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彫刻屋 近正 の木彫とコヨミ『一緒に暮らしたい彫刻たち』
小津和紙ギャラリーさんで、12月3日(月)~8日(土)開催されます!

彫刻屋 近正10周年となる展覧会だそうです。
近正匡治さんの木彫と、近正千広さんのカレンダー「コノミノコヨミ」。
今回は干支の兜をかぶった「ムシャ人形」のほかにも、肖像彫刻や新作小品も出品されるそうです。

近正ご夫妻の世界は、近正ご夫妻じゃなきゃ絶対に作り出せない世界でして。
iwasakiもお二人の大ファンなのです。。。
大好き過ぎて千広さんに、今年の『日本の夏じたく』展ではiwasakiの扇子(織物工程絵図)を
無理言ってお願いしてしまったくらい・・・(笑)。
もちろん大のお気に入りで♡、そのモチーフでiwasaki便箋も作って頂きまして。
仕事上お手紙添えるコトが多いのですが。
最近は漢字が思い出せなかったり、文章が書けなくて(涙)ブルーなキモチ続きだったので、
ステキなオリジナル便箋にキモチが上がっている日々です。
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「ポスターを作ったので貼ってもらってもいいですか?」と千広さんからお預かりして。
キャー(≧∇≦)。いのししカワイイ!すぐに工房のガラスに貼りまして。
ご案内ハガキも横に。。。
午前中に近所の保育園からお向かいの「御蔵前公園」に園児たちを連れて遊びに来るのですが。
チビッコたちにこのポスターが大反響。
毎日必ず同じ子が、指さしてギャハハ・・・ってウケている姿を見ると、子供もツボがあるみたい(笑)。

会場の小津和紙さん、蔵前からもほど近い日本橋本町です。
実はiwasakiも。7日から浜町の衣裳らくやさんでの展覧会なのですが。(只今悪足掻き中・汗)
近正さんの展覧会は是非とも!拝見したいと思っています。


by senshoku-iwasaki | 2018-11-30 22:38 | いわさきのつながり
大當祈願。
『ピコタン』と勝手に私(エツコ)が呼んでいるこの子たちは、
タテ糸を経てる「整経」という作業のときの副産物。

iwasakiの織物は、整経は全てクニヒサがしております。
整経を終えて最後、裁ちばさみでチョキンと糸の束を切ると・・最初に糸をかけた部分が残ります。
その最初の部分がピコタン。

うっかりすると。
クニヒサは捨ててしまうので、結成当初から私がせっせとゴミ箱までチェックして拾い集めて。
別に何にするでもないのですが、ムショーにカワイイのです(笑)。

ここにあるのは蔵前工房に越してきてからのピコタン。
今は整経台の隣りに(置いた椅子の上に)ブリキ製の繭皿を置いて、その中に。

私たちがちょうど小学生のころ流行ったピコタンは、ガチャガチャのおもちゃで手をつなぐ人型のもの。
このピコタン手はつなげないし、この成りがカワイイから解いて繋ぐつもりもないけど。。。
たくさん集まるとまるで宇宙のようで。
糸屑が星屑たちのように輝きだします。
ああ、確かにこれらの親分たちを織ったんだわ・・・と。
願わくば、この子たちの親分が大當の人気者になりますように。。。

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by senshoku-iwasaki | 2018-11-28 22:02 | 工程
下町ブルース。
蔵前で暮らすようになってから半年が過ぎ・・・。
最近はマンションも増えて変わりつつあるとはいえ、この辺りは商業地。
朝は6時半から7時半頃、夕方なら6時から7時頃になると周辺から聴こえてくるシャッターのブルース。
物憂げなチューバのようにも、街外れにやって来たサーカス団からの象の鳴き声のようにも。。。

春に増孝商店のシャッターを見て頂いたご近所の業者さん。
「こちらのシャッターは全く問題無いですけど、玄関ドアのクローザーがもう限界のようなので取り換えた
方がいいですよ。」
どうりでそっとしてもバタン!と閉まっちゃうと思ってたんだわ・・・。
「このままだとガラス戸を痛めちゃいますから。でもこれは古いですね。現役最古かもしれません(笑)。」

