1 ![]() ような印象がありますが・・・。 今回のiwasakiの場合は、趣旨がチョット違うのです。 自家織物好きの私たちは本来、縞や格子といった潔い 織物が好きでして。絵羽仕立てのような、デザイン先行で は考えるコトが出来ないのです(笑)。 性分だからしょうがないのだけど、自分のイメージ通りなん て何に措いてもつまらない!!『思いもかけず・・・』が一番 面白い!と思っちゃうのが私の魂の声でして。 今回の着尺のヨコ糸は、ほとんどが今まで織ってきた紬の 残り糸なのです。お茶や矢車附子、桜や梅などで、今まで グレーの紬を随分織ってきました。つむぎ糸は太い、細い がかなりあるので、糸は足りないといけないので必ず多め に用意します。なので、いろんなグレーがいっぱい! 以前、グレーだけで14色使って規則的な大きい格子を織 ったので、今回はグレーの上に染め重ねた小豆色でぼか そうと。ただ、元の色が違うんですもの・・・。濃淡イロイロ。 杼は11丁!設計図は、3パターン!しかも長くなった(泣) 老眼鏡が手放せず、集中力きらせず。『無口なかぁちゃん』 に、学校から帰った子供等は、なぜかホッとしている様子。 『無口なかぁちゃん』、ストレスは溜まりますが、きっと仕立 てると人によって『思った以上に』面白いを・・・期待して。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-09-26 21:09
| 着尺・帯
![]() ゴミの分別が細分化された南部町。 生ゴミ、プラスチック、ミックス紙・・・。生ゴミくらい、せっかく の田舎暮らし。土に返すようにしたいものなんだけど。 町内でもクマの目撃情報があるらしいので、動物の餌場に なっても怖いので。タマゴの殻や、コーヒーやお茶がらなど は花壇の隅に穴を掘って入れているのだけど。 昨日夕方、鍋に火をかけながらちょっと外に出ようと思った ところ・・・ニョロニョロ~っと。え!?家の中ですってば! しかも、リビングです(涙)。こういう非常事態に限って・・・ チビッコたちを向かえにクニヒサも居らず。ひぃっ!うぇ! あまりにもビックリすると、声も出ない・・・目を離すとこの 小さいけど、赤いヘビに噛み付かれるかも!?とか・・。 恐る恐るカメラに撮って、様子を見るうちに・・・床と壁の隙間 にシュル~っと消え行く赤いヘビ。 「ふぅーん。マムシじゃなくてよかってね。」 「コオロギ追いかけて、間違って入ってきたんじゃない?」 「チョットチョット!!なんで、あーたたち落ち着き払って!」 調べてみたら、『ジムグリ』っていう、ヘビなんだそうで。 山の中にいる、毒の無いヘビでネズミなどを食べたりするそう。もうちょっとで素足で踏むところだった・・・(怖)。 それとも・・・。大して驚かないチビッコたちといい・・・。 ひょっとして、お彼岸におはぎでもつまみに天国から来た、真っ赤に酔っぱらった父だったりして(笑)。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-09-22 21:49
| 岩崎のある日
![]() 一番いろんな素材を同時期に 使うときでして。 工房にある、4台のはたには全 て糸がかかっている状態。 織り手は二人きりなのに(笑)。 着尺に帯地に、ショール地に マフラーと。それぞれ絹糸でも 太さも違うし、ウールなら尚さら なんだけど・・・。ここにある他 にも10丁くらいあります。でも 元々は、こんなにはなくて。 少しずつ作るものに合わせて 買い足したり、縁あって譲り受 けたものだったりとイロイロ。 最近譲り受けたお道具は、 30年ほど前に、紬織りの大家について学んだ方のもので。ご結婚とともに20年以上しまいこんでいたというもの。 ほとんど使っていない、まっさらな杼に、『昭和54年12月』なんて文字を見つけて・・・。 私が今の息子と同じ、10歳のころ、33年後にこんな出会いがあるなんて!人生って、思いもよらない出来事の 連続なんだなぁ。その10年後に織りの道に迷い込んでしまった・・・私たち。 『続ける』コトが出来るのは、とても幸せなコトなんだけど。 女の幸せとなると・・どーなんだろうなぁ・・・。安定とはとても言い難い(笑)、相変わらずのiwasakiのいかだ舟(涙) いやいや・・・いろんな素材の、いろんな人の夢を乗せたシャトルで宇宙まで(!?)ガンバッテみようと思ってます。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-09-20 22:11
| 道具
![]() なにやら生えている・・・・。 「アレレ!?トマトじゃんっ!」クニヒサ。 「ええ~っ!!」 「うっそぉ~!」 「かぁちゃん、ホントだよ~!トマト!ミニトマト!!」娘。 「オレなんか、学校で苗から育てたのに・・・ただの一個も 生らなかったのに・・・まさか!の生ってる!!」息子。 実は、このお家の前に大きな柿の木があって。 どういうわけか?毎年梅雨明けころの、小さな青柿をサル が大勢でやって来ては全部食べちゃう。 そのときに屋根の上でしでかした(!?)糞から出たのか。 それともトリなのか? ![]() 「色づく頃になると、人間のヤローが採るからなぁ。まったく 油断も隙もねぇな。高いところに植えるか」って?私。 萱の、湿り具合がイイのか?栄養がイイのか(笑) もはや・・プロの板金屋さんだって、危なくて上りたくない 空中菜園。食べごろは来週ですよー。おサルさーん! ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-09-17 20:13
| 工房周辺
