 誘っていただいたものの・・・クニヒサ、何が出来るかなぁ。 篠笛なんて吹いたコト無いしなぁ。 舞い方っていうのも・・これまた難しそう。 声が良かったら、唄方なんだろうけど。これもムリ(笑)。 一軒一軒、終わるたびに出されるお酒。獅子頭のように、 お神楽部隊、みんなお顔が真っ赤でしたが(笑)。 下戸のクニヒサ、来年からガンバッテくださーい!! ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-15 20:44
| 工房周辺
![]() 山下さんには、iwasakiのホームページやら、タグなどなど・・ のデザインをやっていただいておりまして。 ホームページを少し、リニューアルしていただこうと。 帯や着尺のタグに、書家の小熊さんの篆刻の『岩崎』を使って 新しく作りたいと思いまして・・・の打ち合わせ。 山下さんは、美大を卒業されてから1年近くiwasakiで一緒に 過ごしまして。その後、東京で染織で独立されて5年ほど。 毎年、ギャラリー工さんでの展覧会では同時に発表してるけ れど。クニヒサと三人一緒で外で会うのは久しぶり。 最近の蔵前周辺。 話題の新しいギャラリーや、ショップが元々の問屋街の中に ポチポチと点在しています。 あいにく祝日で、オープンしているところは少なかったのです が・・・(笑)。 「カードは、ごくフツーのゴシック体なんですが、書体はこれで イイんでしょうか?」山下さん。 「・・うん。なんか、あんまり有難そうに見えない感じがイイなぁ と思ってね(笑)。」クニヒサ。 活版印刷もいいけれど。今、ごくごくありふれたモノの中にで も見方が変わればキラリと光る、声は消えても、ココロに残る 言葉・・山下さんの力を借りて、そんな染織iwasakiを発信で きたらなぁ・・・と思っています。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-13 21:46
| いわさきのつながり
![]() 35年前の私のキモノ。 核家族のサラリーマン家庭だっ たしなぁ・・・。 キモノは吊るし、帯は付け帯。 (しかし・・『吊るし』って言うと、 すごく粗悪みたいな響きだから 不思議デス。洋服だと高級ブラ ンドだって大抵『吊るし』なワケ なのに・・。) お陰で着せるのもラクラク。 ピラピラで軽いから(笑) 娘もキャッキャッとはしゃいで おりましたが・・・。 ![]() に、60年前にクニヒサの母が締めた帯。 髪と着付けは、祖母の代からの柳橋の髪結いさんに。 この日のために、暑い夏もずっと髪を切らずにいた娘。 髪結いさんに、「終わったら、うんと短く切ってね。」と約束。 頭は重いわ、キモノは重いわ、帯は重いわ・・・。 着付け最中に涙目。「お母さんのは軽かったのにぃ・・」 「絹の価値は、なんといっても目方なのよ~。」私。 「おっ!金と一緒じゃんっ!」息子。 「よく知ってるじゃん。昔だったら、こんな垂れモノは小判で 取引されてたかもよ~ん。」 榊神社で神主さんを待つあいだも、娘だけはこの苦痛がいつ まで続くのか不安顔。 無事お参りも終わって・・やっと一つ、節目を過ぎた気分。 昨日は晴れ着姿の成人式のお嬢さんを見かけつつ・・・。 『ギャル風』もイイけれど、13年後も『柳橋風』の髪と着付け 姿が見られたらイイなぁ・・。 さて・・。ステキなお姉さんになってください。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-01-10 21:18
| 岩崎のある日
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