そんなこんなで先日。ドアクローザーを取り換えて頂きまして。
「あのぅ・・。古いその部品、貰ってもいいですか?」私。
「コレをですか!?油だらけだけど、どうするんですか??」
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このビルはクニヒサが生まれた年に建ったものなので、ビルの扉は。

クニヒサが生まれた朝も。お爺さんが倒れた午後も。お父さんが逝ってしまった夏の日も。
扉を開けて、そして閉めて。岩崎家とともにずっと一緒に見守ってきた半世紀。

おぉっ!若き私(エツコ)が初めてこの家にやって来た日も知っているハズと思ったら、
なんだかとても愛おしいモノに見えまして。
このビルの破片たちと、南部町の工房の破片たちもトイレにディスプレイ(!?)して。

このビルがブルースを唄う日も近いかもしれません。。。


by senshoku-iwasaki | 2018-11-24 23:11 | 岩崎のある日
残りの「今年」もフル回転です。。。
春のお引越しから・・・仕事場が変わって、勝手が違って。
蔵前工房の制作回転を少しでも滑らかにしたく・・・。日々足掻いてはいるのですが。
気がつけば、今年もあと40日!?オヨヨ・・・。
こうなってくると、息子や娘の学校の三者面談やら、PTA行事やらで欠ける時間すらキビシイ状況に(笑)。
工房の3台の機には常に経糸をかけて、用事で出かけても一目散に帰っては仕事に戻って。
今年お納め予定のご注文の着尺たちに取り掛かりながら・・・。

お世話になっている、染織こうげい・浜松店さんでは22日から。
『第7回 染織こうげい展』が開催されます。
諸先輩方の作品が並ぶ(すごい!)展覧会です。
iwasakiは、半巾帯「冨貴寄せ」シリーズから最新作を数点出品いたします。

◎第7回 染織こうげい展◎ 11月22日(木)~26日(月) 染織こうげい・浜松店

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木枯らしが吹き始めると、ふのりをつけた絹糸がパラリとキレイに乾きだします。
のり付けには適した湿気。でも手指も荒れやすいこの季節。
指先が荒れると(糸の)カセを乱すので、ハンドクリームが手放せない季節になりました。。。


by senshoku-iwasaki | 2018-11-20 21:33 | 展示会・お知らせ
Kさまの御柱太織りは、黒×茶の三つ崩しです。
お世話になっている染織こうげい・浜松店さんで昨年からご注文頂いている御柱シリーズ。
渋めの茶と黒の組み合わせは、やっぱり。間違いなくイイ感じ(笑)。
糸味と織り味と。で、この色合わせとなれば・・・
北風が吹き始めるちょうど今頃でしょうか。。。霜降り月の頃からが似合います!
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御柱太織りシリーズ、この度シリーズ名を『御柱織り(おはしらおり)』に改めまして。
近くこのシリーズだけでiwasaki版、縞帳を作りたく・・・。
ご近所の『カキモリ』さんで特製のノートを作ってもらってワクワクの私(エツコ)。

何てことないフツーの日好きのiwasakiにとって縞帳は、織物屋としての憧れ。
奇をてらわない健やかな何てことない縞・格子は、
特別じゃないありふれた、だけど幸せな毎日の日のもの。
この御柱織りは、特に糸が贅沢に太く。一見の素朴さとは裏腹に絹量の多さはダントツ。
ほっこりと、たっぷりと。単衣でしっかりと暖かい。
マットに見えて、光の当たり方でびっくりするほど光沢もある。

まだまだ6反ほどしか制作しておりませんので、縞帳が分厚くなる日は先になりそうですが。
Kさまにお色を決めて頂く際にサンプルとして織った、3種の茶の入った切れ端も縞帳用に。。。
この頃・・・本当に我ながら呆れるくらい物忘れが激しくて(涙)。
自分で織った記憶も途切れがちなものだから、とにかく記録して(笑)。
更に生地まで貼り付けておけば、明日の自分にとっても間違いなし!?なんじゃないかなぁ・・と。