![]() Mさまのシルクのインバネスコートになる生地。 Uさまのジャコブウールとシルクのケープになる生地。 フタタビノフクロ2012になる、裂き織りの生地。 そして今年初めての試みの、楊柳のストール・コロンの ネックウェア用に織った生地。 ネックウェアの裏地用に、国産のシルク地を染めて。 なんせ、100センチ近い幅の生地と一緒に送るので発送 用のダンボールも、大きくて丈夫そうなダンボールのカタチ を変えて・・・の手作りです。 毎年『日本の夏じたく』展が終わると、12月にギャラリー工 さんでの・・昨年の『ゆきかうもの』展でのご注文分の生地 にとりかかるのがここ数年のiwasaki。 暑~い季節に、真冬用のあったか~い織物づくり(笑)。 これから 10月、11月、12月・・・と。あったか~い織物がメインの 個展が続きまして。 秋の工房展もやりたいと思っているところなのですが・・・。 10月は、静岡県富士宮市のRYU GALLERYさんで、 17日~28日まで開催します。 13・14日は松本で、京都の下村ねん糸さんたちと一緒に 繊維の素材展+染織道具展にもチョット参加・・・。 11月は、静岡県御前崎市での7回目の個展。 12月にギャラリー工さんでの『ゆきかうもの』展と。 工房展、いつ出来るかしら~!?いつもドタバタのiwasaki(涙)。 私(エツコ)もストールを中心にずっと織っておりましたが、ここいらで一回・・ソウルフルな着尺(!?)を織りたいな ぁ・・・と思っておりまして。今月中には取り掛かる予定・・・。できるかなぁ・・・。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-09-13 21:19
| 岩崎のある日
![]() といえばクニヒサ(笑)。 カセから木枠にグルグルグル・・・と、回転数を数えながら 巻き上げるのだけど。先日手に入れた、『ぜんまい』だと とりあえず木枠に上げるところまでは・・何カセか同時に進 めることが出来はしますが。そこからもう一度、整経に必要 な量=回転数分巻きなおす・・・という作業になります。 iwasakiでたてるタテ糸の長さは、長くても全長25mくらい ということがほとんどなので、小分けしないとならないのが 残念といえば残念なわけだけど、ほぼ毎日のようにクニヒ サ『ぜんまい』を稼動させております。 これは次にかかる、昼夜織りのマフラーのタテ糸でシルク。 ヨコにはウールが入ります。こういうツルっとした、絹糸は 『ぜんまい』は得意みたいだったけど、今日かけた着尺の タテになる、玉糸は苦手だったようでクニヒサ、つきっきり の糸巻きとなりました(笑)。さすがグルグラー。 機械まかせだけには出来ないって感じの背中(笑)。 『ぜんまい』のグォ~っというモーター音が、『生産中!』 と言ってるようで・・・なんだか活気付いているような気に なってるつもりのiwasakiなのですが・・・。 家内制手工業化にはナカナカなれそうもありません。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-09-10 21:18
| 工程
![]() 初のモーター付き・・・と言いつ つ。あれ!?まだあった! もう10年以上前になるけれど お世話になっている、Nさんに いただいたものです。 木枠や、コーンなどに巻いた糸 からカセに上げる・・というコトは ウチでは、そうたくさんはないの だけれど。たまにあるのです。 そういうときはホントに便利! こちらのメカは、多分最近・・・ 平成生まれかな(笑)。ものすご く静音タイプ。この辺りの古い 民家で明治と大正くらいの差 を感じたのは私だけ!? ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-09-07 20:59
| 道具
![]() 秋が近づいていても、まだま だ勢力衰えず・・・。 落ち葉に乗っかってきたのか 車にくっついていて、ギョウェ~ 今年の夏こそは、ヒルにつかれ (憑かれ!?)ないぞ!と心に 決めて(笑)草むらに入らない とか、草刈りは長袖長ズボン 長靴にピッタリ手袋に酢をつけ て・・・の重装備だったのに。 今朝、子供らとバス停まで歩い て上ってくる帰り・・・車で降りて きたご近所さんと立ち話してい たら、チクリ。ソックスの上から やられてしまいました・・・。(涙) これから・・・道は、くれぐれも真ん中を歩くことにいたします!! ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-09-05 20:19
| 工房周辺
![]() Mさまのシルクのインバネスコート地。 生地幅約95センチの、無地なんだけど無地じゃない・・・ この生地。筬目に入った、タテ糸は同系色で細い縞なん だけど、本数が違うので見え方が違って見えます。 ヨコ糸は野蚕系の玉糸で、カセによってはちょっと扱いに くかったりして(笑)クニヒサも思ってたより、時間がかか った様子。生地幅が広いのも、右と左で同じテンションに するのも難しいのです・・・。アーチが問われる仕事なの で、広幅はクニヒサの担当の一つ。 まだまだ残暑の続く日々ですが、秋冬に向けて・・・ 私(エツコ)も暑苦しい(!?)ショール、ネックウェア地 などなど・・・制作中。 今年12月のギャラリー工さんでの、『ゆきかうもの』は 15年目にして、工さんではひとまず最後の展覧会になり ます。盛りだくさんの15周年記念の『ゆきかうもの』にし たいと思っております!! ▲
by senshoku-iwasaki
| 2012-09-03 20:44
| 工程
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