問題は『カキモリ』さんのノートがそれだけで素敵なものだから。
いつになったら生地の切れ端を貼り付けられるか・・それがチョット気がかり(笑)。





by senshoku-iwasaki | 2018-11-13 23:08 | 着尺・帯
Iさまのお蔭で『冨貴寄せ・糸ぢから』角帯バージョンも出来ました。
先日の染織こうげい・神戸店さんでの展覧会で、新作の半巾帯『冨貴寄せ・糸ぢから』をご覧になって
「こんな感じで角帯を・・・。」とご注文くださったIさま。

今年どうしても作りたかったシリーズのひとつの。
何てことない縞・格子なんだけど、ヨコ糸に私(エツコ)が手つむぎしたマーブルまわた糸を散らした
『hands,hands,hands』の淡い万筋と合わせてご主人用にと。
あぁ嬉しい。
だってどちらも心底iwasakiの大好きな、超(!?)自家織物的!がテーマなんですもの。
それもMen'sとなると。全面にキモノが、そしてこの角帯が。
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この角帯、タテ糸はリネン。ヨコ糸が絹です。
リネンのタテは光沢が無いのだけど、ヨコに光沢のある生糸に光沢の無いキビソ糸。
緯吉野の凹凸と、光沢による凹凸と。
半巾も味わい深かったけど、角帯は面積が狭い分もっと凝縮感が・・・。
こうなるとやっぱり。
糸使いを変えて・・・弟分も制作したクニヒサです。

こうげい・神戸店さんより、Iさまとても喜んでくださったというご連絡を頂いて。
本当に嬉しく・・・。
あとはご主人がお召しになって、
じわじわとお気に入りになって頂けたら!もうこれ以上の喜びはありません。。。


by senshoku-iwasaki | 2018-11-08 22:19 | 着尺・帯
地紋の『木漏れ陽』シリーズ、Tさまのはターコイズドロップです。
年に数回のiwasakiのshop『増孝商店』を楽しみにしてくださっているTさま。
Tさまはターコイズブルーがお好きで。
以前制作した吉野格子の着尺を一目でお選びくださったのですが、そういえばターコイズブルーでした。
地紋のあるシリーズの中で、タテヨコにグラデーションにしたグリーンの『木漏れ陽』という着尺を見て。
「これで淡いターコイズブルー系にしていただけますか?」
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何度かTさまとお色の打合せをさせていただいて。
このシリーズ、濃・中・淡・淡淡の4種類の色で構成しておりまして、そのコントラストが鍵となる
ものでして・・・。強ければグラデーションは綺麗に見えますが、地紋の丸が見えにくかったり。
弱いと今度は、グラデーシン自体がよく分からなくなってしまったり。
実際に糸を染めてからご覧頂いて、お持ちの吉野格子のときとは色の印象がもう少し変わるように・・
濃・中色を、若干グリーン寄りのターコイズに染めたクニヒサでしたが。
Tさまはやはり、グリーンに寄らない感じがイメージのようで・・もう一度ブルーで構成し直して。

タテ糸を機にセットしたときから。
これは本当に綺麗で。あぁ、美しいなぁ。。。と。。。
ヨコ糸を入れ始めたらまた。あぁ、なるほど。。。
前回の深いグリーン系の時と比べて、全体的に淡いので光を集めて輝きだすのです。
これは間違いなくTさまにお似合いになる!もう着物となったお召し姿まで目に浮かびまして・・・。
こうなると。
織り進みはさくさくと進んで(いる気分・笑)。

今回の『木漏れ陽』があまりにも綺麗だったのと、このシリーズは一越ずつ越し数を数えて丸を作るので。
眼と、手と、4つの踏み木を踏む足の、慣れているうちにもう一反作りたくなってしまって(笑)。
次回は無彩色な『木漏れ陽』モノトーンを制作したく・・・今日クニヒサは、整経を終えました。




by senshoku-iwasaki | 2018-11-03 23:10 | 着尺・帯
10月は瞬く間に過ぎ去って・・・。
とうとうカレンダーもあと2枚となってしまいまして。
10月はなんだかもう、記憶も途切れ途切れ・・・(涙)。

染織こうげい・神戸店さんでの展覧会があって、息子の高校の保護者会があったり、
娘の中学の文化祭やらPTA部会があったりと。オヨヨ・・織らないと進まないのに。。。
中学に母親が来るのを、あんまりというか全く歓迎していない娘は、学校の案内はまずしないのだけど。
あらあら嫌われたものだわね~と思いつつも。まぁそんなもんかとも納得もしていたり。。。
ところが、「かぁつん、付き合って欲しい催事があるんだけど・・・。」と誘われたのが
先日、奥浅草で開催された『革とモノづくりの祭典・浅草エーラウンド』中に同時開催されていた
台東区立産業研修センター内にある、浅草ものづくり工房の施設公開でした。
奥浅草は、靴製造の街でもありまして。
メーカーもブランドも、それらのシューズをOEMで手作りしている工房も数多くあるようなのです。
娘は小学校の頃からそういう仕事に憧れがあるようでして。
「よっしゃ、職人さんと職人気質のモノを見る目ならチョットだけ自信あるでぇ~!」私(エツコ)。
「うん。それだけはそう思う。」娘。あ、それだけ・・なのね(笑)。
忙しいんだけどなぁ・・・と思いつつも、クニヒサも引っ張り出した甲斐がありました。
とても楽しく興味深い催事でした。娘の、いつもとは違う眼差しにも。

そして先週末娘に連れ出されたのは、都立工芸高校の文化祭。
アニキの通う高校とは対照的な感じで楽しそうで。。。
ついこの前もアニキの学校の進路説明会が私にとっては、まぁ~つまんなかったので(笑)。
でも一応(!?)保護者の頷きで、聞いている顔をしてきたものの。はて、アイツはどうするのかなぁ?
同じ兄妹でも目指す方向でこんなに違う高校生活になるのかぁ。。。と。
私も初めての専門高校にワクワク。
いろいろな科があるのだけれど。
「アートクラフト科かマシンクラフト科かなぁ」と夏の学校説明会では言っていた娘でしたが。
実際に実技室の大型の機械たちを目の当たりにして。これまたとても楽しそうに旋盤を動かしながら
説明してくれる生徒さんたちに・・・すっかりその気になってしまった様子の娘。
「問題は、最近人気があって偏差値が上がっているらしいの。。」勉強ニガテ娘。オヨヨ。。。
「まぁ。あと1年あるから、精々頑張って。頑張ってダメなら他にもたぶん、道はある!」私。
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浅草ものづくり工房で入居されていた『セカンドオーシャン』さんの靴底縫い機械。
おぉぉ、糸はラミー(苧麻)を使うのね。。。
デンマーク製とドイツ製とイタリア製があって・・それもビンテージ。
それがまた使いやすいそうで。その方もこの上なく楽しそうに仕事のお話しをされていて。
「どれもカッコよかったけど、しょーこもね、自分でメンテナンスも出来るといいなぁと思って。」娘。
いいねいいね。自分でお道具のメンテまで出来たら、仕事への愛着はきっと倍増だわね。。。

娘のお蔭で私もクニヒサも。知らなかったコトや場所や仕事にへぇーと感心。
息子の大真面目に「公務員とか考えてる」発言にも。

小4男子の感覚のままの母親の。影響力は反面なのかどうなのか・・・。
それでもまだ少しだけ頼られているみたいなので・・・。直観と直感だけは研ぎ澄まして。
私なりにチカラになれたらイイなぁ。。と思っているうちに終わってしまった10月でした。




by senshoku-iwasaki | 2018-11-01 23:36 | 岩崎のある日